血煙銭湯

毎週(あるいは隔週)日曜に更新します

ジャイアントまりん第三話の裏話

どうも。マンガハックのサンライズ矢立文庫大賞に投稿したと思っていたら
実は投稿されていなかったという恥ずかしい失態をやらかした天然ボケです。
前にも同じことpixivでやらかしたよね。
本編を投稿したあと最後の「投稿しますか」ボタンを押し忘れてしまうという。
何やってんですかね僕は。
そんなもんで、そっちのマンガはたぶん月曜以降、
サンライズさんの審査が入ると思うので、公開はそれからになると思う。
(本編以後の話になってるので、ネタバレ問題でもしかしたら審査通らないかも~)
ああ恥ずかしい////
こんなんでも僕の漫画を読んで応援してくれると言う人は大歓迎です(∩)

先週からネトフリ方面では谷口悟朗監督の「リヴィジョンズ」や
DCヒーローものの「タイタンズ」が始まり、以降も「パニッシャー」2期や
「スタートレックディスカバリー」2期が始まると来て、
見る物ぎゅうぎゅう詰めで、語りたいこともあるんだけど、
今日は予告どおり「ジャイアントまりん」第三話の裏話をやるのでそんな余裕はない( ^ω^ )
まあ、その辺は次回以降で。

ジャイアントまりん03_002

ジャイアントまりん第三話は、当事者以外の視点から本編の状況をどう見ているかを描くとともに、
巨大特撮ものの定番である地球防衛組織を舞台に、重要人物である大戸島博士と
金城キミコの人物像を紹介していくのを狙いとした。
前半部分は作者も非常に満足の出来だったが、
後半部分はいささか話が大雑把で反省点も多い回となった。
順を追って話していこう。

冒頭から登場する金城キミコは、「ジャイアントまりん」でしばらく唯一と言っていい
ツッコミ専属のレギュラーで、地球防衛組織ATLAS側における主役的な立ち位置になる。
アトラスにはボケ要因が強すぎて話の進まない人物が多いため、
彼女がいないと話が進まないという意味においても重要だ。
黒髪眼鏡でおさげという、いわゆる「文系地味子」な要素の多い外見をしているが、
実のところはATLAS実動部隊で射撃も格闘技も一番という、
等身大キャラの中では本作でトップクラスに強い実力の持ち主。
今回はそれを示すシーンがなかったけど、いずれその本領を発揮する機会が訪れるだろう。

額の傷や強面から、凄いのか凄くないのかよく分からない上原隊長をはじめ、
他のメンバーも含め、この実動部隊は全員「ウルトラマン」の脚本家から苗字をとっている。
しかしまあ、キャラクターの多い漫画なので、
他の面々がクローズアップされる時が来るのかは今のところ不透明だ。
どうでもいいけど、キミコのストッキングには最初背面のシームがなかったのだが、
いまいち色気が弱いと感じたので急遽シームを付け加えている。
これがあるとないとでは色気が変わってくるのがストッキングの面白いところ。
春麗効果とでも呼ぼうか。

大戸島教授は第一話に出て来た時「なんだこのおじさんは結局何の活躍もしなのか」
と思ったかもしれないが、この第三話での大活躍()のために
第一話のカメオは伏線だったというわけ。
さてSF漫画の宿命として、この漫画には多数の科学者が出てくるが、
それぞれに個性とか役割をいちおう線引きしている。
ナムはホンマモンの天才で何でも作れるし、マッドな色合いもあるが、実はかわいい奴。
サンディーンは一方面に偏った天才で、女の子大好きで自分が女の子になってしまった変態。
そして大戸島は凄そうに見えてただのポンコツ。ボケ役としてはトップクラス。
本編でも大戸島は何か役に立ちそうなことをいろいろ言うんだけど、
結局どれも空振りとか不発に終わっているのが彼の役割を物語っている。
「あの写真は私の趣味だよ」とか「予算が降りなかったからまだ作ってなかった」
なんてのは第一話以前から温めていたネタだったので、
無事ウケてくれたからホッと胸を撫でおろした。

