創作キャラの、3サイズの決め方

 ここを読んでいる人の中には、創作をやっている、ないしは、そういうものにいくらか興味があるという人も、いるんじゃないかと思う。
 いや、今の時点ではいないのかもしれないけれど、いずれはそういう人も訪れる機会があるかもってことで、ここはひとつ。

 創作をやっていると、あらゆることを、自分で決めていかなくてはならない。
 例えば二次創作から絵や漫画、小説をやりはじめて、そろそろ創作もやってみようという人は、多くの壁にぶつかるはずだ。
 そこには時間やモチベーションの維持等、様々な障壁があるわけだけれど、そこにはもうひとつ、情報の壁というのも、あるんじゃないかと思う。
 実際、創作やり始めると、おそらくやってない人からすると、びっくりするくらいの資料やら何やらを集めなくてはならない。
 それがないと、どうしても薄っぺらいものになってしまう。

 今回新たに、「創作支援になるかも?」というカテゴリを作ってみた。
 そもそもの創作支援になる良い資料というのは、既にたくさん出ているので、ここではそういった本ではあまり語られない、こぼれ話的なものや、様々な書籍で書かれていることを、ざっくりわかりやすく話せればいいかなと思っている。

「かも?」と疑問符をつけたのは、確実に正確な情報とは言い切れない部分が、どうしても出てきてしまうから。
 というのも創作なんだから、基本的には作者の好きなように設定すればいいわけで。
 しかしながらある程度の基準点みたいなものがないと、あえて崩してるのかそうでないかが、書いてる本人にもわかってないというような事態に陥ってしまう為、まあ参考くらいにはなれば、とそんな感じで。

 で、今回は、「創作キャラの、3サイズの決め方」でいこうかなと。

 この話は随分昔、何かの本で読んだ記憶があるんだけれど、どうも出典は曖昧で。
 ただ、これだけは強烈に覚えている。

 女の子キャラの平均的なバストサイズは、 身長の半分。

 簡単に言うと、身長160cmのキャラであれば、バストは80くらいになるかなと。
 まあこれが、大体Cカップくらい。
 一応、リアルな女の子の3サイズとは、ちょっと違うことをことわっておくよ。
 漫画絵だとやや強調されるので少し大きめに描かれるので現実の女の子よりは大きめに見えるけど、この辺を大体、基準にすればいいと思う。 
 
 で、「胸が大きい」キャラでない限り、お尻の方が、ちょっと大きい。
 なので、上記の160cmのキャラであれば、ヒップは82くらいが適当ではないかと。
 これをヒップ85くらいに設定すれば、「お尻の大きな女の子」って感じになる。

 2,3cm刻みくらいで、結構大きく感じたり小さく感じたりするもので、この辺り、それなりに注意を払って設定していきたいもの。

 あと、数字の値そのものに、そんなに引っ張られない方がいいかもね。
 たとえば「バスト77」と聞くと、胸が小さい印象になるかもしれないけど、身長が150cmだったら、結構胸があるってことになる。
 逆算して、身長154cmの娘の平均値ってことになるからね。 
 さらにいえば、バスト90でも、身長が180cmあれば、決して胸の大きいキャラではないってこと。

 素体としての平均値は、「バストは身長の半分」 「ヒップはそれよりやや大きめ」ってことだね。

 難しいのがウェストで、これだけちょっと独立して考えてもいいと思う。
 もちろん、他の数値に引っ張られるんだけど。

 今はそうでもないけれど、昔はアイドルのウェストは、それはもうびっくりするくらい「58」で統一されていた(笑)。
 リアルに考えると、いわゆるやせ形の女の子以外、こんな数値はなかなかお目にはかかれない。
 あ、身長が低い場合は充分ありえるけど。
 今では平均的な身長のアイドルも「ウェスト60」くらいにしてるみたいだけど、自分の場合も、一応このウェスト60を基本に考えてる。
 で、この数値は、身長よりも、バストやヒップの数値に引っ張られると考えると、イメージしやすいかなと。 

 先程の160cmの女の子が巨乳キャラで、バスト95、ヒップ90だと仮定しよう。
 この数値でウェスト58はスタイルが良いというよりややいびつに見えると思うので、ウェスト65くらいあってもいいかなと。
 逆にバスト76、ヒップ77くらいだと、ウェストは56cmくらいでも構わないという気がする。
 かなり痩せているっていう感じでね。 

 ウェストは人の身体の構造上、バストやヒップほどダイナミックに数字が動かないんで、身長よりも、他の部位とのバランスを考えつつ、1センチ刻みで設定するくらいの気持ちでよろしいかと。

 と、ここまでが、いわゆる女の子女の子したルックスのキャラの話。

 これを起点に、特に自分の創作キャラは戦う女性が多いので、 全体的に数センチずつ、盛っている感じ。
 簡単に言えば、筋肉によって、各部位の数値は上がるってこと。

 ずっと以前、リアルの話になるけど、ある女子レスラーの、確か身長170cmくらいだったかな、プロフィールによると彼女のバストは、90くらいあったんだ。
 前述した例だと、バスト85で平均的と見るわけだから、90は結構なおっぱいサイズになる。
 でもね、パッと見、どう考えてもAカップって感じだったんだよ。
 そう、バストってのはあくまで「胸囲」であって、鍛えてる人は、そもそもバストがあるんだよね。
 おっぱいのサイズってことじゃなく。 

