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僕は月明かりの照らす夜のリングの上で、後悔していた。

高等部の女子プロレス部を馬鹿にしてしまった事を。

しかしサキ先輩は、僕のそんな反省した気持ちを微塵も察する事なく、ハリのある健康的な太股で、僕の首を強く締め付ける。

「せっかく2人っきりなんだから、楽しみましょ?・・・ね?」

ぎゅうううううううううううう!!!!

ぎゅうううううううううううううう!!!

少しずつ、意識が薄れていく中で、僕は事の発端を思い出した。


________

僕は今年から中等部一年生になった。この学園には格闘技の推薦枠で、初等部から在籍している。この学園は、世界的に有名な格闘選手を多く輩出し、また体育設備が世界トップレベルのものが完備されている。

3歳から武道を始め、世界の格闘選手の仲間入りを目指す僕にとって、この学園に入学する事は当たり前の事だったし、僕は数々の格闘大会で優勝し、学園の初等部では、トップの成績で中等部に進学した。

しかし、この学園に僕は徐々に失望感を募らせていった。確かに学園には、その辺の連中よりも、ずっと強い連中が集まっているのだろう。しかし、僕の敵ではない。

勿論、勉学においても負ける事なく、中等部レベルの学業は全て終え、既に高等部レベルの問題を解いていた。

僕は中等部で、あらゆる事において連戦連勝を重ね、トップの成績で中等部一年生を終えようとしていた。

そんなある日である。「女子プロレス部」の噂を聞いたのは。

高等部の女子プロレス部は、この学園で最も強い存在で、格闘技のレベルもさる事ながら、実質的な学園の権力の一端を握っていると言われていた。

確かに高等部女子プロレス部の三人組は、数々の世界大会で優勝経験もあるため、内外に有名であった。学園も彼女たちの成果によって救われているため、何かしらの権限を与えているのではないかと、囁かれているのだ。

よく聞く話では、

「女子プロレス部によって、高等部の男子が去勢されたらしい。」
「夜な夜な男子をサンドバッグにし、ストレス解消の道具にしている。」
「ある女子トイレに、便器用の男を飼っている。」

などなど、噂は絶えない。

僕は、格闘技は男のものだと思っている。だから、女ごときに、僕のいるこの学園が、支配されているという感覚は不快なものだった。

しかし、「この学園程度のレベル」じゃ女に支配されていても、仕方のない事なのかもしれないな。そう思っていた。

自分が思っている事は、他人に伝わるもので、僕は「高等部の女子プロレス部を潰そうとしている男」と中等部のみんなに認識されるようになった。

それと平行するように、僕が「高等部の女子プロレス部に、近々道場破りに行くらしい。」という噂も流れ始めた。

そんな事実はないのだが、実際に、僕は実際に高等部の女子プロレス部をよく思っていないので、わざわざ否定する事もしなかった。

しかし、それが大きな間違いだったのだ。

「君が、サキ先輩をボコボコにした後、サキ先輩を犯してる所を撮影して、ネットでアップするって言ってる男の子ですかぁ?」

高等部の制服を着た、ピンクのツインテールをした女の子が、授業の休み時間に僕の所にきた。

「え?なにそれ?」とタメ口で返す僕を、中等部の友人が小突いた。

「馬鹿!高等部のモエ先輩だよ。女子プロレス部の。」と友人が耳元で囁いた。

「あ・・・すいません。モエ先輩、僕はそんな事言ってないです。噂が一人歩きしてるみたいで・・・」と僕は、姿勢を整えて答えると、

「なぁに?男のくせに、ビビってるんですかぁ?アタシなら・・・」

モエ先輩はそう言って、僕の胸や腹筋を触り始めた。

「2発もつかなぁ?君の体なら、私の膝蹴り2発ぐらいで完全に壊せちゃいますけど、試してみます?」

ピンクのツインテールの女の子で、一見おとなしく見える彼女から、殺気がほとばしっている。僕も中等部のクラスの連中も、みな凍りついてしまった。

「あっ!いたいた!モエ〜!勝手に中等部に行っちゃダメだろ?」と、水色のショートヘアをした高等部の女の人が教室に入ってきた。この人は先輩から聞いて知っている。「アカネ先輩」だ。高等部のトラブルメーカーらしい。

