血煙銭湯

毎週(あるいは隔週)日曜に更新します

この先どうしたものやら

このブログは今回前日の夜に書いている。
当日は出かけるかもしれないためで、いわゆる予約投稿というやつ。
なので日曜深夜とかに大事件があっても反映されていないので
その辺はご了承いただきたいわよ。

本題

銀行から先月の取引明細が来たので確認したら、
kindleインディーズでの報奨金が振り込まれてねえ!
どういうことだってばよ!とAmazonに問い合わせる前に
念のため銀行口座を確認したら七月一日になって振り込まれていた。
Amazonの通知には「六月末までに振り込まれます」って書かれてるのに運営は何してるの…?
つまり六月末日は日曜日だから日付を繰り越したってことなんだろうが、
普通そういう時は末日の前日に振り込むんじゃないかねえ。
アメリカ体質なのかなあ。

さて三月末に「ジャイアントまりん」電子書籍版一巻発売に合わせて
始めたkindleインディーズだけど、五日間しか期間のなかった三月はともかく
五月はがくんと下がっていて、やはり一挙に6話分UPした四月が最高益になりそう。
まあランキングにも入ってないし、もともとニッチ層向けの漫画だから
当然の帰結ともいえる。
ただ、当初はインディーズの上位20人だけだった報奨金も、
現在はDL数に応じて支払われる形式になっており、
稼いでいる人は30万円くらいもらっているらしい。
…ここでもBL層は大変強いそうで、
インディーズでちょっと有名だった「勇者のクズ」の3倍くらいもらってるとか。

もっとも形式が変わったおかげでこんな僕でも多少なりともらえるわけだが、
「うーんこんなもんなんすかねえ」とその低さに肩を落としている。
五月の報奨金の低さから考えれば、
六月も現在のDL数からしてそう代わり映えするとは思えない。
マンガハックなどを通じて出した有料版も、六月末にはその数字がようやく出たのだが、
これも芳しくなく……どころか他の作品も含めて全体的に落ち込んでおり
ちょっと首でもくくろうかなと考えさせられる。

いやー最近マンガハックの運営もごたごたしているし
この売り上げの結果はそのせいなのかもしれないが。
…おっと「ごたごたしている」というのは潰れそうとかいう話じゃなく
POD(プリントオンデマンド)の対応や、電子書籍の各ストア配信に利用してる下請けとか
そっち方面でたてこんでいるらしい。
なので「ジャイアントまりん」電子書籍版二巻は発売が少々遅れる予定。
まだ誤字などの推敲もあがってきていないのだ。
(誤字の修正を思うと背筋が寒い)

ただkindleインディーズがこの程度の収益であるなら、
電子書籍化した分は閲覧不可にして、
kindleでも有料版を出した方がいい結果が出るかもしれない。
どれくらい注文が出るかわからないが、POD版も出したりしてな。
そうなった場合、集英社と講談社と白泉社に出してる分はどう言い訳を書いたものかという
新たな悩みが生まれるわけだが。
(出版社への投稿作品は個人出版であっても
「電子書籍化したので一部消しますが買ってください~」
みたいな告知をするのはNGなのだ)

実益がこうなってくると「ジャイアントまりん」もこれいいのか悪いのか
という迷いが僕の中で生まれて激しく葛藤している。
その原因の一つは、本作には僕が今までずっと描いてきた
エロもグロもどっちもない
からかもしれない。
(エロというのはもっとエロいやつだ)
つまりある種の欲求不満を起こしているような気がする。
いやまあその分、コメディ・ギャグ漫画は味とか雰囲気も重要なので
楽な作画作業ではあるんだけどね。

そうした余裕があるもんだから、
こういうエロ漫画を描きたいとか、ホラー漫画を描きたい
いやさ「DEUCE」の続きだろとか、思いめぐらせて設定を妄想しながら
「ジャイアントまりん」はどう終わらせたらええんやろな~
(着地点をまったく考えていない)
などとネガティブなことばかり考えてしまう。

