ヘンタイオジサンのR18SSワールド

このブログは成人向けコンテンツを含みます。18歳未満の方と現実と虚構の区別がつかない方はブラウザのバックボタンで戻ってください。またこのブログに掲載の小説に出てくる団体・個人およびすべての固有名詞は現実に存在するものとは全く関係がありませんことを御理解願います。また、当記事の『小説』カテゴリなどで行われている行為を現実で実行すると違法である可能性があることを強く注意喚起します。

タグ:ドラッグ

[岸和田翔平]


  三倉圭織がオレの部屋にいる。強気な目でオレを下からにらみながら居心地が悪そうにしている。いままで授業なんかさぼったことがなさそうな優等生が授業をさぼってオレの部屋にいる。その事実がすでにこのバカなオンナがオレの手の届くところに落ちてきつつあることの証だ。


「そう睨むなって。いま作ってやっから。


ってか、薄めるためにタバコまぜっけどうっさいこというんじゃねーぞ!

また、記憶なくしたくねーだろ」


 脅しつける様に大きな声で言い、サイドテーブルから紙巻タバコの箱を取り上げる。三倉は無言だ。


 膝の上に葉タバコを出し、そこに少しだけポケットから出したパセシーの粉を心持少なめにまぶしてやる。オレがほしいのはオンナであって薬中のオンナじゃねぇ。量は減らしていく。代わりにセックスとタバコ漬けにしていきゃぁ、禁断症状も気にならねーだろ。


 パセシーを出した瞬間、三倉の目の色が変わる。反抗的な目つきが飢えたオンナのものになる。鬱陶しい風紀委員長の目じゃなくて欲望に取り憑かれた不良の目に。いい兆候だ、自分の主人が分かっている目だ。本人は覚えていなくても、体は間違いなく覚えている。その証拠に、口の端からよだれが出ているのも気づいていないし、むせかえるようなメスの匂いをしてやがる。


 ヤクを混ぜた葉タバコを紙に巻いてやる。三倉はその様子を凝視している。さっきまで敵対的に憎んでいた表情はいつの間に消えて、ただただ、タバコを見ている。飢えたようにオレの指先を見る三倉の目は学校ですかしているいつもの顔とは違って、どこにもオレを見下したところがない。


 くるくると紙巻きたばこを巻いて、出来上がったやつを人差し指と中指の間に挟んで差し出す。エサをついばむ鳥のように、三倉が顔を突き出してオレの指からそれをとる。いまにも我慢できないという風で、わざわざ火をつけやすいように咥えたたまま、すこし斜め上を向く三倉。その姿は学校でのコイツとは大違いで従順そのものだ。


 シュボッっとジッポで火をつける。タバコとパセシーのかすかに甘い香りが部屋に広がる。それとともに、三倉の目が心地よさそうに細くなるのを見た。


「ほら、ベッドの上に座れよ」


 ポンポンとオレの横のベッドをたたく。力なく立ち上がった三倉が、特に抵抗するそぶりもなくオレの隣に座る。そしてオレが下半身を露出するのを何も言わずにい見守っている。下半身を脱いだ俺は、パセシーがキマっている三倉にすりこむ様にささやく。基本は単純なフレーズの繰り返しだ。


『オレの言うことを聞くと三倉は楽しい』『オレの言うことを聞くと三倉は楽しい』・・・・・


コクコクと三倉が赤べこ人形みたいに首を振って理解したことがわかる。この委員長型ダッチワイフがプログラムされたのだ。


「じゃぁ、オレのちんこ扱けよ!」


 そういって、三倉にオレのちんこを握らせて、上下にしごくことを教える。素直に言われるがままに動く。三倉の今まで男のものなど握ったことがないだろう汚れのなく白いシミひとつない綺麗な指が淫水焼けしたおれの極太ちんこを上下に優しく動かしていく。


 それを感じながら、オレは三倉のセーラー服の中に手を入れる。程よい大きさでピンとはったおっぱいがブラの中で震えている。反抗的に突き出たロケット型のおっぱいに手を入れ、ブラをはがす。すでに痛いほどに起立した乳頭を適当に転がせば三倉の口から艶っぽい声が漏れ始める。切なそうな顔をしながらおれのちんこをしごく三倉。たぶんコイツのカレシですら、こんな顔は見たことがないだろう。