「ほら、モエ帰るぞ。この一件は、サキが自分でやりたいって言ってるからさ。あ、あと君!今日の夜、高等部の女子プロレス部に来なさい。君が「やりたがってる」人がいるからさ♪」

そうアカネ先輩は言って、モエを引きずりながら教室を出て行った。

「おい、大丈夫なのか?」
「ねぇ、今からでも先輩たちに謝りに言ったほうが良いんじゃないの?」

先輩たちが教室を出て行った後、みんなが僕を心配して集まってきた。

「大丈夫さ。この際だから、高等部の女子プロレス部潰してくるよ。」

僕はみんなにそう言ったが、みんなから不安の表情は消えなかった。普段のみんななら、成績トップ、格闘技でもトップの僕の言うことを疑わない。

でも先程の、モエ先輩の放った殺気が、「高等部の女子プロレス部」は本当に強いのだと、僕を含めた教室中のみんなの深層心理の中に、蔓延していた。

________その日の夜

僕は1人、高等部の女子プロレス部に向かった。

「失礼します。」

大きな鉄製の扉を開けて、僕は中に入った。

月明かりが、リングを照らして、リングがまるで、儀式の祭壇のような存在感を放っている。

「フフ・・・来たのね。」

リングの上で、大きく伸びをしている影が見えた。サキ先輩だ。

彼女は、月の灯で光合成を行う植物のように怪しげな雰囲気を醸し出している。

「貴方の会えるの、楽しみにしてたのよ?最近、私に「歯向かう」男の子って減っちゃったの。だから、今夜は楽しませて頂戴。」

そういって、彼女は僕をリングの上に登ってくるように促す。

僕は体育着に着替え、リングに上った。

「体育着なんて・・・可愛いわね。まぁ、それもそうよね。この前まで初等部だったボーヤなんだものね・・・」

サキ先輩は、学校の広報誌や学園新聞で何度も見たことがあるが、実物を見るのは初めてだった。長い金髪を後ろで束ね、ボンテージを想起させる攻撃的なリングコスチュームを着ている。

僕は弁解の言葉も考えて来たのだが、やめた。サキ先輩は、僕と戦う事しか考えていないのがヒシヒシと伝わってくる。

「さて、ルールはどうしましょうか?中等部だと、まだ基礎訓練しかしてないわよね?それに、絞め技とか関節技とか、危険を伴う技はまだ習ってもいないでしょ?」

サキ先輩はそう言いながら、僕に近づき、僕の胸板や腹筋を触る。

「フフ・・・モエの言うとおり、2発がいいところかしら・・・」

!!!!

「馬鹿にしないで下さい!」と、僕はサキ先輩を突き飛ばした。
「女の子の膝蹴り2発ぐらいで倒れるほど、貧弱じゃないですよ!」

「フフ・・・それもそうね。貴方、中等部では成績も良くて、凄く強いらしいわね。中等部で一番なんていう噂もあるけど、お姉さんも高等部で一番なんて言われてるのよ?」

サキ先輩は先程とは違うオーラを放ち始めた。格闘家が戦闘前に発する、独特の空気だ。

「じゃあ、ルールは中等部に合わせて、打撃と立ち技のみで・・・」

「本気で勝負しましょう。僕強いですから。」

僕はサキ先輩の言葉を遮って言った。

「フフ・・・そんな可愛い事言われちゃったら、お姉さん貴方の知らない技でいっぱい可愛がってあげたくなっちゃったなぁ・・・」

「それじゃあ、始めましょう!」

僕はそう言って、気合をいれるために、体操着を上半身だけを脱ぎ、構えた。

「何処からでも、構わないわよ♪」

サキ先輩がニッコリと笑った、その刹那、僕は上段回し蹴りを、サキ先輩の顔面目掛けて放った。しかし、上手くかわされ宙を切った。

僕の攻撃の隙をつこうと、サキ先輩は僕の軸足にローキックを放とうとする。

狙い通りだ!

サキ先輩のローキックが僕の軸足に届く前に、僕は素早く軸足を切り替え、僕は更に体を回転させ、もう一発回し蹴りを、サキ先輩の鳩尾に放った。

ドンッ!!!!