……考えていたら「捨てる神あれば拾う神あり」ということなのか
今週末になってからいくつかの公開サイトで作品のフォロワーが微増した。
ええ……どういうことなの?
どこかで推薦されたのかなあ。
いうて僕はエゴサしない主義なのでそういうことは分からないのだが。
じゃあもう少し頑張ってみようかなあ。

現金なものである。

そうそう製作過程の動画だけど、今回はいったんやめることにした。
先週のブログのあとちょっと編集してみたんだけど、
これが二時間経っても3分程度しか進まないし、
これでさらにエフェクトとか音楽とか入れるとなると、
もう気が狂うほど終わりが見えないんじゃ。

それにどうもfpsも高すぎたようだ。
ゲーム動画じゃないんだし、
かなり過程を早回しすることになるのだから15fpsくらいでいいみたい。
しかし新たに撮り直すにしても、現在「ジャイアントまりん」の十話を製作中であり、
その中でもやはり絵として魅力のあるページであるほうがよい。
となると、もう少し先に進まないといけないわけで。
その時もう一度撮影にチャレンジしてみたいと考えている。

いやあ~でもまたあの編集作業をしなきゃいけないとなると
気が遠くなるねえ~…。
PCが重くなるからwindowsのアップデートと重ならなきゃいいんだけど…。

~今週の映画~
今回は和製ホラー映画「血を吸う粘土」の感想

あらすじ
陶芸専門の美術講師である藍那ゆりは、元は東京の大手美術予備校に勤めていたが、
諸事情あって現在はとある田舎で美術予備校「AINAアカデミー」を経営している。
彼女が粘土に使う土を探していると、途中で不思議な廃墟とビニール袋に入った粘土を発見する。
この廃墟を新たな校舎とした彼女のもとで、生徒たちはそれぞれ作品作りに精を出す。
そんな時、この予備校でももっとも才能があり、
短期間東京へ指導を受けに行っていた日高香織が戻ってくる。
しかし席を空けていた香織の粘土は、アカデミーの最年長である谷の指導により、
新しく入った青木が使ってしまっていた。
やむを得ず別の粘土を探す香織は、藍那がこの廃墟で発見した粘土を手に取り、
水をそそいでこね始めた。
「この粘土…なにか変」

本当はネットフリックスに「KUBO」と「ダーククリスタル」が入っていたので
そっちを見ようと思っていたんだけど、我が内に眠るホラーを呼ぶ血が主張したか、
思わずこっちを選んでしまっていた。
なにやってんの俺…。

日本実写に絶望している僕ではあるが、まだホラー分野には多少ながらの希望があると、
どこかしら思っていて、実際「残穢」はなかなかおもしろかった。
本作もごく序盤の雰囲気は不気味さの基本要因である
「得体の知れなさ」が感じられてよかったのだが、
それも序盤まで。

タイトルからも分かるようにモノは粘土なのだが
日本怪奇映画らしい落ち着いた恐怖感はなく、
粘土が動き出したとたんチープになっちゃったのは爆笑を禁じ得ない。
いや、演出上の悪口とかじゃなく、
実際に俳優が体にまとわりついた粘土を相手に格闘するのだから、
コミカルなことこの上ない。
ミスタービーンやチャップリンじゃねえんだから…。

粘土が独自の意識をもって動き出し、生者の血肉を求めて襲い掛かる
…という展開は一見して今までになかったモンスターっぽいが、
多少のネタバレありで言うと、昔からよくある「呪われた絵」系の亜種でしかない。
「恨みを持った作者の怨念が絵に乗り移って~」が粘土になっただけだ。
しかも、この粘土がいよいよ本来の姿に戻って襲い掛かってきても
頭身とかデザインに可愛らしさがあるためあんまり怖くない。
しかも熱するとすぐにやられる。
さらに粘土にとりつかれた生徒たちの演技力も低く、
これがうなりながら武器をふりかざしてもまた全く恐ろしくない。
(特に日高香織を演じる武田杏香の演技がねえ…)
そのうえ明確な尺余りもところどころにあり、ラスト部分は完全に蛇足だ。

