ヘンタイオジサンのR18SSワールド

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カテゴリ:小説 > 欲望都市編:アイドル編

今週から小説の投稿は金曜日の夜に戻します。


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[塩豚太]


 唐突だが俺には弟がいる。イケメンで外資系の企業に務めていて年下の美人の奥さんと結婚して、年頃の娘がいる。そんな幸せで円満な家庭を築いている人生の勝ち組の弟だ。それどころか塩豚なんて名字は体面が悪いからとさっさと奥さんの性に変えやがった。しかも、俺のことを見下していて事あるごとに俺に説教かましてくる鬱陶しいやつだ。


 まぁ、聡明な読者諸氏ならここまで書けば俺が次にどうするかは既に予想がついているだろう。


 そして、一つだけ俺がそのクソ兄貴の弱みを握っていることがある。兄貴は奥さんに隠れて地下アイドルの追っかけをやっているということだ。仕事終わりの飲み会と言いつつライブハウスに通ったり、出張と言いつつ遠征に行ったりしているみたいだ。さぁ、これをどう利用しようか。


[岩亀征夫]


 兄貴が飲みに行こうと言ってきた。最近やっとまともな仕事についたらしい出来損ないの兄貴だ。仕事の方は順調らしく、やたらと可愛い運転手付きの車で迎えに来た。正直、あの兄貴がこんなふうになるのは詐欺にあっているとしか思えなくて心配になって飲みに付き合うことにした。兄貴が勝手に詐欺られて身を持ち崩すのはいいが、弟の私まで巻き込まれたら嫌だからだ。


 高層ビルの最上階にあるバー。いかにも高そうなそこで兄貴がどう考えても似合っていないのにマティーニなんか傾けている。私はただの付き合いなのでかるくモヒートを頼む。こういう高級そうなバーに似つかわしくない若いバーテンの女性がシェイカーをふっている。


 「お代は俺が払うからね、ウヒッ」


 そう言う兄貴。控えめに言って気持ち悪い。


 「兄さんさぁ、最近何してるの?随分羽振りが良くなったみたいだけどね」


 「ああ、ちょっと人にはいえないんだけど、教育関係のコンサルみたいなことをしているのかな、フヒヒヒ」


 随分ふんわりとした答えが返ってきた。人に言えないとかって時点でまともじゃない。犯罪がらみっぽいと思う。クソ兄貴がついにやらかしたのだろう。


 「それでさ、本題なんだけど、俺の会社が事業拡大でねタレント関係の事務所をひらくことになってアイドルグループを引き抜けないかなって思ってるんだ。つっても、俺はアイドルとかそういうの詳しくないし、兄貴に助言もらえないかなって。できればプロデューサーとかしてもらえたら嬉しいんだけど」


 ほら、俺のことを巻き込んできた。まず名前も言えないような会社に誘おうって時点で常識無いし、そんな都合の良すぎる話があるはずがない。そして妻と娘がいる私にそれを投げ出してアイドルのプロデューサーだぁ、そんなことできるはずないだろうが。そんなことも察することができないから兄貴はド底辺の負け組クズのまんまなんだよ。


 「そんな話はありがたいけど、俺は嫁と娘がいるからな、今の仕事はやめられないぞ。アドバイスくらいはするけどな」


 「そっか、残念だよ、グフフ」


 そういって、兄貴はやたらと趣味の悪い指輪をいじる。人と話すときは顔見て話せよ。そう私が口にしようとした時、指輪が光ったような気がした。



[塩豚太]


 やれやれ、征夫はやはり断ってきたか。まぁ、ここまでは計算通りだ。俺はドクター・ゲスオの最新作の催眠導入リングのスイッチを入れる。バーテンダーの女はすでに洗脳済みだ。


 その場で意識をなくした征夫の耳の穴にスポイトを突っ込んで洗脳用ナノマシンを注入する。ドクター・ゲスオの洗脳アイテムは最近検体の増加にともなってどんどん使いやすくなっている。


 「おい、征夫。俺のことどう思ってる?」


 ふと気になって聞く。


 「出来損ないのゴミカス兄貴。血がつながってるのも汚らわしい」


 淡々と答える征夫。それでこそだ。もしこれでまともな言葉が返ってきたら計画台無しだし、これでこそおもいっきり復讐できるってもんだよ。


 「玲子、そいつのグラスにションベンしろ」


 バーテンダーの格好をした野島玲子がバーの上に上がってがに股になる。意識のない征夫の前で俺の指示通りノーパンパイパンマンコが露わにされる。そしてそのマヌケな格好のまま彼女は指でマンコを割り開くと尿道口の位置を調整し、征夫のモヒートのグラスにジョボボボっとションベンを注いでいく。


 ちなみに玲子にはたっぷりションベンが出るように今日はこまめに水分補給させてある。グラスからあふれた尿がバーの上に広がってやっと玲子の尿が終わる。バーの上を拭く玲子を無視して俺は征夫に問いかける。


 「なんで拒否したんだ、征夫」


 「娘が高校に上がったし、お金がいるから。リスクはおかせない」


 至って普通の答えが返ってきた。つまらない。まぁ、面白く書き換えてやる。


 「いいかい、征夫。お前は好きなアイドルグループのプロデューサーになれるんだよ。そしたら多分、アイドルとももっと触れ合える。隠れてライブハウスに行く必要もないし、もしかしたらアイドルとヤレるかもしれない。こんなちゃんすめったにないんだよ」


 「でも、娘が…」


 まったく家族思いすぎる弟だね。


 「いいかい、征夫はアイドルが好きなんだろ。大好きなんだろ?今までどおり仕事やるふりをしながらアイドルのプロデューサーをやればいい。頑張れば給料だってかわらないし。


ほら、征夫、やる気出てきたろ」


 俺がまくし立てる。今頃征夫の脳内でナノマシンが必死に書き換えを実行しているのだろう。


 数分して兄貴が頷く。


 「わかった、なんだかプロデューサーがやりたくなってきた」


 よし、大丈夫だな。これで征夫は今後どうにでも書き換え可能だ。夢が膨らむねぇ、ウヒッ。



[岩亀征夫]


 仕事終わりで疲れていたせいかなんだかウトウトしていたようだった。まぁ、それはいい。問題はクソ兄貴がアイドルのプロデューサーになれるだなどと胡散臭い話を持ち込んできたことだ。しかも地下アイドルの中から好きなグループを買収するとか胡散臭すぎる。