アトラスファイターなど、アトラスの武器装備一覧はこの漫画を描いていく上で
大きなひとつの懸念であったが、無事三話までにあらかた片付いたので今は余裕がある。
ナムの宇宙船、銀河帝国の艦艇も大変だったけど、
アトラスの方は基地、人員、手持ち武器、戦闘機、ロボットと数が違うからね。
主力戦闘機であるアトラスファイターは、劇中のネタに合わせて可変構造が必要だったので、
当初は「いかにもロボットの頭」然とした形だったのだが、
あまりにもゴロっとしていたため、第三話の直前に修正して今の形に。
しかしそれはそれでコンバトラーVの頭っぽくなってしまった。
でも「頭になる戦闘機」って外観のバリエーションってそれほど取れないんだよね。
戦隊ロボにもボルテスVっぽい「頭戦闘機」あるし。
頭戦闘機にはダンクーガのイーグルファイター型もあるが、あれも相当無理のある変形だ。
ちなみにファイターの発進シークエンスで糸が見えているのは、
光学合成で消し忘れた、というその筋のネタである。

怪獣ドルコーンとの対戦でナムがあんまり役に立たず、
天才らしからぬ振る舞いを見せているが、
これはアトラスを活躍させる都合上…だけではなく、彼には彼の目論見があるため。
でもそれがわかるのはもう少し先のお話。
しかしドルコーンは胴体が顔になってるから、ちっとも画面内に顔がおさまらない。
胴体顔怪獣はデザインパターンのひとつだが、漫画ではカメラワークしづらい形状なんだなあ。

話の筋があまりよくないなと思ったのはこの辺からで、
ドルコーンをどう倒すかがネームから実際の完成段階に至るまで、
うまく回っていない感触が未だにある。
腕が短いからそこを突いた攻撃を…といった戦法が当初のネームだったのだが、
「腕が短いのを言うのは差別ではないか」とどこからか攻撃されそうなのを懸念し、
顔が胴体になっているから、と方向を転換してドミノ戦法になった。
「電気発生器のドルコーンに電線を巻き付けて電磁石にしてしまう」
という対応法も考えたものの、なんだかいまいちしっくりこなくて没にした。
でも今思い返すとそっちの方がよかったかもしれない。
いずれにせよここで今回クローズアップされている大戸島博士に任せると
進む話も進まないので事態の打開に使えない。
ギャグキャラの宿命とはいえ難しい部分だ。

でもその一方でまりんがおかしくなり始めて、
彼女の本来の「ボケもツッコミもできる性格」が前に出始めたのは怪我の巧妙。
この辺は第四話で発揮されるので待っていてほしい。
フィニッシュのスカイスクリーパースラムは「摩天楼投げ」という意味。
ウルトラマンではよくあった「怪獣を高く持ち上げて」投げたり飛んだりする、
というシーンの再現でもある。
そういや今回はおっぱいが見えるシーンはないけど、
僕本人としてもまりんが気の毒になっているので、その分ぱんつの量で補うことにした。
(気の毒とは…)

オチの部分は初期ネームではもっとセリフがごちゃごちゃしていた。
各キャラも作者も言いたいことやりたいことはいっぱいあるけど、
大戸島総司令の「アトにゃん」宣言で充分であると判断。
ギャグはしゃべくって押すのもありだが、やはりシンプルイズベストに決まるべきだと思う。
アトにゃんという名前に関しては、
キミちゃんが嫌がってるので今後どうなるか分からないけど(;^ω^)

今日から始まる第四話のサブタイは「大ピンチ!五大怪獣対まりん」
一気に五体も怪獣出すの? 
出すんです。
デザインどうするんや、と前々からヤバイと思ってた割にはすんなり五体決まってくれた。
話のまとまりとしては3話よりちゃんとしている(と思う)のでご期待ください。