入った!鈍い音もあり、確かな手応えもある。いつもの中等部の試合なら、これで一発試合終了だ。

「・・・格闘センスは、確かにあるようねぇ。見なおしたわ・・・でも、残酷かも知れないけど、今の貴方には決定的に足りないものがあるわ・・・」

僕が蹴りを放った足を掴み、サキ先輩は怪しく微笑んだ。そして、今度こそ僕の軸足を払い、僕をリングの上に倒した。

無理やりうつ伏せにさせられた僕は、今までに長い格闘の流れに頭が少し混乱した。

サキ先輩は僕の足を素早く折りたたみ、自らの足を絡ませた。

そして、上から僕に覆いかぶさるように、のしかかって来た。

「STFっていう技、ご存知かしら?」耳元でそう囁かれたかと思うと、

ぎゅううううううううううううううううう!!!!!

サキ先輩は、僕の首の周りに腕を回し、一気に締めあげた。

「フフ・・・ボーヤが苦しんでる顔がよく見えるわよ?息を荒くして、全身の筋肉を使って、必死に私の技から逃れようとしてる・・・でも、無駄よ?だって、今の貴方は物理的なパワーが足りないの。」

サキ先輩は僕を絞め上げながら、耳元で囁く。サキ先輩の髪の毛から、甘い匂いが漂ってきて、まるで自分が食虫植物に捉えられた虫になってしまったような錯覚を受ける。

「高等部三年生と、中等部一年生で圧倒的に違うもの・・・それは筋力よ。貴方にいくら実力があっても、『女の子のパワー」で押し潰せちゃうのよ?」

サキ先輩は首に回していた腕を、次は僕の顔面をヘッドロックするように変えた。


メキメキメキメキ!!!

メキメキメキメキ!!!

頭蓋骨が万力に掛けられたかのように、締め付けられる!!

「ほらぁ、早く逃げないと私の力で、ボーヤの頭蓋骨粉々に砕いちゃうわよ?『女の子のパワー」で頭蓋骨割られるのって、どんな気分なのかしら?」

メキメキメキメキ!!!

メキメキメキメキ!!!
このまま本当に頭蓋骨が割られてしまうのではないかと思うほど、執拗に絞め上げてくる。僕は必死に堪えて、脱出のチャンスをうかがった。

「さすが、中等部で一番強いって噂される子ね・・・私のSTFで泣いてギブアップする高等部の男もいるのに・・・」

「フフフ・・・まずいなぁ・・・君の事、泣かせたくなっちゃった♪」

サキ先輩は、そう言って僕をSTFから開放した。

僕はぐったりとリングにうつ伏せていたが、「起きなさい」とサキ先輩に、髪を無理やり捕まれ、顔を持ち上げられ、覗きこまれた。

「あらあら。体は悲鳴をあげてるけど、『諦めてない』って、目をしてるわね。そういう子、私は大好きよ。それに短髪は魅力的ね。髪の毛がっちり掴んで、こういう事出来るしね!!!」

ドカッ!!!

サキ先輩は、リングから立ち上がりかけた僕の顎を、強烈な膝蹴りで撃ちぬいた。

僕はストンっと、力が全身から抜けるように、仰向けに倒れた。

・・・あれ?・・・体が動かない・・・

サキ先輩は満面の笑みで、大の字になった僕を見下ろしている。

「今の膝蹴りで、普段の60%ぐらいの力よ。貴方の脳みそ揺らすぐらいなら、これで充分って思ったの。それとも100%の膝蹴りを顎にもらって、一瞬で意識を飛ばしてもらいたかったかしら?」

サキ先輩は、焦点の定まらない僕の目を覗きこみ、僕の髪をなでて、僕の視界から消えた。

・・・あれ、サキ先輩は何処に・・・

シュル。

自分の首に何か柔らかいものが巻き付いてくるのが、解る。

「相手に致命傷を与えて、ゆっくり自分の食事を楽しむ・・・ライオンって、こんな気持なのかしら。」

僕の頭の方からサキ先輩の声が聞こえる。しかし、サキ先輩の声と、首にまとわりつく柔らかいものが、頭の中で関連付かない。

「ほら、シャキっとしなさい!」

パシンッ!

