まさひとのブログ

イラストの公開とゲームの進捗状況をお伝えします。
最近は小説を書いています。

『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読みました

僕は中学生のときから村上春樹の大ファンで、大人になった今でも読みつづけています。
いちばん最初に読んだ小説は『ノルウェイの森』でした。
地元の教育大学の四年生に塾の講師がいたのだけれど、その人は僕にとっては家庭教師の先生でした。

ある日、先生は僕にこう言いました。
「まさひとくん、きみは小説を読みなさい」

僕はそれまで小説を読んだことなんてなかったし、読んでみたいとも思わなかった。
はっきりいって興味の対象外だった。
いったいどういう理由で僕のような生徒に小説なんかを薦めるのかわからなかったけど、先生が読めというから仕方がなく読んでみることにした。
そして僕は先生が住んでいる近所のアパートまで足を運び、一冊の本を受け取った。
それが村上春樹の『ノルウェイの森』だった。

読んでみると面白かった。
読者を物語の中に惹き込む力があるし、僕はすぐに夢中になって、食事も摂らずに徹夜で読んだ。
そして感想文を書いて提出した。

「村上春樹を読める人間なら小説家を目指してもいいぞ」
と先生は僕に言った。

僕は小説家になりたいとは思っていなかったし、それ以前の問題として、高校受験が迫っていた。
そのとき僕の頭のなかには志望校に合格することしかなかった。
先生は就職の話が好きな人間だったけど、僕はあまり好きではなかった。
まだ14歳の少年は働いてみたいとも思っていなかった。

「その他にも面白い小説を知っているなら教えてください」
と僕は訊いた。
「辻仁成の海峡の光を読んでみろ」
と先生は答えた。
海峡の光というのは売れている小説で、芥川賞受賞作らしかった。
受賞作だから読んでみようと思ったわけではないけど、僕は近所の本屋へ行って海峡の光を探した。
それはすぐに見つかった。
せっかくお金を出して買ったものだし、一応最後まで読んでみた。
けど、とくになんとも思わなかった。
もう一度読み返してみたいとも思わなかったし、だれかに薦めるなんてありえなかった。
そして僕はまた『ノルウェイの森』を読んだ。



今月になって、僕はようやく『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読んだ。
ずっと前に買っていたのだけれど、仕事が忙しくて読む時間がなかったのだ。

高校時代、主人公の多崎つくるは5人組のグループの中に所属していた。
その5人組はとても仲がよかった。
しかし、ある日突然つくるは四人から絶縁されることになった。
グループの中から追い出されてしまったのだ。
理由がわからない。
なんの前触れもなく、突然仲間たちから「おまえとはもう会いたくないし、話もしたくない」と言われたのだ。

なぜ切られなければならなかったのか、その理由を知るためにつくるはいろんなことを考えたり行動を起こすのだけれど、僕はそこの部分がいちばん面白かったと思う。
つくるは大人になってから当時の仲間たちと再会を果たし、『シロ』だけはすでに他界しているという事実を知ることになる。
自室で絞殺されたらしい。
葬儀はとっくに終わっていた。

この小説を最後まで読んでみて思ったことがあるのだけれど、結局犯人がわからないように書かれている。
だれが『シロ』を殺したのか?
そこの部分が明確になっていないのだ。
解釈の仕方によっては、つくるが犯人なのではないか? と考えることもできそうだけど、『もしかしたらクロ』が犯人なの? と思った人もいるかもしれない。
分からず終いである。

しかも『シロ』を殺害した犯人はまだ捕まっていないのだ。
難航したためだと思うけど、捜査が打ち切られている。

途中まで読んだとき、
「まさかとは思うけど、これってミステリーなのかな? 村上春樹が完全犯罪を書くなんて珍しいな……」
と僕は思った。

何者かが『シロ』の部屋を訪れて、入室しているのは確かである。
無理矢理鍵穴をこじ開けたわけではない。
シロが内側から鍵を開けて訪問者を受け入れているらしい。
だからおそらくは仲のよい人間の犯行ではないかと思われる。
一人暮らしをしている若い女性が見知らぬ人を簡単に部屋へ入れるなんて不用心すぎるし、それはあまりにも考え難いことだからである。
そしてシロが死んでいる部屋には内側から鍵がかけられているのだ。
完全に密室である。

いったい犯人はどのような方法で内側から鍵をかけたのだろうか?