~今日の映画~
今回は和製ホラー映画「残穢~住んではいけない部屋~」の感想。

あらすじ
ホラー小説家の「私」は、読者から怖い話を募集して
それを雑誌上で紹介するコーナーを受け持っている。
ある日、舞い込んできた女子大生の体験談
「時おり部屋のある場所からホウキで掃いているような往復音がする」
という話に引っ掛かりを覚える。
過去の投稿談を読み返すと、似たような話があったことを思い出した。
その両方の手紙はまったく同じ住所のマンションから送られてきたものだった。
しかし、部屋番号は違う。隣でも上下でもないのだ。
この不気味さに惹かれた「私」は差出人の女子大生と連絡を取り合いながら、
怪現象の背景をさぐっていくのだが、
次第しだいにそのマンション…いや土地そのものに根付く
恐怖の根源が明らかとなっていく。

小野不由美著の小説を原作とするホラー映画。
あいにくと原作は読んでないし、今や和製実写への絶望とか諦観の強い僕だが、
シチュエーションに面白さを感じて視聴に臨んだ。
しかしめっきり小説読んでないな最近は…。
ネタになる知識系の本は読んでるんだけどね。
見せ方としては映像・画像作品の方が漫画の肥やしになるんで、
どうしても小説から離れていってしまう。
それは置いておいて、本作は主人公「私」は心霊現象に会うことなく、
女子大生との連絡を通じて心霊現象の背景を探るうち、
身の毛もよだつ共通性がぞろぞろ芋づる式に現れる過程に恐怖が見える、
という一風変わった展開が面白い。
リングや呪怨みたいに何度も繰り返し使える手ではないが、ホラーとサスペンスの理想的融合だ。

人は特定の場所に住むけど、その場所には昔にも誰かが住んでいたはずで、
その人の怨念が残っているかもしれない、これが「残された穢れ」つまり「残穢」なわけだが、
そうすると今僕たちが座っているここにも何かが…などと思うようになってしまい、
読者や視聴者も落ち着かなくなる。これが本作の狙いであろう。
実際僕もここ数日、部屋の暗がりが怖くなっていて、
だから良作の和製ホラーは嫌なんだよおお、後を引くからあ!
でもホラー見るのやめないけどな(中毒)。

「私」が直接心霊現象に遭遇せず、誰かの回想や創造の中でのみ現象が描かれ、
歴史的なつながりから恐怖を醸し出す演出はとても間接的で、
従来の心霊ホラーに比べると怖さの角度が違うのは、ちょっと不思議な感覚だし、
思いのほかホラー入門としていいのではないか。
と思っていたら、ラストでやらかしちゃった感じ。
原作小説がどうなってるのか分からないが、
ラストは「私」が不審な電話を取るところで終わった方がよかったと思う。
そのあとは完全に蛇足。普通の和製心霊ホラーと同じことになっちゃった。
うーむ、そこはこのホラーが意図していた雰囲気と
違うんじゃないですかねえ、違うんじゃないですかねえ。

明けましておめでとうございます。今回は映画の感想三本立て。

皆さま明けましておめでとうございます。
本年も松田シン、松田シンをよろしくおねがいいたします。
(選挙的宣伝)

正月三が日をぐったり休んでいると、休み明けに働くのが億劫だったりするが、
金土と働けばまた日曜が待っていると思えば、何か得した気分にもなる。
そこも正月の醍醐味であろう。
しかし「ジャイアントまりん」第三話の終わりが刻々と迫っているので、
正月休みもそこそこに二日、三日は第四話ネーム作業に追われて
休んだような休んでないような(体はともかく頭は休めてない)。

先週は日曜日とこの休みを使って3本ほど映画を見たので、
その3本の感想を述べてみようという「今週の映画」特集。
本当はもう一本見ようと思っていたんだけどね。
夜にやってた「なんでも鑑定団」の特番が思いのほか面白くて結局見れなかった。
いつもと違う形式で、芸能人が並んだ鑑定品の真贋を見定めるクイズ方式。
大言壮語する今田耕司がさっぱり当てられず、
完全素人の小島瑠璃子がバンバン当てる展開はなかなか楽しかった。
(書の良し悪しが分からないので、紙の新旧に注目したという小島の着眼点はなかなか鋭い)
結局優勝は片岡鶴太郎だったけど。
日本刀を集めている前田日明が日本刀の鑑定をハズしたのはひどかった(笑)。
前置きはこの辺にして、それでは本題へといってみよう。