サキ先輩が、僕の顔を軽く叩く。

膝蹴りのダメージが少しずつ消え、少しずつ冷静さを取り戻してきた。しかし、僕は今まで掛けられた事のない技の中にいた。

「・・・な・・・なんだこれ!?」

今まで首に当たっていた柔らかいものは、サキ先輩の太股で、それがマフラーのように自分に巻き付いているのだと解った。

僕は首に巻き付いた、サキ先輩の太股を取り払おうとするが、びくともしない。

「フフ・・・中等部の男の子には、『刺激』が強すぎる技かしら?」

ぎゅううううううううううう!!!

「・・・く・・るし・・・・・」

「ほら、私の太股から逃げ出して御覧なさい?じゃないと・・・」

ぎゅうううううううううううううう!!!

サキ先輩の太腿がゆっくりと、僕の首を侵食していく。

僕は自由な下半身を横に揺らしたり、手で太腿をごじ開けようとしたり、様々な手段を講じたが、サキ先輩の太腿は締め付けを強めるばかりだ。

「最初に言ったでしょ?『あなたが知らない技で、お姉さんいじめちゃうよ?』って。」

変な汗が自分から吹き出してくるのが解る。このままでは、危険だと僕の体は訴えているのだ。

「これは首4の字固めっていう技よ。 今貴方に私が掛けてるぐらいの力なら、高等部の男の子なら抜けれるかもね。授業で脱出の方法も学ぶから。絞め技、関節技をまだ習ってない貴方みたいなボーヤは、どういう風に逃げるのかしら?」

・・・高等部なら、これぐらいの力で抜けれるだって!?・・・

僕はサキ先輩の太腿に溺れている。そんな自分の酸素を補給するのに精一杯なのに、脱出の方法なんて思いつくはずがない。

「・・・・くそ・・・はな・・・せ・・・」

僕はサキ先輩の太股を断続的に殴り、隙をみて、首を引っこ抜こうとするが、サキ先輩はそれを許さない。隙間なく作られた太股の壁は、時間を追うごとに、少しずつ僕の体力を奪い、より脱出を困難にさせる。

「素敵な技でしょ?この技を極められる時間が長ければ長いほど、脱出は絶望的になっていく。そして、段々希望を無くしていくの。『このまま負けてもいいや』、『失神してもいいや』ってね・・・私は、そういう人が絶望を感じて堕ちていく姿を見るのが、大好きなの。」

ぎゅううううううううううううう!!!

ぎゅううううううううううううう!!

僕を一気に奈落の底に突き落とすかのように、一気に戦意を喪失させるように、サキ先輩は効果的に太股絞めに強弱を付けてくる。

「君の心が折れるのは、いつかなぁ?」

ぎゅううううううううううううう!!!

生かさず、殺さずの状態が続く。

正直、僕はサキ先輩の首4の字から脱出する事を、諦めかけている。悔しいが、僕は負けを認めなくてはいけないのかもしれない。

僕はサキ先輩の股の間から、サキ先輩の顔を見上げた。
僕は敗北を口にしようとした、その刹那、

「ペッ。」

サキ先輩の口から、ゆっくりと唾が僕の右目に落ちてきた。

僕はビックリして、瞬間的に両目を閉じたが、サキ先輩の唾は、僕の右目に染みこんでいった。

「フフ・・・何か言おうとした?・・・」

僕はサキ先輩に激しい怒りを覚えた。敗北を認めようとした相手に、唾を吐きかける。そんな行為、格闘技を行う者はやってはならない。

僕は最後の力を振り絞って、暴れまくった。サキ先輩の太股を殴り、体を横に振ったり、足をジタバタさせた。

「解っていないようね。もがけば、もがくほど技が極まっていくのよ?」

ぎゅうううううううううう!!!

僕がもがくほど、サキ先輩の太股は益々首に入り込んでくる。さらに僕のでたらめな動きが気に入らないのか、以前よりサキ先輩は強く太股に力を入れてきている。

「・・・試合中に、唾をか・・・ける相手なんかに・・・」

思わず、本音が僕の口をついた。

「・・・そんな風に考えていたのね。勝負に負けても、『男のプライド』は捨てないって事ね・・・・気に入ったわ♪ コロシテあげる♪」

ぎゅううううううううううううう!!!!!

