さてたかが城跡公園内という事で、愚かにも日除け帽子も水筒も持たずに歩き出した私は、遂に道に迷いました。

下に沢は見えますが、ここは鉄則に従い峰を目指す事に。時間は午後2時ころ。木の間から差し込む光は少ないものの、頻繁に上り下りして体温が急上昇してきたのを感じてきました。

スマホでグーグルマップを見るとGPSはもちろん電波はしっかり来ているので、最悪の事態になったら110番か119番に電話し、位置座標を伝えればまず大丈夫。雨雲レーダーで雨が来る予定もない事も確認。バッテリーもまだ60%は残っています。焦る要素はまだありません。

しかし息や体温と同時にテンションも無意味に上がってくると
論理的に大丈夫だとわかっていても
焦りのループが止まらなくなります

このへんは以前書いた「感情が止まった時」と真逆の反応であり、いま比較してみると実に興味深いものがあります。

tozan_sounan10分でいいから休めば良いのですが、焦りがそれを許さない。これはそこそこ精神的に危険な状態だったと思います。

とにかく倒木に腰を降ろしてみましたが、それが腐っていてそのままゴロゴロドーン! 仕方がないので丈夫な木を背にして立ち休憩します。
じっとしていると目と鼻、耳と口に虫が寄ってくるのでストレスは結構なものでした。

しかし文明の利器、スマホを持っていたのは本当に助かりました
このとき役に立ったアプリはジオグラフィカでした。これは登山用アプリでグーグルマップにも載っていない登山道なども記載されており、基本地図をダウンロードしてから使うので、GPSさえ通っていれば電波が届いていなくても使えるすぐれものです。

両地図で確認すると、数十メートルほど登ったところになにか四角い記号(後でわかったことですが送電鉄塔)があります。これは人工物に違いないと、そこを目指す事にしました

しかし焦っていたせいで本人も気づいていなかったのですが、軽い熱中症と脱水症状らしきものがこのあと…!

…つづく。

催眠律動音響86_清涼催眠02