この小説にはそこの部分が書かれていないのだ。
殺した後に鍵を奪い取って、退出をした犯人が内側から鍵をけることなら物理的に可能だ。
しかしこの小説は、「内側からチェーンロック」がかけられているのだ。
U字ロックなら一本の紐を使うだけで簡単に解錠できるらしいけど、シロの部屋もU字ロックだったのだろうか?
しかしそれにしても変である。
繰り返すようだけど、シロが死んでいる部屋は内側からチェーンロックがかけられているのだ。
不正に開けることはできても、外側から不正に閉めることはできないだろう。
やはり密室を作り出した方法が不透明である。

自殺の可能性はないらしい。
なぜなら、シロの死体には第三者から首を絞められているという証拠があるからだ。
それは自分で絞めたわけではないし、もちろん首吊り自殺なんかでもない。
間違いなく誰かから絞殺されたという書き方をしている。
にもかかわらず、密室の謎や真犯人の正体が不明なのである。

最後まで読めば犯人の真相に近づくのかな……?

とりあえず僕は物語を読み進めた。
しかし、結局謎が解き明かされることはなかった。
物語の最後には、駅や地下鉄のことばかりが書かれてあった。

東京の駅は世界でいちばん人口が多く、ギネスブックにも記録されている。

謎とは無関係だと思われるようなことばかりが書かれている。
地下鉄サリン事件にも少し触れていたような気がするけど、やはりシロを殺した犯人と深い繋がりがあるとは思えない。

春樹先生、いったい何がどうなっているんですか……?

と僕はつっこみを入れてみたくなった。

この終わり方はミステリー小説ならルール違反にならないの?

謎を提供するのはいいですよ。
どうぞお好きなようにお書きください。
しかし、謎を解き明かすことができずに物語を終わらせてしまってはいけませんよね?

「誰がシロを殺したんだ! 絶対に許さんぞ! 僕が必ず犯人を探し出して、死刑台に送ってやる!」

結局多崎つくるの口からこのような台詞が吐き出されることはなかった。
それ以前の問題として、つくるの言動から正義感というものを感じ取ることができなかった。
つくるはいつも自分のことしか考えていないし、他人がどうなろうと関係がないといった印象を受ける。
それが高校時代の親友であったとしても変わりはない。
そして僕はつくるの感情の表し方について1つの矛盾を感じずにはいられなかった。

つくるくん、君はシロたちから切られたとき、自殺を考えるくらい苦しんだんだよね?
もちろんそれはシロも含めてあの4人のことが大好きだったからだよね?
大好きだったからこそ、きみは彼らから切られたとき、死ぬことだけを考えるようになったんだよね?
それは僕にも理解できるよ。
親友だと思っていた人から傷つけられたことくらいなら僕にだってあるし、その点に関しては共感できるけど、きみはシロが殺されたことを知ったとき、ぜんぜん悲しまなかったね。
驚いていただけで、悲しんでまではいなかった。
結局涙を流すこともなかった。

夏目漱石の『こころ』を読み返しました

 漱石の小説はどれも、自我について多くのことを教えてくれるのですが、僕がもっとも共感し、胸を打たれるのは『こころ』です。
「私」という主人公は、夏の鎌倉で先生という男性と出会い、親しくなります。ところが、先生は何か重大な秘密を持っているらしく、いま一歩のところで「私」に心を開いてくれません。それは先生の過去に根ざしていました。先生は学生のとき、親友のKと二人して下宿先のお嬢さんを好きになってしまい、お嬢さんを自分のものにしたいためにKを出しぬくようなことをしたのです。Kは自殺し、先生はお嬢さんと結婚しましたが、もうお嬢さんを虚心に愛することができません。先生は最後に「私」にこのことを手紙で告白し、それと同時に命を絶つ――という物語です。
 先生は当初、Kは失恋ゆえに自殺したのだと思っていました。しかし、時間がたつにつれて、そうではなく、Kは唯一の親友だった自分との友情を失ったため、孤独に耐えきれずに自殺したのだと思いはじめます。それを悟ったとき、先生は心が凍てつくような絶望感に襲われます。
 先生が言うこの言葉は、たいへん重い意味を持っています。
「自由と独立と己とに充ちた現代に生まれた我々は、其犠牲としてみんな此淋しさを味わわなくてはならないでしょう」