 まぁ、どうせ不可能なことだ多少話くらいは聞いてやってもいい。どうせどこかで詰まって音を上げるはずなのだから。クソ兄貴と違って俺はチャンスは逃さない男だからな。会社の有給が余っているから時間が必要ならそこを崩して行けば大丈夫だろう。まぁ、不可能だがな。万が一、本当にプロデューサーになれるんだったらそんなチャンスは見逃せないからな。


 「兄さん、私は試して見ようと思う。私の押しアイドルは『ふるーつじゅーす』といって2人組のユニットなんだが、知っているか?ポテンシャルは十分にあると思うのだが、マーケティングが下手でな、私のほうがうまくできると思う」


 「しらないなぁ、でも買収する準備してみるよ。可能だったら、事務所ごと買ってしまいたいね。フヒッ。来週の今日までには準備するから、時間空けておいてね」


 『フルーツジュース』は大きくはないが中堅の事務所に所属している。バカ兄貴の名前も言えないような危ない企業に買えるものじゃないぞ。まぁ、アホ兄貴の狼狽する顔を見るために有給申請しておくか。そして俺はモヒートに口をつける。なんだこれ、変な味と思いながら顔色を変えずにゆっくりと飲む。



 そして一週間が過ぎた。私はいつもどおり出勤するふりをして街の中心部に最近建った真新しい高層ビルに向かう。ビルの入口では兄貴が脂ぎったキモい顔をたぎらせながら待っていた。うわぁ、朝からこんな顔見たくねーよ、そう思いながら私は兄貴についてビルの5階に向かう。


 「『ふるーつじゅーす』の二人、キミ達の新しいプロデューサーの岩亀征夫だよぉ」


 兄貴が妙に明るい犯罪者じみたキモ声で扉を開けるとそこには確かにふるーつじゅーすの二人がいた。兄貴マジでどんな犯罪をしたらできるんだ?サムズ・アップしているドヤ顔にクソ兄貴に疑い深い視線を送っておく。


 「あ、あの新しいプロデューサーさん、私がこのグループのリーダーをやってる凪沙みかんっていいまーす。一生懸命頑張るのでよろしくお願いしまーす!」


 元気よくみかんちゃんが挨拶してくれる。フード付きのトレーナーにジーンズというラフな格好だ。体系的にも雰囲気もどこにでもいそうな明るく元気のいい女の子だ。性格を反映したベリーショートのスポーティーな茶髪がよく似合っている。


 「アタシは赤川いちごって言うの。アンタがどれくらい使えるのかわからないけど、よろしくね」


 そういってわざとらしく髪をかき上げていたずらっぽくほほ笑む幼気な少女だ。大人を小馬鹿にしたような強気な口調が一部にかなり受けているようだ。後ろで二つにしたツインテールが子供っぽさを引き出していてしましまのTシャツにオーバーオールというファッションセンスもそれを強調している。私に言わせれば彼女は自分の売り方をユニットの中で理解しているのだ。


 「ああ、こちらこそよろしく頼む。私の名前は岩亀征夫、縁あってキミ達のプロデューサーになることができたが、元々は一介のファンだよ」


 そう言って二人を眺める。ビジュアルもキャラクターもきちんと立っていて申し分ない。それほどファンとの距離ができてしまうような芸能人らしい雰囲気があるわけでもない。そういう意味ではポテンシャルは大きい。ただ、彼女たちに足りないのはきちんとしたダンスと歌唱能力だ。前の事務所ではポテンシャルが過小評価されていたらしく、その二つは二流の訓練しか受けていなかったみたいだ。


 けれども、この新しい環境で一流のレッスンを受ければ時期彼女たちは地下アイドルから本物のアイドルとしてメジャーデビューできるだろう。そう私の方針を二人とキモ兄貴に話す。即座に兄貴がお金は気にしなくていいとゴーサインをだして、残り二人も頷いている。


 数日以内に全て整えて再出発できそうだということで話がまとまった。

キャラを多くしすぎたのとストーリーを微妙に複雑にしすぎたのでなかなかエロに入れません。埋め合わせに来週以降エロメインの短編を投下することを考えています。
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[岩亀征夫]


 その日の夕方、私が与えられた机に向かって彼女たちの資料に念入りに目を通していると凪沙みかんが話しかけてきた。気持ち、どこか恥ずかしそうにもじもじしている。


 「あ、あの、岩亀プロデューサーさん、ありがとうございます。


 本当はいきなり事務所が買収されちゃってプロデューサーが変わるとかで、私不安でした。そんなこと私のキャラ的にほかの人に見せれるはずもないし、とても怖かったんです。。。でも岩亀さんがもともとファンで、とっても私たちのことをよく見てくださってたことがわってうれしかったんです。本当に有難うございます。


 私にできるお礼ってこんなことくらいしかないんですけど…」

そうもごもごといってみかんちゃんは私の横によってくるとその歳相応の活発な体を私に近づけてきて。私の顔を指でおさえるとチュッと私の頬にくちづけしてきた。


 確かに一瞬だったが、彼女の唇の柔らかい感覚が頬に残った気がした。


 「あ、あの。すみません。こんなこと急にしてヘンタイですよね。でも私なんか、不安だったのに助けてもらえた気がして」


 混乱したように取り繕う凪沙みかん。その姿がとてもかわいくて私は思わずぎゅっと抱きしめてしまった。


 「いいんだよ、私ができることはなんでもするからね」


 そういって娘とほとんど年が変わらない少女を抱きしめる。腕の中でふだんステージ上で詠って踊っている体が混乱に淡く震えている。その震えを感じながら私は外資系の企業を辞職して彼女たちのプロデューサーを本業とすることを固く決心した。娘と同じ多感な年頃の少女を放り出しておくことなどできない。私の手の中で震えているこの少女を助けるために私にできることをしないと。


 その夕方、会社の方へ提出する辞表を予め準備して帰宅途中の車の中。事務所との連絡用にスマートフォンに一件の着信があった。路肩に車を止めて開けてみると、一枚の写真が送られてきていた。


 「帰る途中で三人でプリクラ取ったから送りますね」


 そうみかんちゃんのメッセージとともに三人のプリクラ写真が添付してあった。落書き機能で『プロデューサーさん、これからよろしくね』っと読める。私は一層彼女たちの信頼に報いなければいけないと強く思った。彼女たちの信頼にこたえ、トップアイドルへ導くプロデューサーとしての使命だ。