ホラーとして若干いい部分は藍那ゆりの秘めたる憎悪で
それは彼女が東京から落ち延びて来た理由なのだが、
ここがもうちょっと面白い具合に本編と絡んでいればなあ…。

タイトルと最初の雰囲気だけはいいけれど、
伊良子め、やってくれたのう
というのが正直な感想。
(伊良子は関係ない)
でも笑えただけいいかもしんない。
本当にまずいのは笑うこともできないホラー映画なのだ。

先週出したイラスト三枚のお話

ようやく…本当にようやくですがエヴァ完結編の完成が間近に迫ったようだ。
先日の冒頭10分の公開、話の流れそのものよりも各種ギミック部分とか
庵野さんは相変わらずこういうところが上手い。
でも公式動画が未だにどこにも貼られていないのは何なんだろう。
とりあえず一番いい動画と思うのを置いておこう。

ちゃんとしたところではシネマトゥデイが動画を出してるんだけど
2分ちょっとの短縮版なんだよね…。

いやしかし、ようやっとここまで来たねえ。
庵野さんの遅滞ぶりを擁護する人もいたけど
僕はどちらかと言うと批判側で、
もたもたしてる間にキャストの誰かが亡くなったらどうすんねん
(主に80代をとうにこえた清川さんが)
などと気が気ではなかった。
でも同年代声優の中では清川さんはえらい元気そうで
モンハンストーリーズでモブとかやってたのは正直びっくりした…。
…普通このクラスの人モブで使わないやろ。

とはいえ僕は映画館のあるところから離れた地域に住んでるので、
劇場公開が始まっても容易に見に行けない。
普通の人が映画に行くのより金銭的にも時間的にも
二倍以上のコストがかかってしまうのはなかなかきつい。
また円盤になってから見ることになるんやろなあ。
まあ毎回、修正が入るので円盤の方が完成形ということになるんだろうけど。

で、えーと今日は先週出したイラスト三枚についてお話したいと思う。
本当はロボットネタも一本描こうと思ってたんだけど、
前回見せた「ミライ小町」「矢立文庫大賞」もあって
時間的にも体力的にもちょっと難しくなって断念した。
これまでもエアブラシ塗りは体力の消耗が大きかったが、
液タブは画面が広いぶん、それと向き合う僕自身が大きく動かざるを得ないことから、
いつも以上に疲労が蓄積したこと、
矢立文庫大賞向けの4コマを描いていたことも影響したのだろう。
あるいは最初の一枚、陸奥を描いた時に作業工程を録画していて、
それによる緊張感も手伝ったか…。
艦これ(陸奥)001

今回は先月よりも何を描こうか迷っていた。
ある程度集客を考えるとやはり人口の多いジャンルが良い
と考えて艦これから引っ張って来たわけだ。
戦艦系列でも可愛い子は多いが、その中でもコケティッシュな陸奥は
愛宕、香取に次いでそそるものがあった。
でまあパンチラを防ぐしぐさとか可愛くてええよね。
ということでこのポージング。
その発想自体はいいんだけど、後になって見返したら
やや動きが固い印象は否めない。特に左腕の角度とかはどうしたものかと悩んだ末に
がしっと自信をもって描けていないのは痛いねえ。
女の子を描くからには、顔とおっぱいと股間(ないし尻)が見えているのが理想だが、
そのために腕が邪魔になるのは多々ある。
お尻と手の位置は決まっていたのに、実際に描いてるうちに胸も見えた方がいいよね
(いいに決まってる)
と欲を出したのが、腕の位置の迷いにつながったか。

艦これ(長門)001

陸奥の後は何を描くか全然決めてなかった。
でも陸奥を描いたからには相方の長門も描いておかないと(ファンの)バランス的に問題がある
かなと長門も描くことにした。
これを描いてる最中に「いやー、ポージング硬くなってるなあ」
と感じて右腕から下をぐりんぐりん何度も弄り回して動きのあるポーズを模索した。
ちなみに最近密かに女の子の腋のディティールに凝っていて、
左腕と顔だけは早期に決まった(;^ω^)
「腋は無防備にさらせる性器みたいなもんだ」という観念に気づいたはいいが
これをえっちに見えるよう描くのは、今までそう思ってこなかっただけに難しい。
もっと赤みを入れた方がよかったかもしれない。
それと下腹部分のふくらみ。
身体を「く」の字に曲げてるからには、ここにしわが寄って膨らんでないといけない。
でもこうした腹の質感が結構難しくてねえ。
膨らませすぎたら変な肥満になってしまうし、平らに近寄せてもそれはそれで変だ。
で、明い色を足したり基本色で削ったりを何度も繰り返した。
こうして苦労した割には反応が薄かった。
やはり感情移入できていないキャラを描くのは人形作って魂入れず、
パッションが乗り移らないのかもしれない。