「ノーエスケープ」

あらすじ
家族に会うためにメキシコからアメリカへの密入国をはかるモーセスとその他20人あまり。
彼らは密入国斡旋人の急なエンジントラブルのため、
国境線のはるか何キロも前の荒野で降りざるをえなくなる。
斡旋人二人に連れられて過酷な荒野を歩く一行は、やがて斡旋人同士の反目や
過酷な行脚についていけない者の出現によって、二つのグループに分かれてしまう。
しかし先を進んでいた方のグループは、密入国者を憎む地元民サムによって
長距離から一方的な狙撃を受け全滅。
遅れていたことで窮地を逃れたモーセスを含むグループだったが、
サムの愛犬トラッカーによって存在を嗅ぎ当てられ、
同じように密入国者狩りの標的となってしまう。
彼らは果たしてアメリカにたどり着くことができるのか…。

いわゆるマンハント系列のサバイバルスリラー映画である。
登場人物の大半はさっさと死んでしまい、
生き残ったモーセスと女性の二人だけという状況が長く続くが、
この女性が大して美人でもないし気の利いた活躍もせずヒロインとは言い難い。
むしろ主人公を文字通り食う(殺す)存在感で強烈な印象を残すのが、
地元民の猟師サムで、これを演じるのが「ウォッチメン」のコメディアンや
「ウォーキングデッド」のニーガンで知られるジェフリー・ディーン・モーガン。
あまり製作費がかかってなさそうな映画のわりには、いい役者をもってきている。
だがしかし、このサムを上回る大活躍を見せるのが
愛犬トラッカーである。

立場的には主人公たちを追い詰めるので悪役にあたるトラッカー君だが、
密入国者たちが犬が登れないだろう崖や木を伝って逃げても、
機転を利かせて自分が通れる場所を見つけ、遠回りして追ってくる。
獲物に追いつけばご主人様の到着を待つことなく仕留めるなど、
おっさんで脚も速くないサムに比べてはるかに有能である。
丘の散在する舞台において、サムが標的を見失わずに追い続けられるのも
このトラッカー君の有能さゆえ。

トラッカー君のおかげで密入国者たちのピンチが続くため、
単純な追いつ追われつだけの逃走劇でもあまり退屈はしないのだが、
逆にそれ以外の部分が薄い、というのがこの映画の弱いところ。
モーセスがサバイバルの達人みたいな秘密の肩書持ちだったら、
サムとの駆け引きに妙味が生まれたかもしれないが、ただの自動車修理工なので
(それが生きる場面はあるが)、単にアメリカ人がメキシコ人を虐めている構図にしかなってない。
それはこの映画の視点そのものにも表れていて、
密入国をはかるモーセスも、それをハントするサムも犯罪者であることに変わりないはずなのに、
まるでこういう状況に追い込んだアメリカが悪い…ようにしか描いてないのがなんだかなあ。
メキシコ映画なんで言いたいことは分からないでもないが。

にしてもサムが使っているライフルがカルカノM1938っぽいのはなんなんでしょ。
製作者の趣味なのかなあ。ケネディ暗殺事件に使われた(らしい)銃として悪名高いけど、
イタリア銃なんであまり映画のコンセプトとマッチしてないよね。