 それを見て少しだけ新しい仕事への気合を入れていると再び仕事用のスマートフォンにメールの着信があった。

 

『選ばれた人のみの楽園へのご招待。ヤリやり・フィーバーナイト★


 あなたは特別に選ばれました、今すぐ登録して町の裏側でもてあそばれる少女たちの姿を鑑賞しましょう。


 今なら、衝撃のアイドルがハメドルになるまでの特別レポートがついてきます』


 とタイトルに書かれていて、明らかにアダルトサイトのスパムメールに見える。ハメドル等という下品な言葉に私はせっかくいい気分だったのを壊されてちょっといらっとしながらそのメールを削除する。どうせ、ただの煽り文句で、そうでなければさほど似ていないかわいそうな女性を犠牲にしてのイメージプレイのたぐいだろう。



[蝶野静思]


 街で二人組の女の子に声をかける。塩豚のおっさんに頼まれたからだ。おっさんの復讐のくせに俺に頼むとか納得行かねー。最近あのおっさんの独占欲はますます変態的に強くなってっから初めから他人に使わせる女の子に時間なんて割きたくねーってことだろう。まぁ、確かに計画全体から言えばオレの領分ではあるんだけどね。


 「ねーキミ達かわいいね、オレさ、モデル事務所のスカウトなんだけどさ、今時間ある?」


 「アタシら既に所属してる事務所があるからさ、路上キャッチに引っかかってる時間なんて無いんだけど」


そう、ツインテールのちびが言う。いつか絶対泣かすっと、イラっとしながらオレが食い下がる。


 「じゃぁさじゃぁさ、オレとお茶しない。仕事なんていいからさ、キミ達可愛いから何でもおごっちゃうよ」


 そういって微笑みかける。まぁオレだってさ、自分のビジュアルのレベルくらい自覚してるよ。昔ホストで働いてた時も全然売れなかったし。でもね、秘密結社ジョーカーに改造されてテンプテーションの能力を手に入れた時から、そんなのどうでも良くなっている。オレが適当に誘って笑えば、惹かれない女がいるはず無いのだ。生物としてフェロモンレベルで誘惑してっからな。後は本人の意思の強さが問題になるけど複数いりゃ大抵一人は落ちるからな。


「ええ、オジサン鏡の存在って知ってる?ナンパできるほどかっこいいと思ってるの?普通ぐらいだよ」


 ロリが突っぱねる。


「ごめん、私なんか喉乾いてるんだけど。お茶だけだったらいいんじゃない?」


 茶髪の活発そうな女子がそういう。おそらくコイツが凪沙みかんってやつだろう。元気そうなコイツがいずれイイ感じに変態になるのが楽しみだ。


「嬉しいな、じゃぁそこの喫茶店で。オレのおごりだから値段は気にしないでね」


 そう言って少し高めの人が少なそうで通りから奥まった場所にある喫茶店に誘導する。


 まぁ、最近俺が立てたイメクラ専用風俗用の建物なんだがね。一回ごとに異なるシュチュエーションが堪能できるように内装を改造して、本職の女達を洗脳して働かせている。昼間の間稼働ゼロなのももったいないので喫茶店は稼働させてるってわけだ。


「うんとね、あたしシストロベリーパフェ」


「私はアイスティー」


 二人のアイドルたちが思い思いのドリンクを頼む。ジョーカーのスタッフが勿論洗脳精液をぶっこんで提供するってわけだ


「うわ、まずっ。ちょっとこれ何。なんでパフェが生臭いわけ!?アタシ帰る!!」


 めんどくせーチビが相変わらず文句垂れる


「まぁ、まぁ、それはオニーサンのせいじゃないし。残せばいいでしょ。いちご、あなたさっきからすこしわがままじゃない?」


 そうやんわりとリーダーのみかんが注意する。パッと見は元気っ子だが、ある程度はリダーとして気も使えるらしい。精々頑張って男を楽しませる気の使い方をおぼえてもらいたいもんだ。


「キミ達どこの事務所なの?ほら、普通に可愛いからさうちの事務所に引っ張れないかなって」


「いきなり仕事の話とか、マジオジサンコミュ症でしょ」


「いま所属している事務所との契約上、他の事務所との二重契約は禁止されてるからね、ゴメンねー」


 ここまでは予定通り。どーせ岩亀用のダミー事務所なんてこの件が片付いたらたたませて、オレの「ラヴラヴドリームアンドセックス」事務所に吸収する予定なんだから。


「まぁ、ばれない程度でいいからさ。うち服のモデルとかメインだから顔出し無しでバレないようにできるしさ、別に二人ともじゃなくてもいいからさ。ほら、そこのスタイルいいキミとかさ」


 そういって凪沙みかんにむかって微笑んでやる。こいつを落とせば、たぶんいちごもついてくるだろう。この計画が始まった時点でいちごの父親の会社にジョーカー経由で圧力をかけて失業させたから、家計に金を入れているのはコイツだけのはずだからな。強がりを言っていても金である程度釣れるだろう。


「顔出しなしかー。うーん、それんなら…・」


「ちょっと、みかん、あんた何考えてるの!」


 心がかすかに動いているみかんにいちごが注意を促す。


「大丈夫大丈夫、オレが保証するって。顔隠せばばれないって」


 そういってみかんに笑いかける。まだ疑っているみたいだが、コイツ喉乾いてたのかアイスティー飲み干してるしいけるだろ。


「うーん、でもお金、ほしいんだよねぇ…・。でも、あやしいし…」


 仲間思いのみかんの頭の中には赤井家への経済的な配慮があるんだろう。かすかに、いちごを見る。


「全然あやしくないよ。そんなに深く考える必要ないって!」


 そうみかんに笑いかける。


「何それ、あたしのためだっていうの?あたしなら大丈夫だって言ったでしょ?」


「ううん、私もお金ほしいし、新しい服とか休みの時に遊ぶお金とかね、あったほうがいいじゃん」


 そういってウィンクするみかん。


 渋い顔をしながらいちごが言う。


「そう…なの?じゃぁしかたないのかしらね。あんたはいっつも危なっかしいんだからあたしが付いていてやんないとね」


 微妙な空気が流れる。オレは心の中で二人に中指を立てつつガッツポーズ。2人確保―!。


「わかったよ。仕事は毎回2人一緒ね、オーケーオーケー。じゃぁ、これオレの連絡先ね。せっかく受けてくれたから事務所によるついでにゲーセンよってこうよ。何でもおごるよ」


