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   2匹目 コウモリのビギンズ          SBD・著


それは、スヰミーの死からさかのぼること一ヶ月ほど前のことです。

ミシエルは、小高い丘の上から夕陽を見るのが好きでした。
その日の夕暮れも、彼女はお気に入りの木陰で、向こうの空が紅から紫に変わっていく様をいつまでも眺めていました。
一年を通じて気候の安定したこの土地では、夜風で体が冷え過ぎる心配なども無用です。
ミシエルはいつしか、樹の幹に体をあずけて、うとうととしていました。

ところで、いくら風邪をひく心配が無いとはいえ、こんなにあけっぴろげな場所でのん気に眠りこけているのは、ミシエルのような山猫くらいのサイズの小柄な動物にとっては本来、ほとんど無謀とも言える行為です。
いつ、恐ろしいオオカミなどの捕食者が忍び寄って来るか・・・。
けれどミシエルはのほほんとしたもので、「むにゅ・・おいしぃよぅ」などとつぶやいて、まるで無防備もいいところでした。
それは何故なのでしょうか?
彼女は知っているのです、ここいらの危険な捕食者たちのほとんどは、彼女を見つけたところで、獲物にしようなどという考えを起こしたりはしないということを。
集団になれば無敵を誇るオオカミたちですら、黒地に白のストライプに彩られたミシエルの毛皮を見ると、彼らの方から一目散に逃げていきます。
こののんびり屋さんな愛らしい女の子ミシエルは、オオカミすら恐れるデンジャラスウエポン、くさいくさい自家製のどくガスで武装した、スカンク娘だったのです。

けれど世の中というのは本当のところ、油断は大敵、何が起きるかわからないものです。
わざわざ危険を冒して自分を襲う者なんてありえないとばかり、安心しきってまどろむミシエルに、こっそりと忍び寄る小さな影がありました。

「あ・・・・・ん。・・・やぁン・・・!」
ミシエルは、甘い吐息をもらしました。
その声に自分で驚いて、彼女はぱちりと目を覚ましました。
すでに夜の帳が下り、辺りは闇に包まれています。
「ハァハァ、ハァハァ、ハァハァ・・・・・・」
真っ暗な中、どこからか、何者かの不気味なあえぎが聴こえてきます。
ミシエルは、自分の体に起きている異変に気づきました。
頬がかっとほてり、全身が汗ばみ、呼吸が荒くなっています。
下半身の、女の子の部分が、まるで泉のように、快感を噴き上げていました。
つい今しがたまでそこには、執拗な愛撫が加えられていたのでしょう。
ミシエルのその部分はじんじんと疼き、もっともっとというようにひくひくと震えていました。
「ハァハァハァハァ・・・・・・」
おそらくその愛撫を加えていた何者かは、ミシエルが目を覚ましたのに驚いて、そこを飛び退いていたのでしょう。
しかし、絶え間なくもれるそのあえぎによって、彼の居場所はたやすく知れました。
「う、上・・・・?」
ミシエルが見上げると、彼女が寄りかかっていた樹の梢の高いところに、黒い影がへばりついていました。
闇よりもなお黒い毛皮を持ったその生き物は、見つかってしまったことを知ると、しがみついていた梢を蹴って、ぱっと空中に躍り上がりました。
その瞬間、ミシエルには真っ黒な生き物が、何倍にも大きく膨れ上がったように見えました。
いいえ本当は、彼は膨れたのではなく、閉じていた翼を開いたのです。
そして黒い生き物は翼をはためかせると、ミシエルめがけて一直線に飛び込んできました。