源頼光001

ということで僕が感情を移入させやすい「やや年増」なキャラを…。
FGOの源頼光である。
FGOはやったことがないのものの、頼光は理想のママキャラとして無駄に有名だった。

余談だが僕がこの手のソシャゲから離れた理由は前述の艦これで、
「このキャラがほしい、このキャラといるだけでゲームを続けられる」
と思ってもガチャでしか手に入らないという仕様に腹が立ったから。
フルプライスでいいから自由にこういうキャラと
キャッキャウフフしたり使ったりできるゲーム出せや、と。
「ウン万払えば手に入るでしょ」
としても、FGOだって無限に続くわけじゃあるめえ。
終わったあとでアプリを残していても本体がアップデートされればもう遊べない。
そういう意味では本体さえあればずっと遊べるコンシューマとは
大きく価値が違うのだソシャゲは。
これならフィギュアでも買うた方がマシのような気もする。
ところが頼光のフィギュアは造型はいいが、各パーツの接続にかなり難があるらしい。
raita先生、デザインが繊細すぎますぜ…。

あ、そうそう絵の話ね。
この絵はラフ段階ではもっと構図がもっとおとなしかったんだけど、
描いてるうちに例のごとく「それでは見せたい部分が遠すぎる」
ということになりお尻が近いお馴染みの絵に。
色を見せたい絵となると、やっぱりパターンに限りがあるなあ。
それにチラッと上記してるが、なかなか面倒なデザインをしている。
「これ背面とかどないなっとんねん」
置き場所に困るが、やっぱりフィギュア一体買おうかなあ。

この三枚のイラストは支援サイトにおいてPSDを有料公開している。
すけべな差分とかはないよ。
僕はストレージ圧迫の観点から、こういう絵はすぐにデータを削除してしまうので、
古い絵は殆ど手元に残っていない。
同じようにPSDデータを公開してる人も多いし
倉庫代わりにもなるなと考えた。

ところで今回、むっちゃんの製作過程を撮影したんだけど、
9ギガものファイルになって、絵の製作自体にもかなり体力を吸われたこともあり、
これを編集するとなると少々気が遠くなる。
編集にも結構時間かかるわけだし、漫画と漫画も描かないといけないとなると
いつ編集したらいいものやら…
日曜は休みたいし…(¦3[_____]

~今週の映画~
今回はネットフリックス限定映画「アポストル~復讐の掟~」の感想

資産家の家の出であるトーマス・リチャードソンは妹がカルト教団に誘拐され、
身代金を要求される。
父親は精神を病んでおり、トーマスもある理由から自暴自棄な生活を送っていたが、
いつも唯一の味方だった妹を見捨てることはできない。
とはいえ誘拐などするカルト教団がマトモな取引をするはずがない。
入信者を装い、教団が支配する絶海の孤島へ忍び込んだトーマスは、
そこで教団が謳っていたユートピアとは程遠い凄惨な現実を知ることになる。
指導者マルコムは怪しげな女神の信仰をうながす一方、
親衛隊を率いて逆らう者を容赦なく殺しており、
トーマスの妹も国王のスパイとしていずれ女神の生け贄にすると宣言していた。
数少ない協力者を得て、何とか妹の居場所を探ろうとするトーマスだったが…。

激しいアクションで注目された「ザ・レイド」の
ギャレス・エヴァンス監督によるカルトホラー映画。
最近この手の怪しいカルト教団をネタにしたホラーが増えてる気がするんだけど
何の流れなんやろね。
それはともかく、ザ・レイドの監督ということでアクションを期待するかもしれないが、
(ちょっとはあるけど)
どちらかというとそこそこえぐいゴア描写が売りのホラー映画なので
そっちの耐性がない人は視聴注意の一本である。

