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   3匹目 子リスのチャックル          こうひー・著


「ねえねえ、お姉ちゃんのシッポ、大きいねぇ!」
不意に可愛らしい声が聞こえて、ミシエルは辺りを見回しました。
ですが声の主はどこにも見当たりません。
(空耳・・・・・・?)
彼女はその体の中から湧き起こる疼きのあまり、木陰で休んでいたのです。
ですから、いよいよ例の病に神経までもが侵されたのかと、少し不安になりました。
(ううん、そんなに早く進行するはずは無いわ)
「誰?どこにいるの!?」
彼女は不安を払拭する意味も込めて、少し強めに呼びかけました。

すると「ひゃあ!」と間の抜けた叫び声がして、

「きゃっ!?」
ぽてっ

何か小さなものが落ちてきて、ミシエルの頭でワンバウンドして、彼女の目の前に落っこちました。

「うう・・・痛いよう・・・」
その薄茶色の小さな物体がもぞもぞと起き上がると、それがリスであることが分かりました。
どこか幼さの残る眼差しでキョロキョロすると、彼はくるっとミシエルに向き直りました。
「あ、ごめんなさいっ!ボク、びっくりして・・・」

彼はそこまで言うと、凍りついたように黙り込みました。そして真ん丸の瞳を見開いて震え上がりました。
「あ、あわわ・・・す、スカンク・・・・・・!!」
彼の脳裏に、その恐ろしい毒ガス使いについての記憶が、次から次へと浮かんでは消えました。
(おかあさんがいってた、白黒のけものを見かけたらすぐに逃げろって・・・うう、でも足が動かないよう!
あの大きな怖いオオカミだって、ぷぅ~ってされたら、あっというまにやられちゃうんだもの・・・
きっとボクなんて、このあいだ巻き込まれたお隣のおじさんみたいに・・・
おっきなお尻で、いっぱいおならされて・・・くさくてくさくて・・・死んじゃうんだ!やだ!いやだよぅ!!)

「ね、ねぇ・・・ボク・・・?」
ミシエルが固まっている子リスに恐る恐る声をかけると、彼はビクッとして後ずさりを始めました。
「ひぃ・・・っ!こ、来ないでぇ、オナラしないでぇ!!」
「・・・えっ?」
「あわわ・・・誰か助けてぇ!臭いのイヤだあぁぁ!!」
「・・・・・・・・・」

「えぅ・・・やだ・・・ひぃぃ・・・」
背中が木に当ってそれ以上後ろに下がれなくなってもなお、顔を背けて震えている小さなリスに近寄ると、ミシエルはやさしく
頭を鼻先で撫でてやりました。
「怖がらなくてもいいよ・・・」
「えっ・・・オナラ、しないの?」
「フフッ・・・スカンクだからって、誰にでもオナラする訳じゃないのよ。身を守る時だけ」
(本当はもう1つ、出しちゃう時があるけど・・・ね)

「ほんとう?見逃してくれるの?」
「見逃すも何も、あなたにオナラする理由なんてないもの。あなた、お名前は?」
「グスッ・・・うん、ボク、チャックルっていうの!」


「わぁい!やっぱりお姉ちゃんのシッポは大きいや!」
すっかりミシエルと打ち解けたチャックルは、彼女の周りをちょろちょろ動きながら、はしゃぎ回っていました。
特にミシエルの大きなシッポがお気に入りで、「ボクのシッポに似てるけど、すごく大きい!」などと言っては、よじ登ったりぶら下がったり
して遊んでいました。
「ふふ・・・」
ミシエルは病気のことを忘れ、慈愛に満ちた眼差しでチャックルを見守っていました。
(このまま、あんな病気――ラヴィなんか、消えてしまえばいいのに・・・)
ひとときの平穏に身を委ねながら、ミシエルはそう願っていました。



しかし、それは叶わぬことでした。



「ふぅ・・・つかれちゃった」
遊びつかれたチャックルが大きなミシエルのお尻にちょんと寄りかかって座ると、彼女が細かく震えているのが感じられました。
「? お姉ちゃん、どうしたの?」
「!! はぁっ!・・・・あぅぅ・・・!!」
苦しそうな、それでいてどこか艶かしいミシエルの喘ぎ声に、チャックルは驚いて彼女の顔を見上げました。
「ね、ねぇ・・・大丈夫?どこか痛いの?」
チャックルは心配そうにミシエルの背中に――小さな彼ではお尻までしか届きませんでしたが――撫でようとして触れると、彼女は敏感に反応しました。
「ひゃうっ!?」
かすかな感覚は大きな快感としてミシエルの全身を駆け巡り、その興奮は腰周りへと伝わっていきました。
ふわっ
「わぁっ!?」
ミシエルのシッポは一瞬のうちに膨れ上がり、そばにいたチャックルは跳ね飛ばされて転がりました。
「ひゃ、ぁぁ・・・だ、ダメ・・・」
ミシエルはそこから離れようとしましたが、快感に痺れた足はいうことをききません。
起き上がったチャックルの目の前いっぱいに、ミシエルのお尻が広がっていました。
「・・・え?」
既に大きく膨れ上がった彼女の蕾を、何が起きたか分からないチャックルは呆然と見つめることしか出来ませんでした。
「あっ・・・はぅっ!・・・・・・チャック・・・・逃げ・・・・・・」
ミシエルは体内から込み上げる衝動に最後まで抗らおうとしましたが、彼女の体を侵す伝染性性的興奮暴走病「ラヴィ」はそれを許さず、
小さなチャックルに、最も残酷な仕打ちを与えたのでした。