 鍛えることで体脂肪が落ちてカップのサイズ自体落ちるみたいな話は聞くけど、実はこれ、それを訳知り顔で語る人がイメージしてるのとは少し違って、現実でおっぱいのサイズが明確に落ちるくらい鍛えてる人って、そもそも摂取カロリーも相当抑えてるからね。
 多分、女性ボディビルダーの人とか見て言ってるんだろうと思うけど(ほぼおっぱいがない)。
 まあそういう(節制をしてる)キャラだったらいいんだけど、そうでもないんだったら、せいぜい1カップ落ちるくらいなもんだと思う。
 ものすごいダイエットして全体的にサイズダウンしたみたいのはまた別として(その場合、各数値自体が大きく変動するので、もちろんおっぱいも随分小さくなる。むしろ影響を受けやすい)。
 ここではあくまで、鍛えている→体重も増える→各サイズの数値も大きくなる、という話ね。
 大体体重維持する為に、食事量も増えるのが普通だからね。 

 で、前述したように、鍛えて筋肉あるのなら、各数値はちょっとずつ、盛ることになる。
 ただ、鍛えてる分、基礎代謝として脂質の燃焼は激しいので、ウェストの数値は他の二つと比べて、やや抑えてもオッケーかな。 

 と、ここまでが、基本的な女の子キャラ3サイズの考え方で。
 基本といったのは、あくまでここが基軸で、人の身体というのは結構個性的なもので、数値の上ではおっぱい小さくても、 基本になる胸骨のサイズが小さくて、おっぱいだけは大きく見えるとか、あるいはその逆もあったりするから。
 あえて体型に個性持たせたいなら、そういう数値と実際の見た目のギャップを作ってみるのもアリなんじゃないかな。

 ここでもう一回論点をまとめると、いわゆる平均的な体型をしている女の子キャラの数値は、以下になる。

・バストサイズは身長の半分

・ヒップはややバストより大きめ

・ウェストは60を基本に、バストとヒップのサイズのバランスをみて

・鍛えてる女の子キャラは、各数値を少し盛る

 って感じで。
 繰り返すけど、これがあくまで素体で、そこから数値を崩すことで、そのキャラの、体型的な個性を表すことができると思う。
 で、これも繰り返しになるけど、リアルな女の子の数値とは違うからね。
 ほぼ当てはまる場合もあるけど、人の身体自体がそもそも個性的ってのはもちろん、人種なんかでも数値は違ってくるし、その数値と見た目が食い違うことも当然ながら出てくる。
 あくまで、漫画絵のキャラでの平均値、くらいに考えておくれよ。 

 で、もうひとつ気になる点として体重があると思うんだけど、ここまででも結構な長さになってしまったので、それはまた別の機会に譲るよ。

 以上のことを踏まえて、俺の創作キャラのデータを見てみると、また違ったイメージで見ることができるかもしれないぞ?
 「アウェイキング」「ウォーロード」、各プリンセスブライト作品のキャラページも見てみてくれよな。

http://bokenfantasy.web.fc2.com/pba-chara/index.html

http://bokenfantasy.web.fc2.com/pbw-chara/index.html

  最後に、基本的にここは、気が向いた時にさらさらっと自分の考え、考え方を書いていくつもりでいるけれど、何かわからないことがあったら、メールなりツイッターなりで、気軽に訊いておくれよ。
 このブログは常に、書くネタに飢えてますからな(笑)。

 たとえばさ、ファンタジーだと王国とか帝国とか、その違いについてそんなにわかってる人って、いなかったりするでしょ?
 爵位とかね。
 wiki見れば書いてあるんだけど、あそこはまず間違いのない、なるべく主観を外したことが書いてあるものだから、そもそもの歴史の知識が必要だったり、そこにある情報から、創作に落とし込む為の考え方みたいなものは、書いてない。
 ここでは基本的なラインをなるべく崩さないようにしつつ、「創作に活かしたいんだったら、こう捉えるとわかりやすいんじゃない?」みたいにしていければと思う。
 もちろん自分で創作やらない人も、それなりに参考になるものを書けたらと思うよ。

 今回もだらだらと書いてしまって、悪かったね。
 気が向いたら、なんか適当に尋ねてくれれば、助かるよ。 

これが大人の世界なのか

 前回(http://b.dlsite.net/RG12929/archives/8816009.html)の続き。
 運動だめだめの俺が、ふとしたきっかけで格闘技を始めることになった、高校生の頃の話ね。 

 で、早速俺は、サンボを始めることにしたの。
 サンボってのは、前回そういう枕で始めたにも関わらずちゃんと説明してなかったけど(笑)、まあ、柔道とレスリングを合わせた感じ、加えて世界一豊富と言われた関節技を組み込んだ格闘技です。

 前回の話だったり、あと柔道の授業なんかで、意外と格闘技は向いてるのかもって思って門戸を叩いたわけだけど、いやーさすがにここでやってる人たちのレベルは違いました(汗)。

 今はさ、格闘技のジムなんてのもちらほらあったりして、結構メジャーな存在になってきたじゃない?
 この当時は、格闘技経験者って世の中にほとんどいなくて、いても打撃系、空手やボクシング経験者が、ごくわずかにいるかもって感じで。