 制服の紺のプリーツスカートをめくりあげても気にしたそぶりはない。熱心にオレの一物を扱き続けている。あらわになった淡いブルーのショーツはすでに絞れるほど濡れている。


 当然だ、もともと毎週オナニーするような淫乱だ。ヤクキメの快感を知ってしまえば、普段の快感レベルでイクなんて不可能になる。オレに屈服するためにこのひと月発情し続けてたようなもんだ。こいつがオレの漂わせていたパセシーの匂いに鼻を引きつかせてたように、オレもこのひと月こいつの発情したメスの匂いには気が付いていた。それでも、彼氏とは何もなかったみたいだが。バカなやつ。


 ショーツの中に無造作に手を入れる。すでに勃起しきったクリトリス、濡れ濡れのラビア。風紀委員長のマンコが全力で絡みつくようにオレの筋肉質な指先を迎える。


「ひゃぁぁぁっっ!」


 クリを軽く指先で転がすと腰をもじもじさせながら三倉が喘ぐ。


「気持ちよかったら、その分だけちんこを扱いてくれよ。あと、気持ちい時は気持ちいいって言え」


 そういったん手を止めてささやく。素直にうなずく三倉。


 すでに十分すぎるほどに湿ったマンコを指でくちゅくちゅ音を立てながら愛撫する。次から次へとどんどん三倉のラブジュースがあふれてくる。そして三倉の白い指もオレのカウパーで湿りニチェニチェと音を立て始めている。しかも彼女のもどかしそうにオレのベッドの上で揺れる尻を反映するように激しく上下に大きく勃起したオレの一物を更に激しくしごいていく。


 オレは手のひらでクリトリスを上からつぶすようにしながら中指を激しく三倉の内側に入れて出し入れする。


「ひゃぁぁんん、そ、それぇ、イイぃ、気持ちいいのぉぉぉ、はぁんんん」


オレの手にびゅしゃっと熱いものがかかる、三倉が体をのけぞらせて絶頂し、潮を吹いている。もはや、ぐちょぐちょで下着の体裁を成していない三倉のショーツ。快感のあまり、そのままオレのベッドに倒れこむ三倉。全身脱力して力の入らない足から、ショーツを抜き去り。絶頂を極め敏感になった三倉の上に覆いかぶさり秘部におれの分身の狙いを定める。

 

 何も知らない三倉は覆いかぶさったオレの顔を見ながら肩で息をしている。


「楽しいか?」


 そう聞く。迷うことなく、恥じらったような笑顔で首を縦に振る三倉。普段なら今の時間はまだ学校でくそまじめに勉強していることなどもうそのメスの顔をした頭には残っていないのだろう。


 無邪気に笑顔でオレのことを見つめる三倉を強引にベッドの上に押し倒して彼女のまだピッタリと閉じているマンコにオレの息子を突き立てる。


「ひゃぁっ、あああんん、入ってきてるぅんん」


 ついこの間処女喪失したばかりの肉壷だ。いくらオナニーしまくっているとはいえ未だにだいぶ抵抗がある。そこをオレの肉やりがこじ開けるように突き通していく。オレの目の前でいつもすましている三倉の顔が乱れていく。


「ああ、オレのちんこが圭織ん中に入っていってるぜ。お前ん中はうねうね絡みついて、気持ちいいぞ。圭織はどうだ?」


ぴっちりと閉じて締め付けも悪くない風紀委員長のマンコがオレのワルイちんこで無理やり貫通させて、そして最後には大歓迎させてやる。


「んん、熱くてっ太いのぉ…ぁぁあんん、ど、どんどん深くまでくるぅっ」


「お前の一番奥までいってやっからなぁ」


すでに十分すぎるほどに濡れた三倉の肉穴に向かってオレの肉剣をぐっと突き刺していく、そして一旦挿入されると抜き出されることがいやだとばかりに肉ひだが締め付けて激しく求めてくる。