 ちなみにゲーセンはオレの事務所の2階部分にある。中サイズの大きさで、やっぱりオレの息がかかっている。ゲームの勝ち負けからプリクラのデータまで操作し放題ってわけだ。まぁ、秘密結社から街を守っていた正義のオーダーセイバーがこの街から一掃されたおかげで街全体がほとんどジョーカーのものになりつつある。まだ、比較的隠してるけどね。秘密結社だから秘密にしないとね。


 二人がわいのわいのいいながらプリクラの筐体の中で写真をとっている。


 オレは手を伸ばしてまず、ジーンズに包まれたみかんの健康的に引き締まった良い形の尻を撫で回す。はじめはビクッとしたがすぐに身を預けてしまう。マジこいつちょれぇ、そこで後ろから密かに三人の尻の写真を撮る。ついで、軽くみかんのケツも触ったが、手で追い払われてしまった。ま、この後契約させて、定期的にオレと会って洗脳性液入り飲料を飲ませ続けりゃ数日ってところだろうな。



 数時間後、オレは最近作り上げた会員制のウェブサイトを更新していた。悪の秘密結社でこの町の裏の支配者でもあるジョーカーのサポーター向けの会員制サイトの有料サイトだ。月額利用料は最安でも10万円からだが、洗脳済みの女子高生の援助交際ができたり、気に食わない女の洗脳申請をすることができたりする。今後はコンテンツを拡充してこの町の有力者たちと良好な関係を維持していくのが俺の仕事だ。


 町のほとんどの人間は存在すら知らない貴重なサイトだが、DMを受け取った岩亀はただのスパムメールと判断して登録しなかったようだ。


 あたらしく作られたページ『チンデレラプロジェクト―わたしたち、ハメドルになります』には『ふるーつじゅーす』の
二人が使ったプリクラの画像データを使って適当に作った。微妙にピンボケになってしまった二人の持っているものと違ってクリアな写真を使っている。

最近いろいろエロいのが多すぎて小説を書く気力が各前に失われてしまうようです。昼間に投稿した『ある日、ネットで見つけたのは●●撮りされた彼女の動画だった。第一話・第二話』が思った以上に良かったですし。NTRものは良作が今月多いですよね。

そういえば最近あんまりMCものの小説が出てきていない気がする。なんか書かなきゃ(使命感

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[岩亀征夫]


 あれから数日、順調にアイドルユニット『ふるーつじゅーす』は成長しつつある。安売りを避けるためにライブハウスでの公演は大きいところのみに絞って、それ以外はキャンセルした。手売りのCDの売上も伸びてきているし、早くもメジャーデビューが近づいていることをひしひしと感じる。妻の里英には悪いと思っているが転職の話は未だにできていない。彼女たちがメジャーデビューして収入が安定したらきっと言えるだろう。少なくともあのクソ兄貴にしてはかなりの資本力があることが明らかになってきた。


 最近も地方ローカルだがCMの仕事などが徐々に入りつつある。なにより、こちらから営業に行かなくてもどんどん仕事が入ってくるのだ。気味が悪いと思いながらも私は早く成功させたいとの焦りからどんどん引き受けていった。あのブタのような兄貴がどんどん取引先で宣伝しているようなのだ。


「そういやさ、『ふるーつじゅーす』って処女だよな?ウヒッツ」


 突然キモ兄貴から電話がかかってくる。


「当然だろ、恋愛禁止にしてるんだから」


「で、もちろん征夫それちゃんと目で見て確認したの?」


「何バカなこと行ってるんだ、兄さん。いくらプロデューサーだからってできることとできないことがあるんだよ。それに女の子たちは尊重してあげなきゃ」


「ためしてみたの?こっちは営業先でお前のユニットをおすすめされたら裏でやりまくってるって噂が立ってるから、いやだって言われたんだぞ。絶対確認しろ、しかもお前が直接確認してよ、グフッ」


 いつもの締りのない声で私に命令する。いくら好きなアイドルのプロデューサーになっうからといってあのクソ兄貴にこんなに屈辱的にこき使われることになろうとは想像していなかった。それに、ふつうこんなの断られるだろうが。常識的に考えて。

 しかし、結論からいうとできてしまった。二人を呼び出して事情を説明すると恥じらいながら二人ともこんなひどい要求をを聞き入れてくれた。彼女たちが私に対して思った以上に信頼してくれていることがわかり、おのずから嬉しくなる。
「お世話になってるわけだから、私たちもできるだけ協力しないとね!」


 Tシャツにスパッツというダンスレッスンのラフな格好でみかんちゃんがリーダーらしく気丈に振る舞う。若干普段の元気な表情の陰に恥ずかしそうな雰囲気が見て取れる。


 そのとなりでいちごちゃんもため息をつきながら首を縦に振る。


「仕方ないから、見せてあげるけど。触ったらダメだからね。ちょっとでも触ろうとしたらアタシ大声出すからね」


 いつものキツメの物言いでいちごちゃんですらオーケーしてくれた。図らずもアイドルとプロデューサーの絆の強さを実感して私はかなり感動する。


 場所を多目的トイレに移す。何かあったらすぐに人を読んでいいと約束していちごが扉の前に待機する。


 まずはリーダーのみかんちゃんからだ。他のメンバーの前では気丈にリーダーらしく振る舞う彼女だが、私の前では素直に不安を吐露する彼女はほんとうに可愛くて支えてあげたくなる。すこしもじもじと困った顔をするみかんちゃん。


「あ、あの、私が脱ぐまで後ろ見ててください」


 そう照れくさそうに言う。もちろん私にすきなアイドルを辱めるような変態的な趣味はないので壁のほうを向いている。しかし、偶然にも鏡がかかっていてスパッツを脱ごうとしているみかんちゃんが見えてしまう。彼女の方も後ろを向いて着替えているようで鏡の存在に気がつかない。ぴっちりとした機能的なスパッツが膝の下の方に移動して、見えてくるのは明るい黄色のショーツ。そしてその可愛らしいショーツが下の方に移動して見えてくる引き締まったお尻は年相応だ。私は一生懸命自分の男性器が反応しないようにこらえる。ここで反応してしまったら兄貴みたいな人間の屑だ。あくまでも私も彼女も仕事の一環としてやっているのであって、やましいことはあってはいけないのだ。