 あ、一応柔道も格闘技ではあるんだけど、これは逆にメジャーになり過ぎてて、ここでいう「格闘技」みたいな言葉から漂う、なんとも不穏な(笑)感じのものとは、またちょっと違うよね。
 たとえば自分の通ってた高校なんかでも、授業に入ってるくらいで。 
 柔道はかなり狭義の意味においても間違いなく格闘技ではあるんだけど、あえてここでは除外したいというか。
 当時「格闘技」って言葉は、今とは比べものにならないくらい、喧嘩とか腕っ節の強さみたいなもんと、親和性高い言葉だったのよ。

 その意味においての格闘経験者ってのは、ほぼいない世の中だったものでね。
 さらにその時代であえて格闘技やるって人は、それなりのバックボーンなりモチベーションがあったりしたんだよ。
 それこそ俺だって、人生観がごろりと変わるような経験したからこそ、その場に訪れたわけであって。

 で、簡潔に言っちゃうと、そこにいたのはかなりのスポーツ、いや、格闘エリートばかりだったんだな(汗)。
 もうね、集まってる人が、普段お目にかからないような人たちばっかりなんだよ。
 パッと見はね、全然わからないの。
 特別外見に特徴あるって感じじゃない人が多くて、まあちょっとガタイいいかなって感じくらい。
 よく漫画で見るような、明らかに普通じゃない身体してたり、不良っぽかったりみたいな感じは、もう微塵もなくて。 
 またみなさん、物腰も非常にやわらかくて。

 んで、練習が始まるんだけど、もうね、準備運動の時点で、キツかった高校の体育の授業の、さらに倍くらいキツいんだよ(笑)。
 練習時間は二時間なんだけど、この準備運動って正味20分もないくらいで、もうこれどうなっちゃうんだって。

 最初はね、ブリッジして後ろにでんぐり返しするみたいなのって、できなくて当然みたいな感じだし、初めてだと怪我するようなものもちょくちょくあったんで、そこは代わりの運動を指示してもらったりして。
 んで、投げ技の練習とか、色々教えてもらいつつ、最後はスパーリングで締めるって感じだったんだけど、初日のこととかは、もうほとんど覚えてないなあ。
 こういう経験って、初めての時はかなり鮮烈に記憶に残ったりするもんだけど、ほとんど覚えてない。
 最初の内は、自主的に動くってよりも、手取り足取り教えてもらう感じだから、運動量としては、他の人よりかなり少なめだったはずなのに、もうほとんど記憶に残らないくらい、自分にはハードな練習だったよ。

 それもそのはず、さっきも触れたけど、ここに集まってる人ってのは、他にも色んなスポーツ経験してきてるし、並のスポーツマンくらいじゃ、格闘技なんてやろうって感じじゃなかった環境で、格闘技やってる人たちなんだよ。
 大半は社会人だったけど、学生の時から常にハードなトレーニングしてきた人たちだから。
 体育学校みたいな高校に入って、ひいひい言いながら、なんとか普通の高校生並みの体力を身につけたばかりの俺にとっては、それはそれはキツい世界だったんだよ。
 と、ここで実際どんなことやってたのかだったり、練習中の思い出なんかは長くなりそうなんで、また別の機会にしよう。

 ちなみにここでは、当時高二の自分が一番年下だったと思う。
 歳も一番下、体力も一番下、スポーツ経歴もほとんどないって状態だったから、逆に言うとみなさんとても優しく接してくれたよ。
 なんだかんだと、やっぱ格闘技ってのは危険でもあるからさ。
 特に一番年下ってのは、ある意味助けられたという感じもするなあ。

 と、ここで驚いたのは、親切に接してくれたってのもそうだけど、みんな自分のこと、「尾上さん」って呼んだってことだったかも。
 よく考えたらさ、それまであまりまともなクラブ活動とかってしてこなかったし、歳上、特に先輩と呼ぶような人たちって、当たり前だけど上から目線というか、まあそんな感じだったんだよ。

 でもここにいる人たちは、まったく違って。
 大体お互いのこと、さん付けで呼ぶんだよね。
 まあ確かに、ほとんど社会人同士だから、相手の年齢わからなかったり、わかったところで、歳上だからって、タメ口きいていいってもんじゃない。
 変な話、当時十七歳のこのくらいの年齢だと、大人同士の会話って、実はそんなに聞く経験ってないんだよね。
 親同士とか、その知り合い、親戚関係とかはあっても、変な話、まったく他人同士の大人が会話する機会ってのは、ドラマや映画じゃないと、耳にする機会ってないもんだと思う。
 そこでは既に関係性が出来上がってるものばかりなんで、まあ先輩なり歳上なりってのは、そういうキャラクター性をもって会話してたりする。

 でもこう、リアルな社会ってのは、相手との関係性が出来上がる前に、タメ口きいたり上から目線で話すってことは、実はそうそうないもんだったりするよな。
 必ずといっていいほど、まず相手に敬意をもって接するところから始める。
 それが上辺だけのものである場合でも、少なくとも一定の礼儀をもって接するわけで。

 で、それまで親だったり教師以外の大人と接する機会の少なかった自分は、まずそのことにびっくりしたんだよ。
 それはまったく、経験したことのない世界だったから。
 下手したら、大人になるまでこういうことを、知らないでいたかもしれないって。
 ひょっとしたら、格闘技のことより、こういうやり取りの方が勉強になったかもだよね。
 ああそうか、大人の世界だったりってのは、こういう感じなのかって。
 で、この世界では、十七歳の自分でも、そういった大人と同じように扱われるんだなって。
 だよね、それぞれ年齢もバックボーンが違う人たちの集まりなんだから。
 高校生でも、ここでは一人の社会人の扱いだったんだよ。