「すべての終わり」

あらすじ
恋人サムとシアトルで暮らす弁護士ウィルは、サムが妊娠したにもかかわらず、
元軍人のサムの父トムと折り合いが悪く、なかなか結婚のゆるしをもらうことができない。
トムの住むシカゴでの話し合いもトムによる売り言葉に買い言葉で結局失敗。
仕事も恋人も待つシアトルへ戻る日の朝、サムからの電話によって
シアトルで何らかの大きな異変が起こったことが知らされる。
ニューヨークで始まったというその異変は、通信機器が一切使えなくなるばかりではなく、
空軍機も飛び交うなど、ただならぬ事態であることを察させる。
サムの安全を確かめるため、トムとウィルは一緒に自動車でシアトルへの長旅を始めるのだが…。

本作はネットフリックス限定公開だが、これには二種類あり、
最初っからネットフリックスが出資して作った作品と、
別の会社が作ったはいいが世界配給には赤字になりそうだからネトフリに売りつけた作品だ。
後者には悪名高き「クローバーフィールドパラドックス」もあるが、
傑作の名も高い「アナイアレイション」もあって、一概にどうとは言えない。
が、どうも本作も後者ようである。

関係の悪い二人が長旅を通じながら時に対立し、時に力を合わせて困難を乗り越えていく
一種のロードムービーだが、単に通信機器が使えなくなるだけではなく、
そうした混乱状況から犯罪者たちが横行し、主人公二人がシカゴを抜けて間もなく、
北斗の拳かマッドマックスさながらのヒャッハーに遭遇して痛い目にあってしまう。
こうした人間同士の醜さや、異変に伴うらしき自然災害、また長旅に伴う物資不足
などが本作の敵である。

ロードムービーは話の起伏が弱いと退屈な作品になる危うさを秘めているが、
本作は上記した状況によって視聴者をぞわつかせる危機が多く、
決して退屈するような作品ではない。
しかし、である。
退屈させないとしても、本作はクソ映画のそしりを免れ得ない、まごうことなき駄作なのだ。
なぜかと言うと驚くべきことに、伏線のほとんどを回収しないまま終わってしまうのである。
回収されるのは冒頭の「恋人の妊娠や結婚の許し」の部分だけで、
そのほかにも伏線になりそうなシーンや会話や登場人物は出てくるのに、
一切合切何も拾わないまま、ただ危機を切り抜けて終わる、
「ストーリーってなにそれおいしいの」と言わんばかりの大空振り。

いや、この間の「バードボックス」も恐怖の正体は最後まで判然としないけど、
家族とか希望とかの基本テーマはきっちり描ききって終るじゃん。
それもなにも「知らんがなww」みたいに迎えるエンディングにはしばし茫然としてしまった。
ウィレム・デフォーとかそれなりの俳優を持ってきておいて、
なんなのこの映画ああああ!


「ホールド・ザ・ダーク」

あらすじ
かつて子供を殺されたという親の嘆願を受け、
狼を退治したこともあるハンター兼作家のラッセル・コア。
彼はそのいきさつを描いた著作を読んだメドラ・スローンという女性の手紙をもらい
雪深いアラスカの地を踏む。
メドラもまた息子を狼に殺されており、他にももう一人子供を殺された家族がいるという。
ラッセルはかつての経験から「復讐するのは人間だけ、自然に反する行為」と気が進まない
ながらもメドラの悲しみに同情して依頼を受け、猟銃を手に山中へ分け入る。
不意を突いた狼との遭遇に体勢を崩し、危機に陥るラッセルだったが、
狼の群れは彼を襲うことなく退き、かろうじて事なきを得る。
そもそもその狼の群れは飢えを回避するため子供を殺して食う、
いわゆる動物の「子殺し」行為を行っており、こういう狼が人間を襲うだろうか。
不可解さを抱きながら、メドラの家に戻ったラッセルを待っていたのは
身の毛もよだつ恐ろしい真実だった…。

最後の三本目もネットフリックス限定公開映画。
こちらは最初からネトフリが出資して作ったもよう。
そういうのは割と良作が多い雰囲気ではある。
ネトフリ限定映画というのは、公式が強烈に推してくるのでつい気になってしまうのだが、
「クローバーフィールドパラドックス」「餓えた侵略者」「すべての終わり」と
けっこうハズレ率も高い事が実証されている。
不安もあったがこれを選んだのは、ちょっと予告編の雰囲気がよかったから。
…それに何回も騙されてきてるやん。