『こころ』は、僕の個人的な経験からも、思い入れの多い作品です。
 曇天の下、暗い下宿に閉じこもって読んだ『こころ』は、胸に沁みました。この物語には、僕の個人史と似たところがあるわけではありませんし、直接的な浄化になるわけでもありません。ハッピーエンドではありませんし、むしろ救いのない物語として読めてしまいます。しかし、先生の抱えている絶望的な孤独感、そして何かを求めてさまよっている「私」の姿の中に、深く考えさせられるものがあったのです。
 題名も非常に象徴的ではないでしょうか。近代以前には、「こころ」というタイトルでは小説が書かれることはありえなかったと思います。その意味でも、『こころ』はまさに近代人の心の深淵を描き出した小説なのです。

クリスティーナの旅路を割り引きしました

9月22日まで80%OFFです。
216円(税込み)です。

今後ともよろしくお願い致します。

進捗状況①

先月の末から書き始めているのだけれど、なかなか思うように筆が進まなくて、
まだ15,000文字くらいしかありません。
8月末に表紙が納品される予定だから発売日を9月中旬くらいにしたいと思っています。
まだ70日くらいの猶予が残されているのだけれど、
このペースだと100,000文字にすら到達しないのではないかと思われます。

久しぶりに徹夜をしようかな。
一気に書き進めたい気分になりました。

絵師様が見つかりました

ご報告があります。
先日、ようやく絵師様が見つかりました。

確かな画力を持ちあわせている人で、エロもOKだし、
フェラチオや中出しを美麗に描くことができる先生です。
彼の画力ならレイプを描くこともできるでしょう。

実際にはキャラクターのイラストを1枚頼んだだけです。
背景あり、フルカラーです。
タイトルのロゴはありません。
8月初旬~8月10日くらいに大ラフが届く予定となっております。
そして最終納品日は8月の下旬が目安となっております。

「小説はR-18指定ですが、イラストそのものは全年齢でもかまいません」

とお伝えしましたので、あまりポルノではないイラストが納品される可能性が高いです。
けれども「巨乳の美少女を描いてください」と依頼しているし、
「細身だけどムッチムチのエロボディーです」とお伝えしておりますので、
グラマラスな女性を期待することができそうです。

その先生は完全に絵だけで生計を立てている人らしく、聞いた話では専業作家とのことです。
商業作品もたくさんあるし、しかも売れています。
出版社を通さずに自身の名義で販売されている作品もあります。
検索してみると、1,500ダウンロードを超えている作品もいくつかありました。

お断りされる可能性のほうが高そうな気がしましたが、
メッセージを送ったらその日のうちに返事が返ってきて、
描いてもいいですよ、とのことでした。

クリスティーナのアップデートが完了しました

以前はバージョン1.122でしたが、今はバージョン1.137です。

技術的な面が少しだけ改善されているようですので、是非再ダウンロードしてください。

もしエラーやバグが発生したらすぐに教えてください。

対応致します。

クリスティーナのアップデートについて

いま申請中です。
明日の昼頃には反映されていると思いますので、購入済みのユーザーは再ダウンロードしてください。

バージョン1.122から
バージョン1.137へのアップデートです。

内容に変更点はありません。
ストーリーはそのままです。
難易度もいじっておりません。

アップデートの影響でエラーが発生しやすくなったというようなことはないと思いますので、
安心して再ダウンロードしてください。

何かありましたらコメントをください。
すぐに対応します。

今後ともよろしくお願い致します。


追記

大変申し訳ありません。
不都合が発生しまして、差し替えの完了が7月5日に延期されました。
明日こそ間違いないと思います。

今後の予定

クリスティーナを大幅にアップデートしたいと思っております。
発売した時点では(v1.122)でしたが、今はもう(v1.136)にまで進化を遂げています。
これはそろそろ差し替え作業をする必要があると考えました。

アップデートをしたことによって新たなエラーが発生するということはありません。
その点はご安心ください。

差し替え作業が完了致しましたら改めてご報告させて頂きますので、今しばらくお待ちください。

今後ともよろしくお願い致します。

小説を書いています

突然ですが、しばらくゲームの製作から遠ざかることになりました。
深い理由があって、僕はいま小説を書いています。
その小説の内容はファンタジーから掛け離れています。
舞台設定は幻想世界ではなく現代の日本です。