 もうひとつ、ここが格闘技をやる人たちの集まりだってのあったと思う。
 それについては、また後日。

 中には、自分が高校生だと知って、敬語抜きで接してくる先輩もいたけど、それは馴れ馴れしかったり上から目線じゃなくて、きちんと面倒見てくれたり、要はすごく"先輩らしい"態度で接してくれたよ。
 教わることも多かった。
 要は、歳上だったり先輩だってだけど、偉ぶった態度で接してくるような人たちってのは、いなかったんだよ。

 サンボの世界に飛び込んで、ほんのちょっと触った程度だったけど、ここで教わったことは、大きかった気がする。
 また一番多感な時期に、いい大人たちと触れ合えたってのも、得難い経験だったよね。

 と、俺はそんな感じで、初めての大人の世界に触れたわけだけど、君が初めて大人の世界に触れたのは、どんな世界だったのか。
 いずれ、その話も聞かせてくれよな。

 今回は、こんなところで!

「サクラクエスト」

・アニメ公式
http://sakura-quest.com/

 町おこしアニメですね。 
 僕はP.A.WORKSのお仕事シリーズ見るの初めてなんですが、なかなか味わい深い作品だと思いましたよ。
 ちなみに見ようと思ったきっかけは、「灰と幻想のグリムガル」でいいと思った、(K)NoW NAMEが音楽担当してるからって感じで。

 アニメだからってわけじゃないですが、もうちょいポンポン町おこしやってくのかなって思ってたら、むしろ失敗の連続で、こういったリアリティってのは、結構好きです。
 特に現代劇って、こうしたリアリティってのは、必要だと思います。
 まあ、失敗すればリアリティあるってわけじゃなく(笑)、あるアプローチをすれば、こういう結果が待っている、みたいなのって、一応世間について自分なりにでもある程度わかってないとって意味ですね。

 なんとなく、自分たちはこの現代を生きているので、何か元々この世界を知ってるように錯覚しがちだと思うんですけど、大半の人ってのは、この世界がどのようなもので成り立っているかについて、びっくりするほど知らなかったりするもので。
 極端に言えば手足がどういった仕組みで動くかを知らなくても、歩いたりなんだりはできるもんなんで、そのことについて「知っている」と錯覚しがちというか。
 そして日常それらについて詳しく知る必要もなかったりするんですが、なにかものを作って人に見せていくには、専門家とは言わないまでも、ある程度知っとく必要はあるって話で。

 その意味で、この作品はそういった部分、詳しく描いて表に出すようなことはしてないんですけど、よくわかってるなって感じもしました。
 で、そこに作品ならではのフィクション性を織り交ぜていくことで、きれいにまとまった現代劇になってるなあと感じましたね。
 町おこしってテーマも、渋いとこ突いてくるなあと。

 自分的ヒロインは、ルックス的にも性格的にもメインの小春由乃と言いたいところなんですが、ここはあえて香月早苗で。
 香月さんみたいな、オンとオフがハッキリしてる人ってのは、結構好みだったりするんですよ。
 現代劇だと、ちょっとリアルの方の好みみたいのが、入ってきちゃいますね(笑)。
 オフの、ジャージ短パンに前髪上に縛ってるの見て「ダサっ!」って思っちゃうんですけど、オンの時にびしっとした格好してるんで、かえって魅力的に見えるというかですね。 
 あと、本質的に真面目ってのも、好感度高いっす。
 まあこの生真面目さってのは、メインのキャラに共通してるとこで、その意味ではどのキャラも好きだったりしますよ。 

 あとこの作品、各キャラ着てるもののバリエーションが多めってのもポイントですかね。
 ちゃんと数えてないですけど、各キャラ、3、4パターンくらい?
 髪型なんかも違ってたり。
 戦闘がメインになってくる作品とかって、衣装は1パターン、よくて戦闘時、非戦闘時の2パターンくらいがせいぜいだったりしますよね。
 僕の描くものでも大体1パターン、場合によっては非戦闘時も、くらいですもん。
 これって視認性の問題で、一つのキャラであんま何パターンもやっちゃうと、絵柄によっては他のキャラと見分けつきづらかったりするんで、難しいところなんですよね。
 特にキャラが多い作品だと、見てる側で結構混乱してきたり、パッと見あのキャラって脊髄反射してもらわないと、そのキャラの印象自体が弱くなっちゃう。

 そこ行くとこの作品は、キャラを絞ってるってのもあって、衣装パターンは豊富に提供できてるなあと。
 こういったところも、リアリティですよね。
 実際リアルだともっとパターン多い方が自然なんでしょうけど、それだと視認性が落ちちゃって、キャラも話の印象も、弱くなっちゃう。
 なので、リアリティというか、その塩梅の丁度良さってのは、こういった部分にも出ていると思いました。

 と、この作品は2クール作品なので、今期も引き続き、期待してます! 

「ベルセルク」第二期

・アニメ公式
http://berserk-anime.com/

 ベルセルクの二期目ですね。
 黄金時代のは、正式には「剣風伝奇ベルセルク」ってタイトルなもので。
 「ベルセルク」としては、二期目ということで、合ってます?

 今期は、ファルネーゼたちとパーティ組むとこと、シールケが仲間になる辺りの話ですね。

 と、前期同様今回もあらためて思ったんですけど、ベルセルクって、ホントにキャラの配置とか構成上手いんですよね。
 今回ガッツがパーティ組むのと、グリフィスが復活(顕現) するとこって、時期的に重なるでしょ?