「あーっ!ああっやめ、ダメ・・・!」
我慢できないくらいに疼いていたところを再び刺激され、ミシエルは思わず声を上げていました。
火のついたように快感が燃え上がる女の子の部分を、濡れた小さな舌でちゅくちゅくとねぶられるだけでなく、その生き物の全身に生えた短くて柔らかい産毛で、周囲の敏感なデリケートゾーンをもすりすりとくすぐられ、ミシエルはもうどうにでもしてとばかりに四肢を投げ出して仰向けに転がり、身悶えていました。
「あ、あなた何、なんなのよぉ!こ、こんなことして、どうなるか、しってるの!?」
ミシエルは、法悦の叫びの合間をぬって、ようやくそれだけを口にすることができました。
「ち、ち、ちがうよ、許して、許して、オ、オ、オレ、止まんない、止まんないんだぁ・・・ハァハァハァ」
黒い生き物は、奇妙なことを口走りました。
「オレは、コ、コ、コウモリの、ビギンズ・・・!オレは、病気だ、病気なんだ!許して、あの病気なんだ、許して」
ずぶり。
「あっ!な、な・・・イヤ・・!」
「ハァハァハァハァ!んひゃ、ぎ、ぎもぢいいいいいい」
ビギンズはいつしか、腰を使い出していました。
小さなビギンズの一物が、ミシエルの女の子をずぶずぶと突きまくっています。
あまりにサイズの差があるので、ミシエルが痛みを感じることはありませんでしたが、いきなりこんなかたちで無理やり「初めて」を奪われたショックに打たれて、彼女は何もできず呆然と、単調な刺激のリズムに身をまかせるだけでした。
その瞬間について、彼女には夢がありました。
星降る夜、最愛の彼とあたたかな寝床で、ロマンチックなムードに酔わされ、ついに身も心も彼に捧げて・・・・・。

単調なリズムが早まっていき、ついに限界を迎えたビギンズは、ミシエルの中にオスの精をぶちまけました。
ぬるぬるといやらしく濡れそぼったミシエルのそれは、反射的に、ビギンズの一物をきゅうっと締め上げました。
「ぁぎゃあーーーああーーあーーーー」
あまりの快感に悲鳴を上げながらなおも精を放出し続け、やがてビギンズは、ミシエルの柔らかなおなかにぽすんと顔を押しつけるようにして崩折れました。
しかし驚いたことに、彼の腰はいまだに動いて、ミシエルを突き続けていました。
「ハァハァ、ハァハァ・・・・・たまんない、止まんない、たすけて、たすけてえ」
「そう・・・そういう、病気なのね」
ミシエルが、妙に冷めた声で言いました。
その調子は、ビギンズに尋ねているようでもあり、独り言を言っているようでもありました。
「聞いたことがあるわ。えっちなのが止められなくなっちゃう病気があるって・・・。コウモリからうつる、ラヴィっていう病気」
「それだよう、それだよう、オレ、オレ、だめだあああ、きもちいいよおおおおお、ひいいい」
ビギンズの腰の動きがまた早くなりはじめました。
「あははは・・・うふふ」
ミシエルの喉から、何だか気味の悪い低い笑いがもれました。
「・・・あたしにうつしたのね」
「ハァハァ、ごめんよ、ごめんよぉぉお!うっ、ーー~~~!!」
ビギンズはそう言いながらも、忘我のえへらえへら笑いを浮かべて、二度目の精をぶちまけていました。
しかしその時には既に、彼らを取り巻く周囲の空気に、ある重大な変化が起こっていたのです。
「あああはあああ・・・・・・・・はぶっ!?ほンげっ、ンぎゃはああああああ!?ごぼげぼおおおっ!!」
ビギンズの快楽の悲鳴は、途中から、本物の悲鳴にとってかわりました。
「へげええぇっっ!へがあっ!ギャヒイイ臭い、臭いくさいいいいいい!くさあああああああああい!」
ビギンズは仰向けに倒れると、鼻をつまんだまま地面を転げ回りました。

ーーーーーーっ・・すぅぅ・・・
黄色い気体の噴出が止み、膨らんだミシエルの肛門が、元の大きさにすぼまっていきました。
放出された気体は大気中に急速に浸透していき、もし昼間なら、黄色い雲のようなもやがミシエルの下半身を中心に広がっていく光景が見えたことでしょう。
何の心の準備も無く、どくガスともいわれるスカンクの臭いオナラを肺の奥までまともに吸い込んだビギンズは、あまりの苦しさに目を飛び出させ、泡を吹きながら、七転八倒ののたうちダンスをおどりました。
1キロ先でもにおうといわれるそのオナラは、小さなコウモリに、まずは、脳天を思い切り殴られたようなショックを与えていました。
スカンクのガスを吸い込んだ者が最初の一瞬に感じるのは、嗅覚というよりむしろ、電撃が走るような痛覚なのです。
痛みに似たその衝撃はすぐに薄れますが、いよいよそれに取って代わるのがオナラのニオイ、つまり強烈な臭みです。
臭みはほんの一息、二息つく間に、どんどんと果てしなく強く濃くなっていきます。
やがては脳みそまで溶けて腐っていきそうな猛烈な臭さになり、呼吸の度にそれを味わわされることで、犠牲者は衰弱し、やがてはろくに息もできず、自力で立つこともままならなくなるのです。
ビギンズは涙を流して悶えながら、めちゃくちゃに翼をばたばたさせて、しゃにむに空へと舞い上がりました。
しかし、ニオイの汚染はすでに、上空にもかなりのところまで及んでいました。
「たしゅけて、たひゅけて!じんじゃう、じんじゃう!ぐるじおおお!」
ビギンズは、飛んでいるというよりはむしろ、落下しないように踏ん張っているといった様子で、必死にばたばたともがいていました。
視界は黄色く染まって何も見えず、ただひたすら翼を動かすことだけに必死なビギンズは、気づいていませんでした。
さっきから自分が、最初飛び立った辺りをぐるぐると旋回しているだけだということに・・・。