予告編とか冒頭を見た段階では、カルト教団の狂気を描いた作品なのかなと思っていたが、
結構はじめのうちにマルコムの説教中、得体のしれない女が窓の外に浮かび
ちょっとした異常現象が起こるなどカルトのみならずオカルト要素も積極的に取り入れている。
そうでなくともカルトなんてのはだいたいまっとうな組織ではないが、
この教団はその成り立ちからぶっちぎりにまっとうではないことがやがて明らかとなる。
だいたい女を誘拐して身代金をせびる段階で教団が教団として機能できていないが、
教団の中心人物であるマルコム、クイン、フランクそれぞれに考えが異なり
それが組織の崩壊や狂気の沙汰につながっていくあたり因果応報、
なかなか業の深い映画である。

最初の方でトーマスが薬を口にしてたりして、
「こいつ薬中のヤバイ奴なのかな、そんな奴に潜入捜査とかできるのか…?」
と思いきや、これは痛み止めであると気づいたのは中盤。
これ自体は大したネタバレではないが、なぜトーマスが痛み止めを常用しなければいけないのか、
そうなった背景には作品テーマとの重要な重なりがある。
目端が利いたり、荒事に強いのも納得の過酷な過去だ。

総評でいえば面白い作品だと思う。
予告編から予想できる以外の残酷シーンも多く、
ゴアシーンにウハウハする僕としても満足だ。
ただちょっと評価ぶりが微妙になっているのは、
トーマスの過去と本作の抱える業とか宗教観とかが、
うまく重なりそうで重ならないまま終わっているので、
若干カタルシスに欠けたのが惜しく感じたのかもしれない。

液タブ設置奮闘記

ネットフリックスでだいたい自分向きのアニメを見終わったし
どないしょうかな~とか思っていた時、ふと公式にオススメされた「クロムクロ」
今まで静止画像から「よくある不思議学園ものでしょ」と無視していたのだが
どうやらロボットアニメで、しかも監督が岡村天斎氏と知って見てみたのだが、
これが面白いじゃないか!さすが岡村監督である。
2015年? ええー、もっと話題になって良かったんじゃないこれ。

特に良かったのが敵ロボット。
すべての機体にユニークな可変型ギミックが仕込まれていて、
それをここぞというところで展開して見せてくれるところに
ロボットアニメとしての醍醐味を感じた。
これはクロムクロのコックピットもそうだったけど、
単にCGの発達で描写の大変なロボットを代替できるようになった…だけじゃなく、
CGだからこそできる複雑な可変機構をぶちこんで、
動きの面白さを披露するのもアニメならではの面白さである、と思う。
こういうギミックの面白さをちゃんと描いてくれたのって、ガオガイガー以来じゃないかなあ。
うーむ探せばまだ面白いアニメってあるもんだね。

さて先週は初めての液タブ導入から設置、使用まで非常に悪戦苦闘した半週間だった。
(位置が決まったのが水曜日くらいなので半週なのだ)
その顛末を語っていくことにしよう。
こういう大変だったことも書く内容に悩むブログではネタになる。…因果だなあ。
板タブからの転換を考えている人は参考になるかもしれない。

今回僕が買ったのは以下の4点
ワコムのcintiq16


VESAアームのFLEMO


補強プレート


モニター保護フィルム


しめて8万円以上ナリ! 
これで液タブをうまく使えなかったらどうしよう…_(:3 」∠)_

設置はブログを書き終わった直後から始めたが、
色々と初めてだったこともあり、半日におよぶ作業となってしまった。
まずは狭い机でモニターを扱うためのアームからである。
アームも本当にいろいろな種類があって、どれを買ったらと悩まされたが、
同じように液タブをアーム設置して絵を描いてる人のブログを参考に選んだ。
(もうどこのブログかも覚えてないw)
安いボルト固定型、ガス圧型なんかもあるが「安物買いの銭失い」という。
ここは自由が効いて長持ちしやすいスプリング式が一番であろう。
僕の机は天板が板で少々強度に不安だが、そのために補強プレートも買った。
現在も大丈夫なようである。