 鷹の団に、続々と人が集まってくるわけですよ。
 純粋な騎士や、いかにもって感じの武人、さらにはゾッドのような悪魔まで、その面子はバラエティに富んでることに加えて、光も闇も味方につける、まさしく伝説の英雄の軍隊って感じで。
 人と魔が混ざり合う新しい世界を、ものすごくいい形で表現してるんですよね。
 これが、クシャーンみたいな軍勢と戦いを繰り広げていく。
 それこそゲームなんかでも、正義っぽいキャラと悪っぽいキャラがひとつのパーティ組むみたいな。
 理想の、出来過ぎなくらいの軍団を作り上げていくわけですよ。

 それと対比して、このガッツのパーティのバラバラ感というかガラクタ感というか、ものすごいじゃないですか(笑)。
 それぞれにガッツと合流する理由があるんですけど、それもバラバラ。
 この中ではガッツとセルピコの戦闘力が高いとはいえ、連携できてるかっていうとそうじゃなく、むしろ双方の良さを消してるくらいで(物語としての相乗効果は高い)。
 ファルネーゼはガッツみたいに闇に片足突っ込んでる人間に救いを求めちゃってるし、メインヒロインのはずのキャスカの心は壊れたまま。
 イシドロなんてただの賑やかしでしかなく、シールケは力の強い魔術師とはいえ、子供そのもの。
 なんでしょ、普通この面子が集まって行動するわけがないって感じなのに、それぞれがガッツと行動する、明確な目的を持ってたりする。
 なのにこのバラバラ感ですよ(汗)。
 こんなんでグリフィスみたいな、既に強大な軍を作り上げてしまった男に、どう立ち向かうんだと。
 普通、もっと友情で結ばれてたり、ひとつの目的に向かってたりするのが、強大な敵に立ち向かう為のパーティであるはずなのに・・・。 
 で、これが巧いなーって思うのは、絶望だったり物事が上手くいかなかったりするのが重なるごとに、物語としては確実に進んでる、グリフィスに向かってる感じがするんですよね。
 おまけに、誰が欠けてもパーティって感じがしないから、不思議なもんで。

 基本的には、ガッツのグリフィスに対する復讐の物語だと思うんですけど、グリフィスもまた、かつては自分の夢だったものが、今じゃ自分を裏切ったものに対する復讐の物語になってるわけで。
 その強大な力を得る為に、自分の最も大切にしてきたものを犠牲にしたってだけで業が深いのに、顕現してなお追いかける夢が、結果として復讐になってることに気づかないって部分もまた、すこぶる業が深い。
 これに対抗するガッツの力は、個人としてはあれだけ強いのに、グリフィスと比べて、ホント比較にならないほど小さいわけで。

 人物の配置や構成って、つまるところ対比に尽きるんじゃないかなと思うんですけど、ベルセルクのそれは、びっくりするくらい複雑なのに、信じられないくらいぴたっとはまってるんですよね。
 ホント、これ以上ないくらい。
 これ前期も言ったと思うんですけど、人物の配置に、まったく無駄がないんですよ。
 隙がないとも言える。

 昔、原作を読み始めた頃は、ダークファンタジーの漫画っていう、当時としては珍しいジャンルで、それだけで好きな作品だったんですけど、年月を経るごとに、この作品のすごさってのは、身にしみてわかりますわ。
 まあそれがわかるくらいに色んな物語を読み込んできたってのもあるんでしょうけど、自分がこうして物語を作る立場になってあらためて、自分の物作りの構成要素の中のひとつとして、ベルセルクがあったんだなあって、身にしみて思いますね。
 影響を受けた、ないしは物語作るきっかけになった作品ってのは別にあるんですけど、振り返って、ベルセルクの影響も、無意識下の内に間違いなくあったんだなって、そう感じる今作でした。
 やっぱ僕も、人物の配置、その対比ってのには、いつも気を配りますもん。
 で今になって、こんないいお手本があったんだなって。 

 んで、今期の自分的ヒロインは、ファルネーゼ様が真っ当になりはじめたってのもあって、ソーニャに心傾きつつ(笑)。
 鷹の巫女、ソーニャですね。
 おでこかわいい(笑)。

 今のとこ続編の話は聞かないですけど、これはまた時間空けてでも、続きをアニメ化してほしいですねえ。
 ベルセルクに関しては不思議と、原作よりアニメの方が、物語を整理しやすいなあと感じます。
 これホント、続きやって下さいよって感じで! 

「神撃のバハムート VIRGIN SOUL」

・アニメ公式
https://shingekinobahamut-virginsoul.jp/

 前回大好評だった、 バハムートアニメ、第二弾ですね。
 今回も、映像のクォリティは、めちゃくちゃ高いです。

 今作は、2クールってこともあって、この1クール目ってのは、やや間延びしてる感じも、しないでもないですね。
 でもこれ、前作の評価が高過ぎるってのもあって、少し厳しく見ちゃってるのかも。
 最後の方まで2クールってこと知らなくて、ん、あと二、三話で終わらせるのは、ちょっと物足りないかもって思ってたんですが、2クールってわかると、ああ、この構成でもありかもって感じました。