「逃がさない・・・。こうなったらあたしだって、すごくえっちなこと、させてもらっちゃうんだから。いやって言ったって、もう遅いの」
辺りに濃厚に漂うひみつの香りにミシエルがぽおっと頬を染めると、彼女の尻尾は待ってましたとばかりにピンと立ちあがりました。
スカンク娘は、上空のコウモリにお尻を向け、肩越しに狙いを定めて、甘い吐息をつきました。
お尻の割れめの中央で、放射状のシワのある桃色の円が、みるみるうちにぷくーっと広がっていきました。
「あなたみたいな男の子は、こうよ」
ミシエルがそう言うと、桃色の中心部のシワがほどけ、ぽちっとしたちっぽけな穴がそこに開きました。
そのとたん、ぷううううううっという破裂音を響かせて、内側に充満していた気体の塊が、一気に空中へと噴き出しました。
スカンク娘のお尻の谷間から放出された黄色い気体の奔流は、雲のようにむくむくと広がりながら、周囲の空気ごとコウモリの小さな体をすっぽりとのみこんでしまいました。
「ハヒ、ンハヒイイイイイイイィスカン臭いくさいすかんくさあああいいイイイイイイイイーーーーーーーー!!!」
コウモリは空中でもがきながら絶叫し、白目をむいてまっさかさまに地面に墜落しました。


ミシエルには、スカンク娘としての夢がありました。
星降る夜、最愛の彼とあたたかな寝床で、ロマンチックなムードに酔わされ・・・・・。
そして身も心も彼に捧げた後で、そっと彼の鼻にむかって、とっておきの猛烈にくさいどくガスを浴びせかけるのです。
悶え狂う彼の顔を豊満なお尻でふさぎ、肛門のふっくらした柔ひだをお鼻の穴に押し当て、もうミシエルのこと以外考えられなくなってしまうまで何度でも、においたつ臭いオナラの香気をお見舞いし・・・・
そうして彼をミシエルだけのものにするのです。

「あなたが、夢みてた初めての彼になるなんてちょっとシャクだけど・・・。もういいわ。よく見たらあなた、小さくて可愛い。うふふっ。えい」
ミシエルは、落下したまま動けないでいるビギンズの鼻先で、尻尾を立てて後ろを向きました。
そしておもむろに、倒れた彼の上へお尻をおろしはじめました。
ビギンズの意識がはっきりしていたら、大きく広がった肛門のピンク色が近づいてくるのが目に飛び込んできたことでしょう。
ミシエルの肛門の接近は、ビギンズの鼻に触れるか触れないかのところで止まりました。
「あたしのオナラのニオイ、すごくいやらしいでしょ。気がヘンになっちゃいそうなほどくさいでしょ。まだまだよ。あなたをもっとあたしにメロメロにさせてあげるんだから・・・。ほらこれ、あたしの気持ち。受け取ってくれる?」
前後不覚に朦朧となっていたビギンズは何も言いませんでしたが、彼の言葉を待つことなく、ミシエルの肛門は一、二度収縮し、ガスをごく少量、すぅっ・・・と放出しました。
ガスがビギンズの鼻に吸い込まれると、そのとたん彼の体が震え出し、ビギンズはめちゃくちゃに暴れ始めました。
「暴れちゃだめ」
ミシエルは、あわててお尻全体でビギンズにのしかかり、圧迫してその動きを封じました。
ビギンズは、お尻の谷間から頭だけを外に覗かせた状態で、指一本動かせなくなりました。
「ちゃんと受け取ってくれないと、こうよ」
ミシエルは、くすくすと笑って言いました。
ブッ!とくぐもった音がして、ミシエルのお尻が揺れました。
そして数秒後、お尻とビギンズの体の間から、オナラのニオイがたまらなく立ち上ってきました。
ビギンズは泣き叫びながら首を振りましたが、においは容赦なくたちこめていきます。
ビギンズは、生きながらオナラで燻製にされているのでした。