ぎゅううううううううううううう!!!!!

ぎゅううううううううううううう!!!!!

サキ先輩は後ろに手を付き、最大限に腰を浮かせた。更に先程まで、僕の首の周りにあった太股は、まるで別の物質に突然変異したかのように、硬くなった。

「・・・・ぁ・・・・っ・・・・・」

声を発することも出来ない。脳に向かう血流を完全に遮断され、手足の先端が痺れて、体全体が言うことを聞かない。

「あなたに敬意を称して、私の全力で絞め「堕として」あげる・・・首の骨、折れちゃったらごめんなさいね♪」と次の瞬間、

むぎゅうううううううううううううううううううううう!!!!

サキ先輩の首4の字は、綺麗に僕の頸動脈を捉え、あっという間に僕を失神させた。

目を開けると、月明かりがリングの上に射しこみ、キラキラと反射する。リングのそこかしこに、僕の唾液や、吐瀉物、それに失禁してしまった時に出来た水たまりがあるのだ。

「フフ・・・もう8度目の失神よ?なかなか泣いてくれないのね。落とされすぎて、脳に障害残っても、知らないわよ?」

そういって、サキ先輩は僕を9度目の失神へと誘う。

ぎゅうううううううううううううううううう!!!

彼女は僕が泣かない事に、苛立ちながらも楽しんでいる。

今や、この拷問は「僕が泣くこと」が終了条件になっているのだ。

「フフ・・・起きたかしら?色々と考えてみたんだけど、あなたを首4の字だけで泣かすことが難しいってなると、残る手段は『あれ』しかないのよねぇ・・・それに、貴方みたいな変態ボーヤには、少し過激な技じゃないとダメみたいね♪」

変態?なんで、僕がそんな事を言われなくてはいけないんだろう・・・

「貴方、自分の股間がどうなってるか解ってる?ビンビンに起ってるじゃない。」

サキ先輩が首4の字を掛けながら、足の爪先で僕の股間をいじる。

僕はサキ先輩に、パンツの上から触られた事で、自分が初めて勃起している事に気づいた。

「・・・・そ・・・そんな・・・・」

「もしかしたら、貴方の防衛本能が『苦しい事を、気持ちい事』に変換できるようにしたのかもしれないわね。私に恐れた貴方のDNAが、生き残るために必死に生み出した処世術って事よ・・・」

信じられない・・・しかし、事実として僕のアソコは起っている。9回も落とされ、嘔吐し、失禁し、唾を幾度となく掛けられている、この状態に僕は興奮してしまっているのか。

「でも安心なさい♪今から掛ける首4の字は、苦しいとか、気持ちいとか、そういうの超越するぐらい、キツイから。」

そう言って、サキ先輩は僕を起こし、コーナーポストまで僕を運んでいった。

そして、サキ先輩はコーナーポストを伝い、ロープの上に腰掛けたと思うと、両足で僕を拘束した。

「さぁ、逝っちゃいなさい♪タランチュラよ♪」

サキ先輩は立ったままの、僕に首4の字を掛けた状態で、後ろに仰け反った。

その結果、僕の首でサキ先輩の全体重を支える事になった。それに加えて、サキ先輩は太股での絞め上げを加担してくる。

ぎゅうううううううううううううううううう!!!

「アハハ!地球の重力と、私の全体重、それに私の絞める力のトッピングはいかがかしら?貴方みたいな可愛いボーヤの首なら、一分ぐらいでへし折れちゃうかもしれないわね。」

ぎゅうううううううううううううううううう!!!

「この技は、女郎蜘蛛なんて言ったりするらしいわよ。何も知らないひ弱なボーヤを、食べちゃうって事よ!!!」

ぎゅうううううううううううううううううう!!!

・・・・こ・・・殺される!!

「私のタランチュラで、貴方は失神するのかしら?それとも支えきれずに、首の骨が折れちゃうのかしら?フフ・・・まぁ、どっちでもいいわね♪」

ぎゅうううううううううううううううううう!!!