 前作との比較が多くなっちゃうんですけど、その前作は、1クールで、しっかりロードムービーを見せてくれたでしょ?
 今作の1クール目は、TRPGで言うとこの、シティアドベンチャーみたいな感じですよね。
 どちらもそれなりの見せ所や魅力があって。
 今作は1クール丸々シティアドベンチャーに使って、キャラの魅力を掘り下げてったってところでしょうか。
 街特有のアクションや絵になるシーンなんかも、随所に。
 そういう意味じゃ、こうして1クール見終わってみると、やっぱクォリティ高い作品だったりするんですよ。

 自分的ヒロインは、まんま主人公のニーナなんですけど、なんつっても、彼女のくるくる変わる表情が、魅力的ですよね。
 女の子としてって部分はもちろん、アニメのキャラクターとして、魅力的なんですよ。
 漫画だとコマ割るところ、同じカットでがんがん表情変わっていくでしょ?
 もうホント、やっぱこの作品は、アニメの見せ方が玄人っぽいというか、よくわかってるんだなーって、僕みたいな底辺一枚絵描きからすると、あーアニメってやっぱすごいやって感心させられることしきりで。
 なんだろ、一枚の絵をちょっと動かして、それを繋いでいくみたいな作り方だと、僕なんかでも、実際できないにしても、そういうカットって、思いつくことくらいは出来るんですよ。
 でも前作含め、この作品見てると、まず思いつきもしないというか、あーこうやって画を作っていくんだーって、もし仮に、僕がアニメの方に進んでたとしても、こりゃ絶対思いつくことすらないわって。
 今作のヒロイン、ニーナは、そういったアニメとしての見せ方、その力量がいかんなく発揮されてるキャラクターで、色んな意味で好きになるんですよね。
 ていうか、ニーナが出てくるだけで、期待感みたいのがあるんですよ。
 話、アクション以外でも、「動いてる」ってことを、本当に感じられるキャラクターで。
 まさに、アニメならではって感じです。

 やっぱアニメってのは、伝える部分ってのは、なるたけ動いてた方がいいですよね。
 逆に言うと、それあるからこそ、静の芝居も活きてくるってもんで。

 そこいくと、声当ててる諸星すみれの実力も、大したもんだなあと。
 あまり彼女の出演してる作品って縁がなくて、なんとなく大人しいとか陰があるキャラ演じてるって印象だったんですけど、ニーナの演技は、難しいだろうに、よくやってるなあと。
 上田麗奈がDimension Wのヒロイン
(百合崎ミラ)やった時にも感じたんですけど、諸星すみれも、この芝居きっかけに、ぐぐーっと上がってくるかもですね。
 それくらい、いい演技だと感じました。

 んなわけで、物語が大きく動きそうな2クール目、期待してますよ! 

「正解するカド」

・アニメ公式
http://seikaisuru-kado.com/

 いわゆる、未知との遭遇、みたいなヤツですね。
 異世界から高度な文明を持つ何かがやってきて、人類と接触するっていう。

 んで、ヤハクィザシュニナっていうのが今作品の異星人的な位置づけで。
 これが人類の敵で、さてどうやってやっつけようかって話ではないんで、毎回、何が起こる、どういう展開をするってのが、いい意味で、まったく読めないんですよね。
 彼が次々と出す、人類にとって未知のテクノロジーが、この世界にどんな影響を及ぼすのか、みたいな感じの話なんです。

 彼が提示した物に対する、世界の反応みたいのとか、そういうのは、意外としっかりしてたように思います。
 もっとも、日本政府があんなにしっかりしてたことなんて、戦後の歴史において、多分一度もなかったと思うんですけど(笑)。
 良くも悪くも、何か大きなことに直面した時に、それに向き合うのは、いつだって官でしたからねえ。
 でもそういう意味じゃ、主人公の真道や、徭さんなんかの官僚組がメインになってるのは、まあ順当な配置だったんじゃないかと。

 と、ヤハクィザシュニナが出す異方のテクノロジーに対するリアクションがメイン、果たして彼が人類に求める「正解」とは何なのか・・・という作品かと思いきや、ラスト数話で完全にやられましたねえ!(笑)
 いやー、こういう超展開するとは、微塵も思ってなく。
 超展開した後は、ラストにさらに超展開が待っていて、いや、これいいんかと(笑)。
 完全にやられました。
 それまでは、地味ながらもこの作品なんか好き、くらいだったのが、ものすごく好きになりました(汗)。
 見た人わかるわけですが、あれはねえ、ああ来るとは思わないですもんねえ・・・!
 途中までは、へえ、木下工務店が提供してるんだあ、くらいにのんびりとしたものだったのですが。
 終盤の展開に流されて、もう何が「正解」だったんだかって、あんま覚えてないですもん。

 自分的ヒロインは、
徭さんですかね。
 赤ん坊の時に前髪揃ってるのにもびっくりさせられましたが(笑)。
 まあ何かと、「ウッソー!?」って思わされる人だったのでした。

 あとこの作品に関わらずなんですけど、M・A・Oの演じるキャラって、好きになる確率高いです。
 自分が初めて 
M・A・Oの名前知ったのって、「よるのないくに」からなんですけど。
 え、今まで聞いたことなかったけど、この人すごくいい芝居するじゃんみたいな。
 声質も、かなり好みですしね。

 この作品自体は1クールで綺麗に終わったんですけど、またこんな感じの、超展開する作品に出会えたらなあと! 