「あ、あのどうぞ」


 そう言って、みかんちゃんが振り向く。そして鏡の存在に気がついたらしい。


「え、あの…みてました?」


 普段の元気のいい彼女からは想像できない羞恥心に満ちた表情。目尻には涙の粒さえ浮かべている。私は大人として優しく首を横に振った。


「えっと、あの、、その…確認してください」


 そう言って彼女は自らの固く閉じた女性器を指で広げてくれる。私は早く終わらせてあげようと顔を少女が指で大陰唇を広げその局部に近づける。


 少女の綺麗に整えられたヘアが可愛らしく、やさしいピンク色の彼女のその部分はとても魅力的だと感じた。と同時に自分の娘と同じ年頃の女性を性的な目で見ていることに対して罪悪感を覚えてしまう。とっさにその思考を振り払うと、目の前で広げられた蕾を注視する。できるだけ早く彼女を辱めることを終わらせないと。そして少女のその部分の奥に白っぽいものを確認すると後ろを向いて言う。


「もう大丈夫だよ」


 みかんちゃんは私が目に焼き付けてしまった彼女の秘所を必死で思い出すまいとしていることなど知らずに服を身に着けていく。


「じゃぁ、いちごちゃん呼んできますね」


 そう今あったことなど忘れたかのように素直に言ってみかんちゃんが多目的トイレを出て行く。


 ガラッと乱暴に扉がひらく音がしていちごが入ってくる。


「アンタ、あたしに絶対さわらないでよね。こ、こんなこと本当は嫌なんだから。仕事じゃなかったら絶対しないんだからね」


 いつもどおり強気の姿勢を崩さないながらも、その肩はかすかに震えていた。プルプル震えながらそれでも強気を装うその少女の健気さに思わず私は小動物を連想してしまった。


「ああ、大丈夫だよ。壁のほうを見ているから早く終わらせてしまおう」


 そう、落ち着き払って鏡のないほうの壁に向かう。背後からの視線を感じるのはいちごが私の方を警戒して始終ちらちら見ているからかもしれない。


「いいわよ、ホラ、見なさいよ」


 そう声が掛かる。みかんと比べるとあまりにも子供っぽい肢体。ほそい柔らかそうな太もも、その左の付け根のあたりに小さなホクロがあって、それが彼女を余計に子供っぽく見せている。


 それでも一生懸命仁王立ちで羞恥心を我慢しているのは彼女の強気な性格のせいなのか、それともプロ意識なのか。


 背の低い彼女に合わせて私は深くかがむ。小柄な彼女の体格だからか、彼女の秘部はみかんと比べるとかなり小さい。彼女の白い指が陰唇をつまんで左右に広げる。しかし、小さいからか、あまり奥まで見えない。


「ごめん、もうちょっと広げて」


「この、ヘンタイ!!」


 そう言いながらもポジショニングを調整して、すこし腰を突き出すようにしてより奥まで見えるようにしてくれるいちご。強気なのは口調だけで、その指は微かに震えているし、腰もどこかひくひくと引けている。


 細いその器官の奥の方に微かに白い膜のようなものがちらっと見えた。私はこれ以上彼女を辱めるのは避けて、それで十分だと判断して、後ろを向く。


「ありがとう、感謝するよ」


「仕方ないんでしょーが」


 強い口調で責められるものとばかり思っていたのに、帰ってきたのはどこか空虚なそんな言葉だった。どうやら彼女の中では羞恥心が優っているらしい。


[凪沙みかん]


 すでに日が暮れかかっている町中を私達2人は足早に歩いていく。


 それもこれもいちごちゃんのためだから。彼女の家ではお父さんが仕事をなくしてしまったみたいで、彼女だけでお家を支えている状態だ。もちろん、プライドの高い彼女がそんなことでリスクを踏みたくないと思っているのは知っていたけど、私は友達として、相棒として何とか彼女を助けたかった。たぶんこれは私のただの迷惑なお節介なんだろうけど、それでも何かしてあげたかったんだ。


 何度目かの蝶野Pの事務所。入るといつも通りプロデューサーさんが迎えてくれる。後ろの方では女の人たちが何人もいるから事務所が結構大きいんだと思う。


「ち〜っす。今日は二人の初撮影だよね。上の階に撮影用のブースがあるから行こっか。


あ、ゴメン。二人とも前のところから直できてくれたんだよね。撮影する前に休んでいってよ。下の喫茶店のメニューから好きなの頼んでよ。運ばせっから」


 そうチャラいもの言いながらもさり気なく気を使ってくれる蝶野さん。15分ほどパフェを食べながら事務所内の応接スペースでおしゃべりしながら休憩する。このパフェははじめ食べた時はなにか微かに生臭い気がしたけど、慣れてみるととてもおいしくて毎日でも食べれてしまう。


 蝶野さんはモデル事務所のマネージャーをやっているだけあって流行のファッションとかに詳しくてとても参考になる。


 そして休憩後上の階で撮影、というか撮影のリハーサルをすることになった。私達二人は更衣室で与えられた服に着替える。夏物の水着のモデルらいい。


 それぞれのイメージカラーのセパレートのビキニを着て更衣室を出る。なんだか海でもないのに水着を着るのは恥ずかしい。


「おー、二人ともとってもかわいいよ。


じゃぁまずみかんちゃんから。ほら、そこにあるスクリーンの前に立ってね」


 そういってあらわになった私の肩に無造作に蝶野さんの手が載せられる。素肌ごしに男の人のゴツゴツした手を感じる。それなのにそれは全然嫌じゃなかった。たぶん少し肌寒いのに、人肌が気持ちよかったからだと思う。


「ポーズはこんな感じで。すこし後ろ向きかげんでね。足は右足で立って左足は歩く感じで自然に曲げて」


 そう言いながら蝶野さんの指が私の膝を掴んでポーズを指導する。男の人にこんなに体を触られたことなんて初めてだけど、モデルならこれが普通なんだろうか。


 がんばらなきゃ。私があんまり気にしたらいちごに影響が出ちゃうかもしれないし。


「うーん、今日はまだなれるためのリハーサルみたいな感じだから本番じゃないからリラックスしちゃってね」


 膝立ちになって私の腰のあたりをじっくり見ながら蝶野さんがいう。


「ほらみかんちゃんさぁ、もう少しおしりを付き出したほうがいいよ」


 そういって無遠慮に私のおしりに手がかけられる。そのまま撫でるようにおしりのあたりでムニムニされる。セクハラ?声を出そうと思ったけれども思いとどまった。いちごちゃんのためにわざわざ自分で話を振っておいて私がここでセクハラを訴えたらこの話がなくなってしまうかもしれない。そしたらせっかく私の気遣いに乗ってくれたいちごちゃんの申し訳なくなってしまう。