予告編から僕は最初「訪れた村でいろいろ騒動に会いながらも、
狼退治に挑む孤独なおじさんの話」だと察して視聴に臨んだのだが、いやいやどうして。
アニマルハンティング映画ではなく、血も凍るサスペンス映画だったのだ。
序盤に明かされるその意外な真実からの切り替えしにびっくりして、
何度もそのシーンを見返してしまった。

しかも単なるサスペンス映画ではなく、
負傷により戦場から帰って来たメドラの夫バーノンの登場でサイコな様相も呈し、
中盤には重機関銃対ピストルとサブマシンガンによる凄まじい銃撃戦もあり、
単なるサスペンス映画ではありえない量の死体の山が築かれていく。
次から次へと予想外の展開を叩きつけ、見る側をぐいぐい引き込んでいくこの手腕は素晴らしい。
監督したジェレミー・ソルニエ監督は、この手の大虐殺シーンが得意らしいのだが、
「ブルーリベンジ」も「グリーンルーム」もあいにく見たことが無かった。
今度機会があれば見てみよう。

こうした予想外の展開や、バイオレンスを見せるだけなら
前述した「すべての終わり」と一緒だが、そうはならないのが本作。
なんと劇中にでてくる殆どのセリフ、少し映っただけの「何気なさそうなシーン」までも
伏線となっていて、それをすべて回収してくるのだ。
お話づくりにおいて当たり前と言えば当たり前なのかもしれないが、
自分でやっていても、他の作品を見ていてもなかなかこれをやりきるのは難しく、
(やりきろうと思ったら時間や枚数をオーバーしちゃう)
それでいて2時間以下のドラマにしっかり収めている
「ホールド・ザ・ダーク」非常に完成度の高い映画だ。
虐殺シーンがあるので万人にはオススメできないが、これは傑作。
興味のある人は見てほしい。



……と言う感じで、今回は映画三本の感想を上げてみました。
来週末には「ジャイアントまりん」第3話も終わっているので、
次回はその裏話をする予定。
それでは改めて、今年もよろしく~。

今月のえっちな絵とか映画の感想

年末も差し迫ってまいりました。
アニメ放送もほとんどお休みに入ってしまって、退屈でもある時期ですがわたしは元気です。
ほんとこんな時期なうえ、いろいろ作業を並行してやっているというのに、
なんとかやりきれている自分が怖い。
マンガハックのサンライズ矢立文庫大賞向けの漫画もいちおう出来上がったので、
ついさっき昔のイラストと一緒に投稿しておいた。
1.5次創作ということで一応審査(レギュレーション違反を確認するためだと思う)があり、
運営のエコーズの休み期間を考えると公開されるのは来週になるだろうけど。

並行作業て漫画を描く以外に何をしているかというと、
もちろん定例になっているえっちなイラストを描いていたのだ。
これは支援してくれている人へのお礼という以外にも、
カラー原稿の塗り方を忘れないためや、技術向上の意味あいもあるので
苦しい時期でもできるだけ中止するわけにはいかない。
ほんと、しばらく離れるとすぐに忘れちゃうんだよね塗り方のさじ加減を。
テーマは今回もプリキュアで、気にかかったキャラクターを適当にピックアップしている。
キュアリズム_0000

スイートプリキュアは、開始当初からキャラクターデザインにキレがあって、
特に主役二人の性的な魅力度合いは、歴代主役周りと比べて抜きんでた高さがある。
もちろん全身ピンクのメロディも良いのだが、金髪に白服というリズムの方が、
カラーバランス的にも色気があり、ポニーテールもついてさらに倍。
声も折笠富美子嬢であるなど原点要素がない。
…しかし折笠愛といい、折笠富美子といい、折笠姓の声優はどうしてこう
俺のリビドーを刺激するのか…。
最初はただエッチなポーズをとっているだけだったのだが、
首輪つけて紐でつないだら嗜虐心をあおって、よりえっちな感じになりそう
とアドリブ心を出したのは正解だと思う。
首輪付けてるのがメロディだったら、紐を引っ張ってるのはリズムになるが、
リズムがつながれているとなると、紐を引っ張ってるのはアコちゃんだと思います。