しかしこのFLEMO、スタイリッシュな外見と使い勝手はいいものの、
「長ねじ」という頭のない、六角レンチではめる特殊で小さいネジを使っており、
設置の最中にうっかり手を滑らせて落とし、ひとつ無くしてしまった。
どないしょう…と設置開始早々、冷や汗が背中をつたう本件最大の不安材料となった。
この長ねじ、支柱固定に二つ、滑り止めリングにひとつ使う仕様で、
結果的に滑り止めしなくても特に問題ない設置位置なったので、今は一安心している。

アームにタブレットを設置する前に、画面に保護フィルムを。
液タブの画面にはうっすいフィルムが公式で張ってあるが、
これは無理して剥がすものではないし、これが破れてその下の本体を傷つけたら
わりと取返しがつかないのでこうしたフィルムは必須であるらしい。
保護フィルムも結構な種類が出ているが、僕がこれを選んだのは気泡が入っても
勝手に抜けていく仕様…とされていたからである。
中には紙質を再現したフィルムもあるのだが、
その評価を読むにペン先があっという間に減るというし、
わずかなザラ付き加減が、問題を抱えている僕の手の皮膚と相性が悪いかもしれず
今回は避けることにした。
貼り付け用のヘラがついて無いのは閉口ものだが、しょうがないので定規で代用。
それでも結構気泡が入ったけど、たしかに日にちが経つにつれて気泡が出て行った。
しかしつるっつるな表面は滑りが良すぎていいような悪いような…。
まあ今までも板タブを素で使っていたのでペンの滑りは似たようなものか。

えっちらおっちらとようやく液タブをアームに固定し、
ドライバを公式からダウンロードして電源をオーン!
長ねじを探していたこともあり、大した作業でもないのにここまでですでに午後に達していた。
でもまだ実作業へ移るには早い。
今まで使っていた板タブと使い勝手を同じようにするため、
ペンのスイッチ設定を合わせなければいけない。
ここで横道だが、セルシスのclippaintでワコムタブレットペンのスイッチを
「スクロール/移動」にしていると誤動作するので、
これを「修飾キー」→「スペース」にしておくこと。
僕は今まで普通に「スクロール/移動」で使えてたんだけど、
液タブを導入したとたん正常に働かなくなった。
これはワコムの問題ではなく、clippaintバージョン1.8.7以降に発生したバグらしい。
…1.8.7には他にもバグがある。しっかりせえよセルシス。

ようやく…ようやく描画を試す段階である。
clippaintを起動して、描きかけの漫画ファイルを適当に読み込み…
が、筆圧がおかしい! 極細の線しか引けない!
もしやワコムユーザーにはおなじみの糞ドライバの仕業か!
ナレーション「ワコムのドライバは時々勝手におかしくなって筆圧をダメにしてしまうのだ」
まあ今まで何回もなっているし、ある種予想していたので定番の手順で治していく。
タスクバーを右クリック、タスクマネージャーからサービスのタブを開き
その下にある「サービス管理ツール」で
「ワコムプロフェッショナルサービス」を一度停止し、起動。
これで…
なおらねえええ!
ううむ…ならばとPCを再起動しても治らない。
これは…おかしい! いったい何が原因なのだ。
そういえば板タブの調子はどうだろう。
…普通に描ける。
………。
あっ、そうか今まで使っていた板タブの筆圧は約1000段階
液タブの方は筆圧が8000段階もある。
clippaintでは板タブの筆圧に合わせているから液タブの筆圧が正確に出なかったのだ。
そうと分かればあとは簡単。clippaintの筆圧を液タブに合わせるだけ。

シュワルツェネッガー「…簡単だと言ったな、あれは嘘だ」
何しろ僕は今後も板タブを使う予定だから、筆圧を液タブだけに偏重させるわけにはいかない。
そこからはタブレットプロパティも併せて筆圧のすり合わせである。
ペン入れ以降の作業を液タブでやる予定なので、結局は液タブ寄りにしたわけだが、
筆圧を定めたころには肉体的にも精神的にもぐったりと疲れ果てていた。
だがこれで明日からの作業はきっと楽になるのだろう。日曜日の時点ではそう思っていた。