それに、認めたくないのに、おしりを触られているのに嫌な気分がしない…。知っている人だからだろうか。


今日もエロはありません。代わりにpixivの方に短編のエロを投下予定です。ちなみにpixivの短編は絵資さんの許可が出たので来週こっちのほうに転載しようと思っています。
 そして、今回はエロがないんですが、当然のように裏があります。どんな展開になるか妄想しながら読んでいただけるといいかと思います。

………………………………………………

[岩亀征夫]


 二人が帰って数時間後。ぼんやりと彼女たちのことを考えながら私は営業の資料をまとめていた。なんとなく、最近彼女たちの服装の趣味が変わった気がする。露出がさりげなく増えてきている気がする。今日のみかんはTシャツを絞って、へそを出していた。七分丈のジーンズもかなりタイトだったし。もちろんこれから夏だし、最近の高校生ならあんなものかもしれないとも思う。


 まぁ、保険のためにピュアなかわいさを売っている彼女たちの魅力を安売りすべきじゃないと注意すべきかもしれない。もちろん、彼女たちとの信頼関係を損なわないように注意しなければいけないだろうが。


 突然デスクの上に置いてあったスマホが鳴った。集中していた私は着信音にビクッとする。そして、営業関係の取引先からのメールかと思って中身を確認する。


 しかし、いつもの迷惑メールだった。


 ”あのアイドルが脱いだ!!、最新のセクシーショットをあなただけに”


 そしてありがちな煽り文句と登録フォームが書かれている。例によってサイト名は『ヤリヤリナイトフィーバー』だ。あんまりにもひねりのない名前、私は無視してデリートしようとして指が止まる。 


 最後の最後に添付している写真には水着の二人の女の子の下半身が写っていた。右側の、一番小柄な女の子。その股間近くにホクロがあった。


 もちろんいちごのはずがないのだが、なんとなく気になった。明日二人に確認してみよう。だが、そんなことをすればせっかく今まで作ってきた信頼関係が崩れてしまわないだろうか。私がこんなサイトを見ていると誤解されないだろうか。


 まぁ、二人とも子供ながらきちんと物事を理解している。間違いなどあるはずないし、誰よりも二人のプロデューサーである私が信頼しなければ。特に今日は二人に恥ずかしい目にあってもらいながらも、潔白を証明してもらったばかりだというのに、私は何を疑っているのだろうか。ふと思い浮かんが不吉な予感を私は振り払う。


 たぶん、疲れているからこんなことを考えるのだ。さぁ、帰って妻の里英の作った手料理を食べよう。娘の真(まこと)の顔を見れば全て気にならなくなるはずだ。

[凪沙みかん]
<<????????>>

[岩亀征夫]


 最近、あの迷惑メールが最近来ない。あれからわずかずつではあるがさらに『ふるーつじゅーす』の二人は最近さらに露出が増えた気がする。気にはなっているものの、彼女たちへの依頼は日に日に増えてきて、メジャーデビューやライブの準備などどんどん忙しくなってきている。特に最近『ふるーつじゅーす』と地元の大手製菓企業の中出製菓とのコラボCMの話が出てきている。夏の間アイスキャンディーの新味のCMを月替わりで半年間6本取り続けるというかなり大きく手安定した話だ。


 そして今日はその『ふるーつじゅーす』初のコラボCMの撮影部日。地元の製菓メーカーと組んでローカルCMを撮影することになっている。


 兄貴がもってきた案件にしてはマシな部類だから引き受けることにした。そして依頼案件は最近増え続けていて、彼女たちの仕事は増え続けているのに最近兄貴はセクハラまがいの案件ばかり持ってきてユニットのブランド価値を下げるようなことばかりしてくる。やっぱりあの無能なクソ兄貴に営業やマーケティングを理解するなんて不可能だと確信させられた。


 そのなかでこの案件の『ふるーつじゅーす』とフルーツアイスのコラボ企画』はぎりぎり許容範囲内だったのだ。いちおう企画概要では部屋着でアイスを舐めるだけとされている。


 当日、CM制作担当と打ち合わせして現場入りする。セットは普通に女の子らしいピンク色の部屋にピンク色のベッド。ぬいぐるみやクッションがたくさん置かれている。そしてそのパステルカラーのフェミニンの部屋に似合わない男が立っていた。


 青色のツナギをきて無精髭を生やした肥満体の不潔そうな男だった。正直塩豚の兄貴を連想させる下品な感じだ。男がダミ声で話かけてくる。


「ふるーつじゅーすのプロデューサーさん?今日はよろしくお願いしますわ。わしは今回のCMのアイス作ってる中出製菓の木藻杉尾(きも すぎお)ってもんや。今日はよろしくな」


 馴れ馴れしくバシバシ俺の方を叩きながら押し付けるように名刺を出してくる。正直嫌な予感がしながらもその男と一緒に打ち合わせ室に行く。


 打ち合わせ室で事前に聞かされていたとおり彼女たちのデビューソングをバックに部屋着の『ふるーつじゅーす』の二人がアイスを食べるというCMのプロットを確認する。コンセプトは『アイドルの日常』ということになっている。ちょうど来週のイベントで最初のCDの全国販売が告知されるのでローカルCMとはいえ、ネットに上がればCDの数字を押し上げるバックアップにつながるだろう。


 地下アイドルだった彼女たちの全国デビューだ。私も唯の追っかけファンから彼女たちをプロデュースする側になり、なかなか感慨深いものがある。


 そう撮影セットを見ながら感慨にふけっているとちょうど二人が入ってくる。けれども二人の衣装は事前に聞かされていたものとは大きく異なるものだった。


 打ち合わせの段階ではそれぞれラフな部屋着というふうに写真付きでさほど露出の多くない衣装が提示されていたのだが、いま三人が来ているのはそれとはかけ離れたものだった。三人おそろいのピンクのフリフリがついたベビードールだ。こんなほとんど下着姿での撮影には当然応じられるはずがない。


