真面目な委員長のMペット宣言。

しつけられることに悦びを感じる身体へと調教されていく。

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「あああああああああああ!」

 たった一人で屋上にやってきた円華は、誰もいない屋上の真ん中にしゃがみ込むと、絶叫していた。
 晴れ渡った青空に、円華の悲鳴が響き渡る。

「なんてことしてるのよ、私!」

 まさかクラスメートの男子にぶつかって、しかも変態的な性癖をカミングアウトしてしまうだなんて。
 我ながらどうかしてると思う。
 いや、きっとどうかしていたのだろう。

「ご主人様だなんて、どんだけドMなのよ、私! 自分でもドン引きよ! しかもおむつまで交換してもらうなんて! おまた見られちゃったし!」

 恥ずかしすぎて、この世から消えてしまいたいくらいだった。
 でも、それでも思い返してみると、長政は絶対に笑わなかった。変態性癖をカミングアウトしたときだって、おむつを交換するときだって、赤ん坊のようなつるつるのおまたを見たときでさえも。

「やだ……、好きになっちゃいそう」

 その感情に気づきそうになって、円華はごまかすようにカバンを開けると焼きそばパンを取り出して、ビリビリと袋を破ると口に詰め込む。
 だけど一気に食べ過ぎたか、

「んっ、んぐぐ……っ」

 喉に詰まったパンを、持ってきた水筒のお茶で流し込む。
 だけどそんなことをしても爆発しそうな感情は消えてくれるはずがなくて。

「私があなたを好きになっても、あなたは私のことを好きなはず、ないもんね……」

 円華は焼きそばパンが入っていたビニル袋を丸めると、熱く切なげなため息をつくのだった。

        ☆

(顔なんか見れるはずない!)

 どんなに気が進まなくても、授業をサボるという発想ができないところが、円華が真面目な委員長たる所以(ゆえん)だった。
 午後の授業が始まる前に教室に戻ってきた円華だけど、同じ教室にいる長政のことを嫌でも意識してしまう。

 長政の席は、円華の斜め前。
 黒板を見ようとすれば、自然と視界に入ってしまう。
 なにも知らないクラスメートたちは席につき、いつも通りの国語の授業。
 だけど円華はノートを取りながらも、授業の内容はまったく頭に入ってこなかった。
 無理もない。
 黒板を見るたびに、視界の隅に長政の背中が入り込んでくるのだ。

(なんでカミングアウトなんかしちゃったのよっ)


 一時の勢いとは言え、軽率な自分に腹が立ってくる。
 だけど時間というのは決して戻ってはくれないのだ。

(絶対に嫌われてる……!)

 こんな変態な女を好きになる男なんて、いるはずがないだろう。
 円華の性癖は、絶対に誰にも言ってはならないものだったのだ。
 ……いまさら後悔しても、後の祭りだけど。
 こうして悶えながらも時間はゆっくりと過ぎていき――、
 気がつけば、放課後になっていた。

         ☆


「あ、あの……、御影君」
「んん? なんだ?」

 円華が長政を呼び止めたのは、下校中の公園。
 おもらしをしていたところを長政に見られて、カミングアウトの原因になった、その場所だった。

「あ、あの……」
「どうした、委員長。黙っててもわからないぞ」
「そ、そんなのわかってるもの」
「それじゃあ、なにか用か?」
「ほ、保健室でのことなんだけどね、忘れて欲しいの。引いたでしょう? 私があんなに変態だなんて」
「そりゃあ、ビックリはしたけど、引いてはいないぞ」
「うそ」
「ホントだって。引くどころか、むしろ、その……ギャップが可愛いというか……」
「だから女の子に可愛いなんて、気安く言わないのっ」
「そうそう、そんなに真面目なのに、今もおむつ穿いてるところとか、メチャクチャ可愛いよな」
「うう~」

 まさかの可愛い連発に、円華は頬を赤く染めてしまう。
 変態なところを知られてしまったというのに、まさかのカウンター攻撃が待っていたとは。

「うそ、うそよ……。私が可愛いなんて……」
「あー、信じてもらえないなら、明日あたりにでも証拠見せてやるよ。俺が委員長を躾けてやる」
「えっ?」
「だから、俺が円華を躾けてやる。覚悟しておくんだな」
「ああ……、私、躾けられちゃうの……?」

 想像しただけで、ゾクゾクしてきて、胸が高鳴ってしまう。
 Mに染まり切った身体は、円華の自覚しないままに発情していた。

 しゅいいいいいいい……。

 スカートのなかからくぐもった水音が聞こえてくると、ジンワリともこもこと紙おむつが入道雲のように膨らんでくる。
 円華は、立ったままだというのに失禁し、切なげにプルプルと身体を震わせていた。
 そんな円華は、頬を赤く染め、呟くのだった。

「私を躾けて下さい、ご主人様」
 
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しつけて委員長12につづく!


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