「ああんん、きてるぅっ。おちんちんがぁっ…奥まで来てるのぉぉ!」


「チンポだ、チンポって言え」


「ああん、チンポ、チンポ来ているのぉ、ひゃぁぁんん」


腰を激しく打ち付ける。嬉々としてオレの言うことに従う三倉。


「オレの腰に足を回してみろ、しがみつくみたいにな」


三倉自身にオレのちんこを深く咥えこむことを要求する。言われるがままに彼女の足が折れの腰を固定し、子宮に向かって突き刺さるかのように深くくわえ込んでいく。彼女の仇敵の子種を求めるべく、彼女自身が深く深く抱きいて求めてくる。引き締まった彼女の太ももがオレに絡みつき、さらなる快楽を得ようともがいている。


「はぁぁぁぁんんんん、な、何これっ!深い、深いのぉ、ごりゅごりゅってチンポがぁ、っ私の中にこしゅれてぇぇんん、きみょちいいにょぉぉぉ」


三倉が気付いているかどうかはわからないがオレの下で組み伏せられながらも、彼女の腰はさまざまに動いて、快感をむさぼる。彼女は気持ちよさそうにかわいらしいメスの顔でオレを見上げる。つい一時間前までオレのことを見下し、睨んでいた風紀委員長とは思えないような蕩けた目でオレを見つめる。


 そのままコイツの唇を吸い上げる。抵抗するどころか膣がきゅっと締まるのを感じる。舌を差し込めばぎこちないながらも絡めてくる。


 目と目が合い、唾液が交換され、舌が絡み合う。愛おし気にオレのことを見て、そして二人の腰がぶつかり合う。


「だすぞ、イケっ!」


「んはぁぁんんんん、激しいぃぃぃ、激しいのぉぉお」


叫ぶように言いながら三倉の膣がさらに快感を与えようときゅうきゅう収縮する。


「あっ、あっあんんんんんん、すごいすごいすごい、なんか来てるぅぅ!!!」


マンコ全体が快感に痙攣するように震える。そこにオレのザーメンを吐き出す。


「ひゃぁあぁあぁああああああああああああああああああんん!熱いのぉぉぉ来てるぅぅ!!」


出す直前にかすかに膨らんだオレのちんこがどこかをかすったらしい。敏感になっている三倉が絶叫するように叫び、そして体を震わせる。


 快感をむさぼったオレたちは肩で息をしながらつながったまま休む。すっかり汗だくになった三倉はオレの下でついさっきまできちっと綺麗になっていた制服をしわくちゃで汗で張り付かせたまま放心している。


夕方までまだたっぷり4時間はある。そのまま徹底的にオレのザーメンを注いで、そのまま彼氏の待つ予備校に行かせよう。オレのことをうるんだ瞳で見つめるメス顔な圭織をみながらオレはそう決めた。

そろそろ8月も終わりですね…疲れた…

前回は忙しくて追加編集を頼む余裕がなかったので今日はなんとか、正直この数年で一番使えたMC系の小説を。




各ランキング党でも上の方に来ているみたいなので知っている方もおいのではないかと思いますが、これの後半の方はかなり使えます。悪堕ちするか、ハッピーエンド後多い二次元ドリームノベルズの中で堕ちた後にかなりページを咲いているのは最高です。連鎖悪堕ちや、コスチュームチェンジと言った要素もあり、大変ツボでした。

6月1日


[佐藤圭吾]


 一時期心配だったが、最近カオリも回復してきたみたいだ。五月病ってやつかもしれない。


 一時期と比べると顔色も見違えるようによくなって、メールの返信も早くなった。何より、俺がちょっと困ってしまうぐらい最近積極的だ。


「はい、あーん」


 そう眼鏡の奥からカオリがスプーンですくったアイスを差し出してくる。予備校帰りのファミレス、宿題の見直しを二人でしながら、もう何度もこうしてアイスを差し出してくれる。いままで奥手で、こういうことに厳しい目を向けていた風紀委員長だけになんだか不思議というか、ちょっと怖い気すらする。もちろん、俺は彼女のカレシなわけだから。なにも不思議なことはないし、むしろ俺としてはとてもうれしいんだが、無理をしているんじゃないかと思ってしまう。


「カオリさぁ、何か最近あった?」


「別に…。なによ?なんか疑ってるの?