・・・・死にたくない・・・・いやだ!・・・・

「・・・ねぇ、ちょっと・・・あんた何やってるの?」

僕は無意識のうちに、自分のそそり立った肉棒を必死にコキはじめていた。

・・・はやく、いかなきゃ・・・・

「苦しさのあまり、頭のネジが何処か外れちゃったみたいね♪可哀想・・・でも、射精なんてそんな都合の良い事させてあげるわけないで・・・・しょ!」

ぎゅうううううううううううううううううう!!!
ぎゅうううううううううううううううううう!!!
ぎゅうううううううううううううううううう!!!

サキ先輩は、力を入れて隙間のない首4の字を形成し、更に僕の首を支点にして、上体を引き上げようとする。

引き上げようとする度に、サキ先輩の太股には万力のように力が入り、僕を締め上げる。

僕は意識が朦朧として、その場に崩れ落ちそうになるが、重点が首の方にあるため、それも許されない。

「フフ・・・イカせてなんかあげないわよ?それにしても、こんな態勢でオナニーする男なんて初めて見たわ。滑稽ね♪」

ぎゅうううううううううううううううううう!!!

その時、僕の涙が頬伝い、サキ先輩の頬に当たった。

僕が涙を流したのは、苦しさでも、痛さでもなく、自分の滑稽さだった。

実際に死に直面して、僕の本能があらわになった。そして、僕の本能は死ぬ前にアソコを擦るといった、惨めなものだったのだ。

「ようやく泣いたわね。それじゃあ、今日はこのへんにしておいてあげる。でも、君は『再教育』が必要みたいだから、楽しみにしてなさいね♪」

そう言って、サキ先輩はタランチュラにさらに角度をつけ、僕の射精を待つことなく、僕を失神させた。

_______後日談


サキ先輩からの「制裁」から数日後、僕は高等部に飛び級する事になった。

僕の勉学の成績も、格闘の成績も非常に良好だからという理由だ。

周囲の仲間も賛成してくれたし、中等部の先生たちも飛び級に大賛成だった。

しかし、僕は核心的な、違和感を持っていた。

______


「そんなに緊張する事ないわよ。」

新しい僕の女性担任の先生が、僕を連れて高等部の廊下を歩きながら言った。身のこなしや、立ち振舞、それに服の上からでも鍛えているとはっきりと解る、この女性担任も格闘技経験者であろう。

教室の前に着き、扉を開けた瞬間、

「きゃーー!!かわいいーー!!」

と黄色い歓声が上がった。

「あの子、中等部から来たんでしょ?食べちゃいたい〜♪」
「なんかサキ先輩と、熱い夜を過ごしたらしいわよ」

教室には、高等部の女の子しかいなかった。それに妙だ。

普通の高等部の制服を着ている子もいるが、少数なのだ。女の子達は、空手着や、柔道着を着ていたり、サキ先輩が着ていたような、きわどいリングコスチュームを着ている子達もいた。

「ここは、女子のクラスなんですか?」

僕は不安そうに女性担任を見ると、

「今日から、貴方は『女子特進格闘クラス」の一員よ。」

と僕の反応を楽しむように、女性担任は言った。

「さて。今日の一時間目は、『関節技における男女の柔軟性の違い』を勉強するんだったわね?それじゃあ、男の子に実際に技を掛けてやってみましょうか?」

先生がクラスに尋ねた瞬間、

「先生、私にやらせてよ♪中等部の子の腕へし折ってみたい〜」
「ユミ!1人しかいないんだから、怪我させちゃダメだって!失神とかならいいけど」
「あたしも!あたしも!」

僕に技を掛けたいクラスの女子たちが一斉に手を上げ始めた。

僕はその一人ひとりを見ながら、自分が技を掛けられている事を想像した。そして、僕の股間が反応するのが解った。

先程まで感じていた違和感は何処かに消え、僕は僕のやるべきことを確信した。

僕は、このクラスの女の子たちによって「再教育」されるのだ。

そう心に気づいた時、僕は元気よく、「お願いします!」と一歩前に出て、クラスの女子全員に向かって土下座をした。

「あら、解ってるじゃない。」

そう言って、女性担任は先程の態度とは一変し、ハイヒールで僕の頭を踏んで、僕はクラスの女の子1人ひとりの靴の裏を舐めた。

僕の新しい学園生活が始まったのだ。

【おわり】