「終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?」

・アニメ公式
http://sukasuka-anime.com/

 タイトル長いっすねえ!(笑)
 なんて略すんだろうって思ってたら、まったく予想だにしなかった「すかすか」だそうです。
 すかすか。

 なんかこう、無性に事後感というか、外伝感のある作品で。
 まあ確かに、世界の終末的な設定なんですけど、なんだろ、ハナっからエピローグ感の漂う作品なんですね。
 なるべくそのアニメ見終わるまでは事前に仕入れる情報は最低限に抑えたいタチなんで、視聴後に調べても、やはり何かの作品の続きというわけでもなく。

 描写も、ちょっと変わってますよね。
 主人公とヒロインが共に戦うわけでもなく、さりとて日常をメインにするには、背景にある物語が大き過ぎる。
 でも、ほぼ非戦闘の部分のみで描いていくんですよ。
 最後にちょっと、バタバタあるくらいなんですけど、それもなんとなく、唐突感があるというか。
 それも、何か大きな勝利を手にしてって感じでもないですし。

 物語って、多少それが陳腐だとしても、どこかにそれなりのカタルシスが得られる、ないしはそれを作ろうとする場面があるものだと思うんですけど、この作品に関しては、それがびっくりするくらい、ないんですよね(汗)。
 んん、どこで盛り上がるべきなんだ、これはと。
 今までそれなりに物語と呼べるものに触れてきたつもりではあるんですが、まあ、ある意味どの物語とも違うというか。
 見てる分には結構楽しめたんですが、なんだろ、どこが良かったかというと、なんとも説明が難しい。
 構成なんかも、かなりいびつな印象で。

 でもよく考えたら、結構文学的な作品だったのかもしれないですね。
 原作読んでないんで、アニメ見ただけでは、伝わらなかった部分も、いくらかあるんだろうなと。
 そういうのをラノベでやったと思えば、いくらか腑に落ちる部分もあり、かなと。

 自分的ヒロインは、ナイグラートですかねえ。
 ネフレンなんかも、結構好きですけど。

 ちなみに、僕は途中まで、この作品って2クールだと思ってたんですよ。
 最後に戦闘シーン出始めた時に、おお、ここから物語が大きく動くのかな?って思ったくらいで。
 あ、ここで終わるんだって感じで。
 いや、終わるんです。
 ちゃんと、物語として完結しちゃう。

 続編も出てるみたいなんで、この続きは見てみたい感じもしますね! 

「サクラダリセット」

・アニメ公式
http://wwwsp.sagrada-anime.com/ 

 元はこれ、ラノベというか、小説なんですよね。
 基本的に会話で話が展開するっていう感じなんですけど、そのやりとりが、異常に密度あるんですよ(汗)。
 アニメぼんやり見てたら、頭の中に言葉の意味が入ってこないってくらい。

 最大三日間のタイムリープを繰り返して、事件の真相を追うってのが基本的な筋なんですけど、多分、今まで見てきたタイムリープものの中では、これが一番話が複雑。
 また主人公の浅井ケイがむちゃくちゃ頭良くてね、名探偵って感じですよね。
 ただ真相を追うって意味だけじゃなく、会話の質が高い。
 加えて、周りにいる人間も概ね頭の回転が良くて、ホント、質の高い会話劇って感じですよ。 

 話自体も、毎話よくこんな複雑な構成にするなあって感じで。
 展開自体がまったく読めないっていうか、その意味でも、結構集中して見る必要がありますよね。
 あー、あそこのやり取りがここの伏線になってたんだってのがすごく多くて、よくこんなパズルみたいな作品作れるなあって。
 で、こういう感じの作品は、僕の大好物だったりします(笑)。
 小説だと、後から読み直したりとかもできるんで、またちょっと違った趣があるんでしょうけど。

 自分的ヒロインは、まんまメインヒロインの春埼美空ですね。
 僕は作中、最初は髪長かったキャラが髪切ると結構ガックシしちゃうタチなんですけど、この娘に関しては、切った後の方が似合ってるというか、魅力的に見えますね。
 あと、花澤香菜にこの手のキャラ演じさせると、すこぶるいいですよね。
 花澤香菜自体、キャストの中に入ってると、作品にリッチ感が出るというか。
 花澤香菜演じるキャラクターってのは、もう他のキャスティング考えられないってくらい、ぴたっとはまってきますよねえ。

 この作品は、このまま2クール目突入ということで、後半も楽しみにしているであります! 

「アリスと蔵六」

・アニメ公式
http://www.alicetozouroku.com/

 よくあるパターンとして、 主人公が敵対する誰かと戦う時、妙に説教臭くなったりするじゃないですか。
 主人公なんで、テーマというか、そういったものを、その敵対する相手に向かって、言葉で説明しちゃうというか。
 剣とかぶつけ合いながら、お前はこういった理由で間違えている、みたいなことを叫ぶ、アレですよ。
 相手を、拳で打ち負かした上に、口でも言い負かすみたいな(笑)。

 まあ口が達者な主人公だったらそういう感じにもなるかなーって思わない時もないんですけど、え、こいつがこんなこと言っちゃうの?みたいな時は、んー、そこで一生懸命説明しちゃわないで、それまでの行動で伝えればいいんじゃないのって思う時も、ないわけではないです。
 つっても相手に言い聞かせるってよりかは、テーマを読者なり視聴者なりに伝えるってことでそういうパターンになるんでしょうけど、作品によっては、ちょっと無理矢理感みたいなものを、感じる時もあるわけで。