まぁ、私のキャラじゃないわよね」


俺の腹の中を探るような圭織のジト目。でもそれさえもとてもかわいい。


「いや!いや!そんなわけないから。むしろうれしすぎてなんかあるんじゃないかって思っちゃうくらいで」


舞い上がりながら即答する。


「ふーん」


じろじろと俺のことを見つめる委員長モードのカオリ。それが一転、笑顔に代わる。


「ま、いっか。ほら、アイス溶けちゃうわよ」


そういって自分のスプーンを俺に差し出す。カオリとの間接キスに胸を躍らせながら、俺はそれを口にする。そういえばカオリと付き合い始めてからまだ、キスすらすましていないんだよな。きっとこの分だと、そう遠くない未来に、たぶん中間テストの後ぐらいに行けるんじゃないかな。いつか、提案してみよう。


 そう思いながら俺は彼女のスプーン越しにアイスを食べて、胸が熱くなるのを感じる。手元にはこの前初めてカオリからもらったストラップが筆箱の中に見えている。

 

6月2日


[三倉圭織]


 はぁ、っとため息をつきながらここ数日の自分の行動を思い返す。なんだか、青春ドラマみたいにケイ君とカップルしている自分がいる。昨日なんか、なんども自分のスプーンでアイスを彼の口に差し出してしまった。さすがにやりすぎたのかケイ君も怪しんでいるそぶりを見せていた。


 無理もない。ひと月前の私なら、そんな不潔なことは許容できなかったのだから。でも、あれ以来、私の体がなんだかとても汚れてしまった気がして、ケイ君に多少間接キスをするくらいなんでもなくなっている。なにより、ケイ君のことを考えるととても重い罪悪感を感じてしまうのだ。それこそ、間接キスなんて罪滅ぼしにもならないほど。


 すべての元凶、岸和田君の机を見る。今日は珍しく学校にきている。いつの間にか彼の出欠を気にしている私がいた。あの日、岸和田君の部屋で抱かれた日から二週間以上が経っている。実を言えば、最近再び軽い頭痛がし始めていた。日常生活は一番禁断症状がきつかった時と比べればまだ輝いていて、ケイ君といても楽しいけど、でもそれが時間の問題だということも分かっている。


 そして岸和田君を見ると思い出してしまう。2週間前のあの日のことを。最初の時はそんなことはなかった。強い麻薬で酩酊状態のままレイプされて、その時の記憶はほとんど思い出せない。ただおぼろげに気持ちよかったとしか思い出せない。それなのに、先々週のことは私の記憶に張り付いたままだ。岸和田君の言った通り、量が少なかったからなのか、鮮明に思い出せてしまう。あの、快感。岸和田君のペニスが私の中に容赦なく侵入し、彼に組み伏せられるようにベッドの上で幾度も絶頂をむさぼってしまったこと。彼の吐き出した熱い精子が私の体に刻まれたこと。そして普段怖そうな不良が絶頂の快感にかわいらしいような表情で唇を吸ったこと。全部、まだ風化する兆しすらなく思い出せる。


 そして何より。それが私のことを苦しめる。あの後、ことが終わった後で岸和田君は予備校に間に合うように私を解放した。その時に紙袋を押し付けられたのだが、その中にアフターピルとピンクローターが入っていた。麻薬のせいで尋常ではない快感を知ってしまった私は簡単に指で刺激するだけのオナニーではすでに満足できなくなってしまっていた。そのことさえ見透かされていたのだ。


 初めの数日ほどは抵抗していたが、結局快感に対する欲求と物珍しさからローターを使ってしまう。彼氏ではない男に与えられた性具を日常的に使ってしまう。以前はオナニーしながらいつかするだろうケイ君との秘め事を想像していた。いまでも、そうだ。けれども、あの下半身から湧き上がる快感はいいようもなく岸和田君との情事を思い出させて、最終的にどっちの男性に抱かれているのか妄想の中で判別すらできなくなってしまう。


 その自分の不貞に対する心苦しさから、最近いつも自慰の後はケイ君に愛を確かめるような熱いメールを送ってしまう。自分の愚かさにどこかで冷めたように感じながらむなしいメールを送信する。するといつでもケイ君は大まじめに熱い思いを返してくれてますます私はつらくなってしまう。彼の愛に満ちたメールがまるで私の心の裏側を攻めているような気がしてしまうのだ。