 そして三人に付き添うように木藻社長が舐め回すように三人を見ながら一緒に歩いている。


「当社のアイスキャンディーは固めに作ることで舐め回しながら深い味わいを楽しめるんや。ぜひとも三人にはその美味しさを表現してもらいたいんやな」


「へー、そうなんですかー」


 みかんちゃんが愛想笑いのご機嫌取りの相槌を打つ。


 私は聞いていた話と違ったことと、木藻社長の不躾な視線が気になったので少女たちと木藻社長の間に割って入る。


「すみません、木藻社長。衣装が次前の打ち合わせと全く違うと思うのですが、これはどういうことですか!」


 わざと声を荒げて木藻社長に言う。けれども、木藻社長はこんなふうに言われると思っていなかったとでも言うふうに私をまじまじと見て言う。


「今回のCMのコンセプトは『アイドルの日常やろ』。やからより日常らしくしてもらったんや。誰だって部屋ん中では下着やろ。わしなんて一年中パン一やし」


 ガッハッハハと笑う木藻社長。


「普通女性は部屋でも下着になりませんし、フルーツジュースは清楚系で売っているんです。こういった服装はアイドルのブランドイメージを損ないます」


「あんちゃんも、そんな固いこと言わんでええがな。女の子はちょっとくらいエロいほうが人気出るやん。これから夏やし。


 それに、言うほど露出していないがな。別にすけてるわけでもないし。せやからこれくらいええやろ」


 確かにベビードールといっても三人の着ているものは生地が比較的厚く、どちらかといえば丈の短いネグリジェといった感じに見えないこともない。けれども、それは十分ないいわけではない。彼女たちをグラビアアイドルのようなセクシー路線で取り扱うのは許容できない。


「だめです。もともと決まっていた衣装がダメなのでしたら、今回の企画はなしということになりますがよろしいでしょうか?」


「あんちゃん、それはキツイよ。わしの会社の夏の新商品やからもう時間もあんまないんや」


「でも元通りの服装ということでよろしいですね」


「しゃーなしやな…」


 木藻社長はうなだれるようになった。


 それ以降のCMの撮影は比較的平穏に企画書通りに進んでいった。ただ一箇所、木藻社長が暴走した部分を除いては。


 CM撮影とは言ってもBGMやアイス本体はあとの編集で入れることになっているので彼女たちにはアイスの形をしたプラスチックの棒状のおもちゃ(消毒済み)を咥えてもらっている。


 「いちごちゃん、もう少し下を絡めてくれへんか。舐めれば舐めるほど味が出る。それがうちの売りなんやから。CMの仲で中がアイスを舐めている躍動感がほしいんや」


 一生懸命舌を伸ばすふるーつじゅーすの三人。けれども木藻社長の注文は明らかに普通のアイスを食べるレベルを超えて舌を絡ませるように要求していた。


「木藻社長、もう三回も撮り直しましたし、社長の注文は明らかに普通にアイスを食べる動作を逸脱しています。これ以上うちの事務所のアイドルたちに強要するようしないでください」


 しぶしぶといった様子で木藻社長はこちらを一睨みしてうなずいてから携帯を手にして出ていった。


 CMの撮影スタジオから事務所に帰るバンの中でみかんちゃんが言う。


「プロデューサーさん、ありがとうございます。社長さん強引でちょっと困っていたんです」


「いいよ、君たちを守るのもプロデューサーの仕事だからね。今後も問題があったら遠慮なく言ってよ」


 そのみかんちゃんの良い笑顔は今日一番だった。そのとなりで普段から素直じゃないいちごちゃんが、


「あんたにしては良い仕事するじゃん」


 とぼそっという。やっと心を開いてくれつつある彼女の発言に感動して俺の役割は今後も彼女たちを安全にプロデュースしてくことだと心に深く刻み込もうと思った。

[凪沙みかん]
<<??裏??>>

[岩亀征夫]

 深夜残業中の私の携帯にいつものスパムメールが届く。今日のタイトルは『私達中出しが大好きです』だった、ベビードールを着た女性の下半身が写されている。今日のCM撮影の事を思い出して私はまゆを不染めてそのスパムメールを削除した。

 彼女たちはアイドルといってもまだ子供だ。私が守ってやらなければ簡単に悪い人間に騙されてひどい目にあってしまうだろう。たとえば、そうあの木藻社長のようなクズにだ。


アイドル編の投稿済みの部分編集しました。

特に重要な変更点としてはヒロインが一人減りました。桃果を削りました。あと、まぁいろいろマイナーチェンジしています。


これは諸事情により絵師さんが変わったため、絵師さんの負担を減らすための措置です。これについての詳細はそのうちまた書かせていただきます。

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[岩亀征夫]


 さらに二週間ほどして、彼女たちのメジャーデビューの日。確かに未だに全国レベルで知名度が高いとはいえず、できたばかりのプロダクションでいきなり全国的な知名度を作り上げることもできなかった。とはいえ、ローカルCMを増やし交流イベントを増やしたおかげで市内では世代を問わず知られている自信があるし、県内でも人気はある方だ。もはやローカルベースの地下アイドルの枠組みを脱しようとしていると私は見ている。


 そして今日彼女たちのCDの全国発売の日。事前の予約状況は悪くなく、県内の今週のCD売上ランクに食い込むことが予想されている。これも彼女たちの笑顔と努力のおかげだ。今日はCDの売上を押し上げるために握手会を企画した。ファンたちと直接交流し、彼女たちの良さを知ってもらいそれをSNSを通じて拡散してもらう戦略だ。


「岩亀プロデューサーさん、よろしくお願いしまっす!」


 元気よくみかんちゃんが挨拶してくる。彼女がお礼を言ってくれたのでますます私は頑張ろうと思える。


「あんたもしっかりマネジメントしなよ、アタシも頑張るからさ」


 そういつものツンデレな感じでいちごちゃんが上から目線でプレッシャーをかけてくる。こういった気軽な関係は本当にいいものだ。彼女たちのために頑張らなければと思える。


 デビュー・ソングの『ドキドキ 恋のABC』を背景に赤と青のチェックの制服っぽい衣装の三人がメイクを受けていく。すでにだいぶなれているのかリラックスしているように見える彼女たちの今後が楽しみだ。すでに待機列が長すぎてさばくためにスタッフを増員しなければいけないと告げられる。その瞬間私は彼女たちの成功を確信した。


 やがて会場の時間が来る。何事もなく和気あいあいとした雰囲気で握手会が進んでいく。


 ハプニングが起きたのはちょうどイベントも半ばに差し掛かったあたりだった。みかんちゃんの握手列に並んでいた痩せ気味の男が握手しようと手を差し出したように見せかけて、次の瞬間、みかんちゃんの胸部に手を当てたのだ「やめてください!」というみかんちゃん。すぐに待機していた警備員が男の手を掴んで引き剥がす。男の側は「オレン色のエッチな下着を着ているみかんちゃ〜ん、これくらいいいよねぇ」などと気持ち悪いことを言っている。多少のハプニングは想定していたものの、肩を震わせているみかんちゃんを見た感じ明らかに想定を超えるショックを受けている。