「サークル名がFantasy Landなのに小説の内容が現代なんて変だろ」

と言いたがる人もいると思いますから、この場をお借りして説明させて頂きます。
実を言いますと、
これを機にサークル名を「Fantasy Land」から「まさひと」に変えようかと思っております。
あるいは「まさひとの作品」にするかもしれません。

ゲームを楽しみにしてくれていた人もいると思いますが、
どうしても小説を書かなければならなくなりました。
小説を書き終えたあとは再びゲームに戻るかもしれませんが、お約束はできません。
そのまま小説を書き続けることになる可能性もあります。
それは読者数と相談することになります。


別件ですが、クリスティーナの価格が60%offから通常に戻りました。
またそのうちに割り引きするかもしれませんが、時期は未定です。

今後ともよろしくお願い致します。

60%オフ

とっくにご存知かと思いますが、クリスティーナの価格を60%オフに設定しました。
最初は30%オフか50%オフにしようと思っていたのですが、
60%オフがちょうどいいような気がしました。

次回作の進捗状況ですが、まだ8%くらいです。
年末までに発売開始する予定ですが、うまくいかないかもしれません。

ブログ再開

数日様子を見ましたけど、どうやらアカウント停止にはならなさそうですね。
そろそろブログを再開したいと思います。

次回作のタイトルは『Princess of the battlefield』に決定致しました。

進捗状況は5%くらいです。
まだまだ先は長いですが一生懸命頑張ります。

お知らせがあります

まだ確実ではありませんが、サークルがアカウント停止になる可能性が浮上しました。
DLsite.comは僕の同人活動に問題があると判断した様子です。
僕にはまだ制作意欲が残されているにもかかわらず、
強制的にサークルアカウントが抹消されるかもしれません。

もしこのブログが突然消え去り、しかも作品販売ページが表示されなくなってしまったら、
それはDLsite.comの人間が削除したものと認識してください。

僕のほうから削除して欲しいと申し出たわけではありません。
繰り返すようですが、僕にはまだ同人活動を続ける意志があります。
しかし、抗うことはできません。
物語を書きたくても書かせて貰えないのです。

恐らく、このブログも今月中に闇へと葬られることとなります。
そして、僕は同人界から姿を消すことになるでしょう。

僕の同人活動はこのような形で終わりを迎えることになりました。
今後は皆様のご活躍を見守りたいと思います。

今までありがとうございました。

処女作を販売停止にした理由について

正義の国の第三王女と最後に残された聖なる光

先週、僕はこのゲームを販売停止にしました。
この件に関しまして、ユーザー様からコメントが多数寄せられております。


まず、販売停止は作者の都合によるものです。

致命的なエラーが発生し、それを修復できなかったからでございます。


<<僕から訪問者の皆様に重要事項をお伝えします>>

特定の人間を中傷するようなハンドルネームの使用とコメントを禁止にさせて頂きます。

「JAPANwebはカス」

上記のハンドルネームが当てはまります。
大変申し訳ありませんが、このハンドルネームをこのまま放置することはできません。

ハンドルネームを「訪問者」に書き換えさせて頂きます。

今後は僅かでも特定の人間を陥れるような内容のコメントは全て非表示にさせて頂く予定です。

サークル名の変更について

気紛れですいません。
突然サークル名を変更したい気分になりました。

現在 : Fantasy Land(ファンタジーランド)
改名 : 美少女姫と剣

うーん、どっちがいいかなあ……。
みんなで決めたいと思いますので、お便りお待ちしております。

買おうかな……

今日発売された作品の中にとても面白そうなゲームがあります。
それはこちらでございます。

時姦停止幻想郷

時姦停止幻想郷

買おうかと思っているんですけど、1つ気になったことがありまして、誰か教えて貰えませんか?


作品紹介文には次のように書かれています。
引用しますね。

『時間停止機』

 能力はシンプル
時間を止める…そして、自分だけが動くことができる!!

どんなに強力な力を持っていたとしても関係無い!
止まった世界の中では、全ての女は俺のオモチャとなる。
服を剥いでも、身体を触って舐めても、そして犯したとしても
一切の抵抗なし、どんなことでもできる…!

最高の人生が始まった!!


『どんなことでもできる』と書かれていますが、ゲーム中に選択肢が存在し、
プレイヤーはどのような方法で女性キャラを弄ぶのか選べるのでしょうか?

『殴る』を選択することもできるのでしょうか?

誰かこのサークルに詳しい人はいませんか?
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