 その点、この「アリスと蔵六」は、蔵六っていうジジイがそれをやってるって点で、ああ、これありそうでなかったかもって。
 おまけに、この蔵六って爺さんは、説教臭いのが似合うんですよね(笑)。
 少年みたいな主人公がいきなりジジ臭い説教かますんだったら、実際ジジイにやらせりゃいいじゃんみたいな(笑)。
 またこの蔵六がね、すごく正しいことを言うんですよ。
 で、間違えたかもって時にはそれを反省する、素直さもある。
 で、主人公の紗名と、いいコンビになってるってわけです。

 話としても、ただ派手なアクションでごまかすっていうんじゃなく、人間ってものを、かなり丁寧に描いてると思います。
 逆言うと、設定的にもっと殺伐としてもいいところをあえて抑えて、きちんと人と人とのやり取りを描こうっていう。
 どっちかに偏りすぎず、それぞれのシーンをきっちり描いてる。
 これ、実際には結構難しい構成だと思うんですよね。
 そこのとこ、すごく絶妙な塩梅で描いてて、ああ、こういったきちんと物語を描いてる作品って、これもあるようであんまりないなあと。
 なんていうのかな、物語の完成度みたいのが、すごく高いんですよ。
 結構いい物語見せてもらったなあって。

 自分的ヒロインは、ミニーCこと、ミリアム・C・タチバナですね。
 能登麻美子の芝居も、すこぶるいいんですわ。
 ちょっと陰のある大人の女性やらせたら、今五本の指に入るくらい上手いんじゃないかしらって。
 能登麻美子の代表作って言える作品はたくさんあると思うんですけど、僕的には今までの彼女の演技で、一番胸に響きました。
 ミニーCの抱えるどうしようもないやるせなさってのを、ホントしっかり演じてくれたなって。

 アニメとしては、さあ続編って終わり方じゃなかったかもですが、この話の続きも、ぜひアニメ化してほしいところですよねえ。
 あー、1クールの放送って、もったいないなって思いましたもん。
 これこそ深夜アニメって枠じゃなく、早い時間帯できっちり何クールもかけて放送してほしかったなって。

 今期は大作感のある作品が多くて、多少埋もれた感はあったかもですが、物語としての完成度ってのは一、二を争うほどによくできていた、とても良い作品でした。 

「エロマンガ先生」

・アニメ公式
http://eromanga-sensei.com/

 これねえ、原作の方を先に読もう読もうと思ってる内に、アニメ化ですよ。 
 というのも、自分的にラノベ作家さんの中で、伏見つかさの文章が、一番好きなんですよね。
 ていうかこの人、ものすごい技量あると思ってるんです。

 「俺妹」の方は、アニメで話題になってるの見て、じゃあ原作見てみようかって感じで読んでみて、びっくりしたんですよ。
 おお、ここまで文章上手い人が、ラノベ作家さんにもいるんだなあって。
 いや、別にラノベ作家さんの文章が下手なわけでは断じてないんですが、少年漫画と一緒で、元の大将年齢を低めに設定してる分、表現がわかりやすすぎたりするんですよね。
 これについてはまた、別の機会にここで書けたらと思うんですけど。
 ざっくり言うと、説明し過ぎちゃってる部分があるんですよ。
 で、ある程度大人になって色んな作品に触れたり経験したりすると、対象年齢低めなものに、面白いと感じつつも、どうしても物足りなさみたいなものを感じてしまう時期がくるわけで。

 伏見つかさの場合、「俺妹」なんかでは一視点で描いてるってのもあるにせよ、きちんと行間が描かれてるんですよね。
 逆に言うと、ラノベ的な文章で、かつ行間を描けてるのって、これは大変なことなんですよ。
 うあー、レベル高いわぁ、これみんなわかって読んでるのかなって感じで。

 んなわけで、エロマンガ先生も、先に原作読んでおこうと思いつつ、結局それがアニメ化まで果たせなかった自分のこの体たらくですわ(汗)。
 実際、このアニメに関しては、最後まで見るべきか迷いました。
 でもこの機会逃して、後でアニメ見るみたいのも多分ないかなーと思って、結局見ることに。

 で、肝心のこのアニメですが、あいかわらず少ない人数で話回してくのが、上手い。
 ものすごく大きな事件があるわけでもないのに、キャラの掛け合いだけで、話展開させていきますもんねえ。
 キャラ性自体は俺妹的な部分があるとはいえ、これが伏見つかさの描く人間なんだって思うと、胸にすとんと落ちるものがあります。
 やっぱ、どのキャラも魅力的なんだ。

 自分的ヒロインは、途中まではずっと山田エルフ先生だったんだけど、最後にムラマサ先生が押し上げてきたって感じですかね。
 ちょっと、黒猫に通ずるものがあったりして。

 でも、どのキャラもやっぱ、いいキャラなんですよ。
 基本的に、優しいんですよね。
 なので、キャラが集まってわちゃわちゃやってるだけでも、なんか微笑ましいものがあるというか。
 キャラに魅力あれば、話ってのはそんなに複雑なプロットで回す必要なんてないんだなってのは、あらためて。
 これはラノベとかアニメに関わらず、古今東西あらゆる作品に共通する部分でもありますよね。
 その魅力の種類というのはそれこそ千差万別なわけですが、伏見つかさの描く魅力ってのは、優しいってのに尽きると思います。

 これも、しばらくしたら二期目をやることでしょう。
 その時を、首を長くして待っている次第であります。 
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