キュアマーメイド_0000

プリンセスプリキュアは僕の中では未だに点数が高い作品だが、
その話をすると長くなるので置いておいて、
主役4人の中で一番魅力(エロさ)があったのはマーメイド…
というよりみなみの方だと気づいたのはほとんど描きあがった後の話。
じゃなんでマーメイド描いたんだよ、
って自分でかけたプリキュア縛りの先入観に視界が狭まったのかもしれない。
まあ、マーメイドはプリキュア中で数少ない水中ユニットの
ゲッター3扱いなので、キャラクターとしても面白いからいいか。
股間を強調するために下からあおるアングルにしたのはいいが、
腰の捻りをつけなかったせいで、絵としての色気はいまひとつ…?
この辺がえっちな絵の難しさで、色気のあるポージングとアングルというのは
48手よりも少ないのだ。
「こいついっつも同じようなエロ絵描いてんな」
という指摘は正しいけど間違っており、
パターンが限られてるんだからしょうがないだろ!というのが正解なのである。

舘響子_0000

3人目はどうしようか。またミスシャムールでも描こうかなと
プリンセスプリキュアの公式サイトでキャラクターを流し見していたら、
ふと目に入って思い出したのが、きららの事務所社長の舘響子さん。
…プリンセスプリキュアの女性キャラ、エロい人多くない?
何にしろ、僕はこういう知的で大人びた女性が最大のストライクゾーンであるため、
描いているうちに熱が入ってきて、今回描いた中では飛びぬけてエロい完成図になってしまった。
このままおもらしでもしそうなポージングだが、そういう妄想は可です。
背景色の股間部分に黄色を入れているのはそれを意図してのこと。
なんでおもらしまで描かなかったんじゃいって
だから時間的に差し迫っていたんだってばよ。
あとここでは見れないが、初めてストッキング差分に挑戦した面も響いている。
ストッキング差分…いったいどう描いたらいいんだと試行錯誤。
結局、半透明にしたレイヤーで処理した。
その一方で下着の模様はすべて手書きで済ませている。
この手のレースはそりゃ素材を使えば見栄えがよくできるが、
一人で漫画作業していればそんな暇はとてもない。
手書きで下着模様をそれらしく描けるようになれば、スピードアップにもつながる。
そのためにも、もうちょっと下着の研究をしないといけませんな。

今年最後のブログがこんなえっちな内容になってよかったのかまずかったのか
(R-18ブログだろ!)
とにかく皆さま来年もよろしくお願いいたします<(_ _)>

~今週の映画~
今回はネットフリックス限定映画「バードボックス」の感想

あらすじ
現在・マロリーは二人の幼い子供とともに安住の地を求めて大河を下ろうとしていた。
その五年前・画家として生計をたてているマロリーは、出産を近く控えた妊婦である。
その子の父親はかつてのルームメイトだが、今は別れて久しく、そんなことはどうでもいい。
むしろ懸念はロシアから始まった謎のパニック病(?)で、徐々にその範囲が広がっていた。
胎児の検診を受けた帰り、ついにアメリカでもこの現象が発生し、
マロリーに付き添っていた妹が、自ら車の前に進み出て自殺してしまう。
この異常事態に感染(?)した人物は、ことごとく命を断つ行動に出てしまうのだ。
大混乱のなか逃げまどうマロリーは、軍人あがりの黒人トムに助けられ、
近くにあった中国系アメリカ人の家へと逃げ込む。
すでに数人が逃げ込んでいたその家の中で人々は状況を整理し、
原因が「何かを見た」ことによるものと判断。
窓と言う窓をすべて塞いで、外界との接触を断ち事なきを得る。
しかし外を見ることはできない、というのは何もできないどこにも行けないのと同じ。
食料は当然限られている。
彼らはこの極限状態をどう生き延びればいいのか…。
一方現在のマロリーにも危機は迫っていた。この大河の先には急流がある。
ここを無事に下るには誰かが「見て」方向を示さなければならない。
ボートを漕げるのはマロリーだけ。
つまり彼女は幼子のどちらかを犠牲にしなければならないのだ…。