 昼休み、岸和田君が席を立ってどこかに向かう。たぶん、校舎裏で不良たちとタバコを吸うのだろう。


 少ししてから私は校舎裏に向かう。不良を注意するという風紀委員長としてのお題目のもとに岸和田君を責めるために。でも、心のどこかで最近再び起こり始めた頭痛のことも考えてしまう。


 カビが生えそうな湿っぽい体育館裏の一角。薄暗く死角になりやすいその場所は、普段から不良のたまり場だった。そこに私が足を踏み入れる。


 岸和田君を中心に、2,3人の不良たちがたむろしながら紫煙をくゆらせていた。


「こら、あなたたち、またこそこそタバコなんて吸って。校則違反よ。また先生に言いつけられたいの?」


ニヤニヤしながら岸和田君が言ってくる。


「うっせーぞ、いいんちょうがぁ。お前がうっさいのはチンポの上だけで十分じゃねーか」


不良たちがどっと笑う。すでにことの顛末は不良の間で広まってしまっているのだろうか。私はイラッとして、近くにいた不良んも一人が手に持っていたタバコの箱を取り上げた。


「これは、没収よ。いい、私はあんたたちの健康のことを考えて注意してあげてるのよ。感謝されこそすれ、キレるなんてお門違いよ!」


タバコを没収された不良がつかみかかってくる。それを岸和田君が制止する。


「まー、オレら誰にも迷惑かけてねーし、いいじゃねーか。な、圭織」


馴れ馴れしく私の肩に手をかけてくる岸和田君。あの、甘ったるいクスリの匂いがふわりと私の鼻につく。


「そういう問題じゃないわ。


それに学校サボりすぎよ。三年生なんだからきちんと来なさいよ」


岸和田君の手を払いのけて言う。少し背の高い彼が私の顔を除き組むようにして言う。なんだかこういう風に顔を正面に持ってこられるとまるで2週間前のアレみたいで違和感がある。


「まぁ、オレがいねーとヤクがもらえないからな。そうだろ?」


「違っ、そんなわけないじゃない!」


心外なことを言われて、私は慌てて否定する。


「あれ以来、圭織はあのひょろい彼氏とラブラブらしいじゃん。また、ヤク切れで彼氏を心配させんのか、あぁん?」


ピシャンッ、思わず私の手が出て、岸和田君の頬をはる。そして呆然としている不良たちを後に私はその場を後にする。


「とにかく、タバコはもう止めなさいよ」


私の後ろで頬をはられたはずの岸和田君がにやにや笑っていたのにも気づかずに。

 

 

6月6日

 

 結果としてあの時岸和田君の言ったことは現実なりかけていた。頭が痛い、ますますあの日のことが鮮明に思い出され、対照的に日常が色あせて見える。自慰もどこかむなしく、浅くしかイケない日々が続いていた。

 

 一方、岸和田君は遅刻や早退はするものの私が注意して以来欠席はしていない。私はほぼ毎日のように、岸和田君を注意していた。あの、甘い匂いをますます強く漂わせる彼を廊下や教室で𠮟責していた。ただし、あれ以来体育館裏の不良たちのたまり場には近づかないようにしていた。

 

 お昼休み。ケイ君といつものように屋上で昼食を一緒に食べていた。今週になってから始めた習慣だ。我ながら恥ずかしすぎる。それでもすこしでもケイ君との愛を確かめ続けなければ怖かった。彼と会うことで頭痛を少しでも忘れようとした。けれども、そんな日々もどこか無味乾燥に感じられて耐えられなくなりつつあった。


「そういえば、さっき岸和田からこれを委員長にって渡されたんだけど。なんか呼び出し文みたいだけど、大丈夫?」


 そういってくちゃくちゃに丸められた小テストの裏紙をケイ君が私に渡してくる。しわくちゃなそれを開くと、雑な字で『放課後、体育館裏』と書かれている。


「どうってことないわ。気にしないで。


そういえば、今日はケイ君のすきなハンバーグが私のお弁当に入っているわ。はい、あーん」


 頻度が再び上がってきた禁断症状の軽い頭痛を抑えて、無理やり強引に話を変える。ケイ君といる時ぐらい、あの男の影を忘れていたいのだから。

このページのトップヘ