ミシエルのお尻に押さえつけられながらも、ビギンズの腰がいつの間にかまた例の動きを始めていました。
息が荒くなればますますスカンクのニオイを吸い込むだけだというのに、彼は運動を止めようとはしませんでした。
ぴくぴくと脈うつ小さな一物が尻肉をつんつんと突く感触に刺激されたのか、ミシエルの肛門がまた新たにガスを放出しました。
ぷうぅっ・・・・ぷうぅ
ビギンズの叫びは弱弱しくなり、腰の動きは逆に力強くペースを早めていきました。
彼ははひはひとミシエルのくさいオナラ混じりの息をしながら、柔らかくてあたたかいお尻の下で、気も狂わんばかりの壮絶な絶頂を迎えようとしていました。
スカンクの臭いガスがまた、今度はほとんど音も無く放出されました。
ミシエルのお尻の割れ目とビギンズの体の隙間から漂い出してきた、一段と濃密な黄色をした温かい気体は、実際に聴こえてくるかすかな「ぷすーーーー」よりも、「もあぁぁあああぁああっ」という表現がむしろぴったりなくらいのねばっこさで、哀れなコウモリの首全体をふわふわと、なめるように覆っていきました。
「ハヒーッヒドスギルーッこんなァァス、スカンクーッ!!スカーッ!!くさあああおならぎゃああうほぎゃあああああああああああ!!」
混濁する意識の中で、ビギンズは思いました。
 オレ
                  もう
         ダメ。

ミシエルは、背筋がぞくぞくするほどの快感を味わっていました。
ビギンズの運んできた病魔がミシエルにも感染しており、すでに彼女の上にも影響を及ぼし始めていたのかどうか、それはわかりませんが、その時の彼女は確かに、かつてないほどたまらなく色っぽい気分になっていました。
自分のしたオナラの強烈なニオイがたちこめて、ビギンズの悶え声が上がる瞬間が、彼女に極上のエクスタシーをもたらしていました。
もう、がまんできない!
彼女は、ビギンズにあそこをなぶられていた時にも負けないよがり声を上げて、腰を浮かせました。
「ああはぁっ!好きよ・・嗅いで!あたしのオナラのくささに、めちゃめちゃに狂って死んで」
ミシエルが狂乱したようにそう叫ぶと、肛門が、一息の間にビギンズの顔より大きく広がって、ボンッとはじけました。
ブリブリ!ブスーッブリブリブリ!!スゥーーーーーッ
プウウゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーィ

ミシエルがついに力尽きて地面にぐったりとその身を投げ出した時には、コウモリのビギンズはこと切れていました。
涙と涎にまみれ、いかにも「くさいよう、くさいよう」といった、どこか間抜けでユーモラスな表情を顔に貼り付けたまま、彼は固く冷たくなっていました。
あの苦悶の中でもビギンズは絶頂を迎えていたらしく、彼の股間はおびただしい白濁液で汚されていました。


ミシエルは、よろよろと起き上がると、疲れた体と重たい尻尾を引きずるようにして、丘を下り始めました。
動物を色情狂に変えてしまうおそろしい伝染病「ラヴィ」の治療法を、一刻も早く探さなければ。
噂によれば、ラヴィには潜伏期、前駆期、狂躁期、末期があり、末期に至ればその先には恐ろしい破滅が待っているとのこと。
ミシエルは、ビギンズの亡骸に目をやりました。
「・・・ラヴィで死ぬより、えっちでよかったでしょ。感謝してよね」

長い旅になるかも知れないと、ミシエルは思いました。
もし戻ってこられたら、またここから夕陽を眺めよう。
ミシエルはそう心に誓って、歩き出すのでした。


行く先々に悪臭と死を振りまく謎の怪物の噂が、小動物たちの間で恐怖と共に囁かれ始めたのは、それからしばらく経った後のことでした。



                            ~つづく~

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