バードボックスというタイトルは、鳥かごという意味で、
どこへも行けない登場人物たちの状況を表していると同時に、
鳥には「ある異変」を察知できることが途中で判明するため鳥を飼うようになり、
鳥かごが彼らにとっての命綱にもなっている、二重の意味を含んでいる。

本作は数か月前からyoutubeなどで予告が流されていたため、
そのホラー具合から期待していた作品の一本。なのでネトフリへ来てすぐに飛びついた。
内容は別にして冒頭で驚いたのが、マロリーを診察する女医が
「ER緊急救命室」でインド系美人医師ニーラを演じたパーミンダ・ナーグラだったんだけど
これが見事なまでに横幅が出て「ふ…太った?」と衝撃のあまりひっくりかえってしまった。
…と思ったら、どうやらこれはさる理由により特殊メイクで太っていたらしい。
その辺の理由は実際に見てもらえばわかると思う。

本作の主演女優に、今や泣く子も黙る演技派としてハリウッドに名をとどろかす
サンドラ・ブロックを起用してるのは、本作のコンセプトからも明確だろう。
「外で何かを見ると死んでしまう」「それを防ぐために目隠しをする」
つまり目を用いた演技ができないので、よりしっかりした地の演技力が求められたのだ。
「ジャッジドレッド」で顔が出ないからとヘルメットを拒否した
スタローンみたいなのはおよびじゃないということ。いやスタローン好きだけどね。
(ジャッジドレッドは何があってもヘルメットを脱がない原作キャラなのよ)

最近は音を立てると死亡確定な「ドントブリーズ」「クワイエットプレイス」がヒットし、
新時代ホラーの波が来ている雰囲気があったが、いやこうも早く次のそれも「見たら死ぬ」
ホラーが来るとは思わなかった。
見えないと言っても外だけの話だし、家の中にいれば安全じゃね?
と思うところが、当然避難民の中にも波風を立てる人間がいるので安心できたもんじゃない。
さらに途中から状況判断の甘いおデブちゃんの妊婦も加わり、
こいつが…いや悪い人じゃないんだけど、言うとネタバレになるし(;^ω^)
この辺のクズどもに比べたら、勇気と思いやりをかねそなえたトムの頼れること。
主人公のマロリーじゃなくてもこれは惚れますわ。

問題となる「見てはいけないもの」の描き方はなかなか秀逸だ。
登場人物たちは見てはならないし、視聴者にも見れないんだけど、
これを木の葉のさざめきで表すだけでなく、自動車のレーダーで示すシーンなどは
その特筆すべき恐怖の、それも現代的な演出と言えるだろう。
一方で手落ちもあり、それは結局「見てはいけないもの」がなんなのかさっぱり判明しないこと。
いや、結局正体が分からないホラーはよくあるけど、
それがカケラたりとも分からないというのは殆どなく、この点すっきりしない。
しかし監督スザンネ・ビアのテーマとするところは常に家族であり、
これを通底して希望が描かれるところは実に感動的なラストだ。
2時間いっぱいの映画ながら、退屈するシーンは殆どなく気が付けば涙していた。
非常にオススメの傑作である。

がホラー映画にお涙はいらんのや。感動したけど納得はしていないぞ~。
Twitter プロフィール
たぶん漫画家だと思います🐯。作品は「DEUCE」「デッドマキシマム」など、電子書籍になってます。ブログは18http://b.dlsite.net/RG31950/f 現在連載中の漫画「ジャイアントまりん」はここ→https://t.co/W9xjhAjMFZ
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