プゥッ スゥゥ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ・・・



「・・・・・・ひ、ぁぁっ・・・!!」
ミシエルの強烈なガスに包まれたチャックルは、一瞬きょとんとしてから、弾かれたようにもんどりうって倒れました。
「・・・ぅぅ・・・ぎぁ・・・・・はぁ・・・ぅ・・・・!!」
小さな体を苦しみに震わせて、チャックルは悶えていました。
引きつったようにのけぞり、必死に鼻を覆っては、小さな喘ぎ声を漏らしながら浅い呼吸を繰り返していました。
(ああ、チャックル!わたし・・・わたし何てことを!!)
ミシエルは小さな友達の余りの苦しみように、そのままの姿勢で動けずにいました。
ただでさえ強烈なスカンクのガスが、ラヴィによってもたらされた性的興奮によってその威力はパワーアップしていました。
猛獣さえ悶絶させるであろうそれを、まだ小さなチャックルがまともに吸い込んでしまったのですから、平気なハズがありませんでした。



ほどなくチャックルは力尽き、小さな手足が力なく地面に投げ出されました。
「チャ・・・チャックル!?」
ミシエルはハッと我に返ると、自らのガスに倒れた子リスの様子を伺いました。
ほんのかすかに、かろうじて聞こえる呼吸音と、上下する胸に、彼がまだ生きていることが見て取れました。
安心したミシエルでしたが、チャックルの股間を見て目を見張りました。
まだ小さな性器が勃起し、天を指してピクピクと痙攣しています。

「こんな小さな子がどうして・・・?もしかして、私の病気が!?」
ミシエルも彼女の体を侵す「ラヴィ」について完全に知っているわけではありませんでしたが、今までのスキンシップや、チャックルを気絶させた
強烈なオナラを介して、病魔を彼に伝染してしまったのかも知れないと考えました。
動物を色情狂に変え、やがて破滅をもたらす恐るべき病「ラヴィ」。
こんな小さな子がどれだけ耐えられるだろうか・・・そしてその苦しみは・・・。
ミシエルはしばらくの間、思いつめた表情で横たわるチャックルを見下ろしていましたが、意を決したようにおもむろに後ろを向きました。

「それならば、いっそ私の手で、安らかに――」

ミシエルはお尻をぐっと突き出すと、チャックルの顔面に突きつけました。
自分の肛門から彼の鼻先まで、いくばくも無い距離です。
このままオナラを嗅がせ続ければ、彼は天に召されることでしょう。
途中で目を覚まして悶え苦しむかも知れないけど、その時はこのままお尻で押さえつけてガスを注入し、天国に送るまでの事・・・。
ミシエルは先ほどのチャックルの苦しみようを思い出しました。体の疼きとともに、ある種の衝動が込み上げてきます。
冷たい笑みを漏らしながら、ミシエルは肛門に神経を集中させました。



さようなら、チャックル――



ブッシュゥぅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ



咄嗟に逆立ちしたミシエル放出したガスは、あたり一面に撒き散らされました。
はぁはぁと苦しそうに息をしながら、ミシエルは姿勢を戻しました。
「ん・・・・うぅ・・・・・・」
ガスを吸い込んだチャックルが、苦しそうな声を漏らしました。
ミシエルは彼を咥えると、彼女の香りが停滞した場所から遠ざけて、木の洞の中に彼を隠しました。
これなら肉食獣が来ても安全でしょう。

「愛し合うのも天国へ行くのも、あなたにはまだ早いわよね、坊や」

ミシエルはチャックルの顔をペロッとひと舐めすると、足早に去っていきました。
(治療法が見つかったら、また戻ってくるわ。だからそれまではどうか、生きていて!!)

「・・・んっ」
あの衝動がまた、彼女の体を駆け抜けました。
(次に会う獣には――わたし・・・我慢、出来ないかも)


                                                  ~つづく~

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突発的外伝→http://b.dlsite.net/RG15520/archives/52677289.html