お題の詳細:
『魔法使いや精霊の設定、言葉遣い、物語の背景に参考にしたような世界観など、作者の好みのジャンルについて』

ご要望のあったアヴィの裏話、第1回目です。

まず、アヴィの世界観は製作開始時にカチッとつくられたものではなく
ゲームが形になるにつれてちょっとずつ要素を継ぎ足していった結果、完成した世界観になります。

順番としては、リアルタイム射精我慢のアイディアがまずあり、それを気持ち良く楽しむために逐次設定を追加していった形です。

例えば、アヴィが魔法使いなのは
過去作の「動くグ〇ム童話」に魔女が登場しなかったので、それを使いたかったのと
ただの女の子ではなく、魔女であればエッチ中に射精を我慢させる口実をうまく作れるのではないかと考えたためです。

ただ、よくある射精すると寿命が縮む系や主従・隷属関係にはしたくなかったので
何か良いアイディアはないかと考えながら、とりあえず本番部分の作画とシステム作りだけ進めていました。

突破口なったのは制限時間の表示に砂時計を取り入れた時で
「これ、砂じゃなくて魔力の素が溜まることにすれば、対等な協力者としてイチャラブできるのでは?」
と思いつき、精霊の設定やアヴィの身の上が確定しました。

精霊の設定は、漫画「ベルセルク」に登場する魔法使いのシールケが元ネタです。
彼女は若くして巨大な魔術を行使できるのですが、土地の精霊の力を借りるために長い詠唱時間を必要とします。
なので「事前に魔力を溜める方法があれば便利なのに」と常々思っており
それが「精霊集めの儀式」や「精霊の雫」のアイディアとして本作に活かされています。

また、アヴィの身の上はアニメ「魔女の宅急便」の主人公・キキが元ネタです。
彼女は魔女のしきたりに従い、13歳にして独り立ちの旅に出ます。
初めは自信満々の彼女も世間の荒波に揉まれて消沈し、ギリギリのところをパン屋の女将さんに拾われます。
もし、そんな健気(?)な少女が自分の前に現れて、一夜限りの関係を求めてきたら...(自主規制)

最後に、忘れてはならないのが世界観の肉づけの部分(言葉づかいや背景)です。
これには作者の洋画趣味が大いに役立っていると思います。
外国人がサムライやニンジャの登場する映画を楽しむように、作者も西洋の歴史を題材にした映画をよく観賞しています。
ブレイブハート、ジャンヌ・ダルク、ロビンフッド、キングダム・オブ・ヘブン、マクベス、ドラゴンハート(?)等。
気に入った作品であれば、その背景を知りたくなるのが自然な流れで
いずれの映画も題材となっている歴史や時代背景について調べ、関連書籍で本棚の一角が埋まっています。

東京大学出版会「西洋中世史料集(ヨーロッパ中世史研究会)」「中世ヨーロッパを生きる」
白水社「中世ヨーロッパシリーズ」「中世のパン」「お風呂の歴史」「中世の迷信」
八坂書房「中世ヨーロッパ万華鏡シリーズ」
社会思想社「ファブリオの笑いシリーズ」
岩波書店「ヨーロッパの中世シリーズ」「輪切り図鑑-ヨーロッパの城」「キャッスル」「中世の城日誌-少年トビアス、小姓になる」
原書房「ヨーロッパ中世文化史百科」「絵解き中世のヨーロッパ」「図説夜の中世史」
渓水社「中世ヨーロッパにおける男と女」
藤原書店「中世の身体」「快楽の中世史」「中世のエロティシズム」「笑いの中世史」「中世の祝祭 伝説・神話・起源」
筑摩書房「パンとぶどう酒の中世 十五世紀パリの生活」「森と文明の物語-環境考古学は語る」
東京書籍「ケルトの木の知恵-神秘、魔法、癒し」「フランス中世の社会」
日本エディタースクール出版部「甦る中世ヨーロッパ」
新潮社「十字軍物語シリーズ」
出版ニュース社「中世ヨーロッパの書物 修道院出版の九〇〇年」
山川出版「中世ヨーロッパの都市生活」
悠書館「排出する都市パリ」
講談社「色で読む中世ヨーロッパ」
国書刊行会「西洋貨幣史・中」
平凡社「羊蹄記」
etc...


なのでアヴィの世界観に奥行きが出ているとすれば、この辺りの蓄積にポイントがあるのだろうと思います。

というわけで、アヴィの世界観や作者の好みのジャンルについては以上になります。

実際にやってみてわかったのですが
お話を作るのと違い、自分の嗜好や記憶を文章にするのは中々ハードなので
あまり反響がないようなら次回以降の裏話は取りやめて
アプデ作業に注力させて頂きたいと思います。

なお、次回のお題は『どうしてこういうジャンルを作ろうと思ったか』で
投稿時期は5月中旬くらいを予定しています。

コメントお待ちしています。