しかしそうはならなかったのである。
いつもどおり下書きをして、いざペン入れとなったとき
「手が邪魔だあああ!」
長年板タブを愛用してきた影響がモロに現れた。
しかもなんかペンが滑り止まらないし、描けば描くほど腕が疲れていく。
液タブ利用者はきっと全員アメコミヒーローみたいなマッチョなガタイをしているに違いない!
お…おれは8万円もかけてむだなものを買ったのではないだろうか…
そんな高い勉強料に背筋を寒くすること二日。
水曜日にようやく何が問題だったかに気づいた。
姿勢である。

板タブというのはタブをほぼ水平に、画面をほぼ垂直に近い角度で相対するもの。
だから僕も今までと同じ感覚になるよう、画面を立ててしまっていたのだ。
これでは線を引く腕も時間とともに痛くなって当然である。
そういえば僕はアナログで描いていたとき、どんな姿勢をとっていたか…
それを思い出した時、すべては解決した。
画面を水平より少し立て、やや覆いかぶさるように前傾する。
するとどうだろう。二日間の苦悩はどこへやら、思うように描けるようになったではないか。
手が邪魔な件は線を引く方向や、紙の角度を変えればいい。
フィルムが滑るのはちと厄介だが、慣れればそんなに問題でもない。
それにこうして楽に描けるようになったことで、改めて液タブの利便性に気づかされたこともある。
板タブでは細かいディティールが大変で、それが眠気を誘う要因になっていたが、
液タブならそれが描きやすくて今のところまったく眠くならない。
これは確実なスピードアップである。

とはいえ問題もゼロではない。
僕はノートPCを使っているので、狭い机では必ずどちらかを優先せねばならず、
文字を打ち込む際に不便なのだ。まあUSBキーボードは持ってるし、
液タブの使い勝手の良さが理解できれば、これは些細な問題なのかもしれない。

何にせよ、週末には細かいポジショニングも完成し、
線画の描きやすさもあってお絵かきに関する苦悩が少なからず解消されたのは間違いない。
先週から今週にかけて、いくつかの企画絵や宣伝絵(えっち気味な)も製作していくので
期待していてほしい(自分で自分にかけるプレッシャー)
ミライ小町

これはマンガハックとバンナム協賛でやってるミライ小町応援プロジェクト用の絵。
企画応募用でpixivには置きづらいので、こことハックだけの掲載になる。後ろにいる博士がいかにも僕の絵らしい。
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こっちは7月末から始まる第二回矢立文庫大賞向けの絵。
使える元ネタは五つあって、
僕は事前に「グランゾートとかどう?」みたいなことを言われたんだけど、
選んだのは「舞hime」です(;^ω^) 
グランゾートもリヴァイアスも見たし面白かったけど。
僕はそれより、だんだん陰湿な展開になっていく舞himeの中で、
一服の清涼剤のように常に正々堂々としていた珠洲城遥 が好きだったんで…。
これも企画応募用なのでハックとこのブログにしか置かないと思う。

まあこれ以外にもツイッターで流す用に描くので安心しておいてね。
そういう絵は支援サイトにPSDファイルを置こうと思う(有料)。
…製作過程の動画はどうなったって?
いろいろあったしいろいろ試してるんだけど、
なんでこんなに動画ファイルのサイズデカくなるの?
とか悪戦苦闘している。
うーむ、まだどうなるか分からない。

~今週の映画~
今回はあのジェイソン・ステイサムが巨大サメと戦うことで話題を呼んだ
パニックアクション「MEG ザ・モンスター」の感想。

中国・上海沖に建造された海洋研究所では、深海探査艇による海底調査が行われていた。
新たな深海領域への到達に喜ぶのもつかの間、
探査艇は謎の巨大物体による攻撃により音信不通となってしまう。
酸素はもって三時間。間に合う深海救助のエキスパートは一人しかいない。
しかしその人物テイラーは、五年前の海難事故救助でやむを得ず仲間を見捨てたことから
海に潜るのを避けるようになっていた。
そんなテイラーを突き動かしたのは、五年前の事故原因であったと思しき海の巨大怪物が
今回の件でも原因らしいという事実だった。
再び海へ潜ったテイラーの前に現れたのは、信じられないほど巨大なサメ、メガロドンだった。