 私は一度会場を閉じて休憩にする。 


 「大丈夫、みかんちゃん?」


 そう聞いた私にみかんちゃんが肩を微かに震わせながら涙目でこちらを見る。普段活発な彼女からは想像できないよう気落ちした感じだ。もちろん、こういったことは想定されているものだし、彼女たちも頭ではわかっているはずだ。しかし、実際に彼女たちを性的な目であからさまに見てくる男にあったことで衝撃を受けたのだろう。


 「これ、たべて元気をだそうか?」


 そういって終わった後でお祝いに渡そうと思っていたゴディバのチョコレートを差し出す。きちんと包装されてジュエリーのようにラッピングされているやつだ。


「すみません、でも食欲なくて…」

 
 そういって拒絶しようとするみかん。それでも私は勧める。そして、ただ彼女の肩を抱く。ピュアな一人のアイドルの心が、今心無い男の行動によって傷つけられているのだ。掘っておけるわけがない。

 その夜、いつもの時間、いつものスパムメールが届く。添付されている写真にはどことなく見覚えのある衣装の半裸の少女たちの下半身が映し出されていた。太ももにマジックで描かれた言葉はご丁寧にモザイクで読めないように潰されている。けれどもそれが淫らでインモラルな内容だということは容易に想像できる。


 その赤と白の衣装は、CDのジャケット撮影に使ったものだろうか。今日の握手会の彼女たちのうれしそうな顔が思い出される。そして目の前の淫らな写真。


 彼女たちからはあのあときちんと帰宅連絡があったからこんな写真は合成でしかない。それにもかかわらず私は何か胸騒ぎのようなものを感じた。おそらくそれはスパムメールのタイトルの『私をオマンコアイドルにシてください!』の『アイドル』という言葉に反応したのだろうが、どうにも気分が悪くて私はパソコンの横においてあった缶コーヒーを一気飲みした。まるで苦い思いをさらに苦い味で上書きして忘れようとでもするように。


 ちょうどそこにあのクソ兄貴から電話が来る。突然重要な話があるからプロダクションに来るとか計画性のない話だ。私はイライラしながら了承する。確かに営業としてはいろいろな案件をとってくるが『ふるーつじゅーす』のイメージを壊しかねない危うい案件が少なくないし。そもそもアイドルたちのスケジューリングに全く注意を払っていない自己中っぷりだ。


 すでに夜更けすぎで気が進まないが私はその剣に関してせっかくの機会だからクソ兄貴に説教することにした。

[凪沙みかん]
<<?????>>

[塩豚太]


 蝶野からアイドルたちの調教が十分なところまで来たと連絡があった。俺は計画を最後のフェイズに推し進めるために征夫のところを訪れることにする。あのムカつく弟と顔を合わせるのは嫌だが、もうすぐ絶望に歪む姿が見れると思えば多少は我慢できる。


 さっきまで遊んでいた女子に車を運転させる。最近街で見つけた新入社員のオンナだ。都合よく処女だったので適当に催眠にかけて格安で俺の秘書にした。もともとはトップ企業のエリートだが、今では最低時給で俺のチンポのマネジメントと運転手代わりに使ってやっている。ま、飽きたら適当なジョーカーの支援企業ににでもねじ込むさ。


 車が征夫のプロダクションの前のビルに止まる。けれども車が止まる直前、ビルの路地裏に人が立っているのを俺は見逃さなかった。目深に被った帽子で顔を隠し、コートの襟を立てている。夏前だというのにあまりにも不自然で、何より重要なのはコートでかくれているものの、その体のラインは明らかに女性だということだ。車をもう一度発進させて、路地裏に回り込ませる。その人物は逃げようとするが、俺が声をかける。


「誰だ、お前。征夫のプロダクションの関係者か」


「いややや、あのぉ、そのぉ、関係者といいますか」


 目が泳ぎ明らかに戸惑っていることがわかる。埒が明かないと思い、俺は即座に指輪型の洗脳装置を起動させる。


 いつものように目の前でその女の目が光を失い、両腕がだらんと力を失って垂れる。俺は無造作に帽子を剥がす。パラリとショートカットの黒髪が帽子の下からあらわれる。目は光を失っているが、その釣り目がちな形やいかにも鼻っ柱の強そうな表情は俺の好みだ。こういう顔の女を屈服させるのは心が躍る。そして身長は俺より少し高いくらい。服の上から揉みしだいてみた感じでは胸はCカップよりちょい大きいぐらいだろうか。パンツスーツに季節外れのコートを着て変装だとでも思っているのだろうか。


「お前は誰だ。なぜここにいる」


 俺が尋問する。都合の良いことにここは路地裏だ。尋問しながら女のベルトをカチャカチャと外していく。


「・・・私は皐月空 咲希(さつきぞら さき)。…明朝新聞の芸能記者…です・・・」


 パンツスーツの下からベージュ色の味気のない下着が除く。


「へー、なんでここにいたんだ」


「…今日このプロダクションからデビューしたアイドルが…スポンサーと変なことになっているっ…ていうタレコミがあったから…新人の私が張り込んでいました・・・」


 早速情報が外部に漏れているとか油断も好きもあったもんじゃないね。まっ、俺が見つけちゃったからいいんだけどね。遠慮なくパンツスーツのズボンを引き下ろし、あらわになったシンプルなデザインのショーツを下ろす。手入れされていない下の毛が覗くく。


「処女?彼氏いる?ウヒッ」


「…いません。…処女です…」


全くためらわずに応える。なかなか若いのにこんなに即答できる女いないよね。折角のいい女が台無しだよ。じゃぁ、この女記者は征夫と一緒におもちゃにしよう、そうしよう。せっかくだから仕事するついでに女も上げてあげよう。


「じゃぁさ、せっかくだから俺がとくダネ取るのを手伝ってあげるよ、ウヒヒ。そのままついてきてね。スースーしても気にしないで。グヘヘへっ!」


 下着とパンツスーツのズボンを取り上げる。前面丸出しで皐月空がついてくる。流石に怪しすぎるのでトラブルが起きないようにコート出前を隠すように指示する。ビルの入り口で警備員に征夫に連絡するように言う。

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