本作を見た日は、上記したように液タブ設置によって疲れていたこともあり、
それを吹き飛ばすような豪快な映画を望んでいた。
アメリカをハゲブームにした男の一人である(?)ステイサムとサメ
この組み合わせならきっと大丈夫だろう! 

そうした僕の期待をにべもなくあっさり打ち砕いてくれた
金のかかったダメ映画、それが「MEG」である。

サメ映画には傑作が三本ある。
見事なカメラアングルと容赦のないゴア
そしてBGMによってサメ映画というジャンルを切り開いた誰もが知る「ジョーズ」
サメの恐怖と密閉空間脱出劇をアクロバティックに組み合わせた「ディープブルー」
サーフィン映画としても優れ、
サメの恐怖にそって一人の女性の成長を描いた「ロストバケーション」
これにサメが竜巻に乗ってやってくるというバカの極致に到達した「シャークネード」
を合わせて四つにしてもよい。
MEGはおそらくこの領域を目指し、中国企業がありあまる金をつぎこんでCGを作り
ステイサムまで招いたのに、欲張っていろんなものを突っ込んだら、
何を描くべきなのか迷子になってしまったサメ映画と言えよう。

とにかく、一番の問題は派手に登場したサメのくせに大して人を食わないということである。
君はサメ映画に何を期待する? もちろん人間をもりもり食べてくれることだ。
そこが恐怖であり、またバカ映画なら笑いどころでもある。
それが無理ならロストバケーションのような
ひりひりした緊張感や成長物語をやるしかないのだが、
どれもねえ! どれもねえんだよこの映画!
このサメくんが直接人を食うシーンなんて片手で数える程度しかなく、
クライマックスに満員の海水浴場へ向かって「おっ、これだよこういうのを待ってたんだよ」
と思ったらクジラの鳴き声の録音に反応してUターン!
おめえラーメンが目の前にあるのに、北京ダックのにおい嗅いだらそっちに行くのかよ。
俺はラーメン食べるよ!
満員の海水浴場で血みどろの地獄絵図を描いたピラニア3Dを少しは見習え!
サメ映画でしょ!

話の筋も二転三転。海洋研究所に行ったり来たりで脈絡がないうえにいきあたりばったり。
メガロドンの被害が出てると分かってるなら、あらかじめ攻撃手段を整えてきなさいよ君たち。
本作で唯一飛びぬけてるのが一人乗り潜水艇グライダーのデザインなのだが、
ヒロインが早計にもこれに乗って深海遭難した探査艇の救助に行ったり
(一人乗りなのにどうやって救助するのお前)
最終決戦でこれに乗ってどうサメと戦うのかと思ったら
「ミサイルだ」
あるなら最初からミサイル用意しとけや!
ギャグなのか真面目にやってるのか頭を抱えてしまう。
(真面目にやってるんだろう)

あとまあどうにかしてステイサムとヒロインをくっつけようくっつけようと
周りが誘導してるのが何だか気持ち悪い。
もっとシチュエーション的にあるだろう。行きちがいとかすれ違いとか触れるの触れないのとか。
映像はすばらしいと思う。演技もちゃんとしてると思う。
しかし海原雄山的に言うなら
「このシナリオを書いた奴はだれだあっ!」
と怒鳴りこみたいくらい壊滅的なお話に、僕の疲労感はなおのこと増したのであった。
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漫画家ですよ🐯。作品は「DEUCE」「デッドマキシマム」など、電子書籍になってます。 イラストの放流はbot任せだけど発言やRTは手動。ブログは18http://b.dlsite.net/RG31950/f 現在連載中の漫画「ジャイアントまりん」はここ→https://t.co/W9xjhAjMFZ
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