ビルダー00

ほぁぁぁっ!!


とてもとてもごぶさたしていマッスル!
11/22に結婚生活に入りましたANIKIです。
そんなわけでようやくブログ再開! さらに冬コミ原稿やら何やらと修羅場してマッスルッ!!

前回までの記事
その0その1その2その3その4その4.5その5その6その7その8その9

制作
5.入稿原稿

――解説――
5.入稿原稿
 入稿原稿では、TRPG系特有というのはほぼありません。あえて言えば文章系の同人誌と共通部分がかなりあるので、今回は文章系の同人誌全般における内容となります。

原稿形式
入稿する原稿は主にデータと紙の原稿の2種類です。データでは次のようなファイル形式が主に使われます。

PDF 汎用ドキュメントファイル。文章の崩れが起きにくく、原稿データでのやりとりで一般的に使われています。1ファイルで複数ページを構成します。
PSD Photoshopデータ、1ページ1ファイルで構成します。
EPS Photoshop及びIllustratorの保存形式の1つで、対応する印刷所が多いのが特徴です。これも1ページ1ファイルで構成します。
doc Wordファイルです。1ファイルで複数ページを構成します。

上記のうち、PDF以外は既に解説済みです。PDFは入稿用の原稿を用意する際に登場するファイル形式で、InDesignやWordなどから書き出して作成します。InDesignはPDF書き出し機能があるので問題ありませんが、Wordの場合はAdobe Acrobatなどが必要となります。フリーでも書き出せるものが複数ありますので、探してみてください。

Adobe Acrobatについて
PDF書き出しで一番信頼性が高いのはAdobe Acrobatですが、OSのバージョンによって不具合が発生するので注意してください。

推奨Acrobatバージョン
Windows XP Acrobat 6以前~8くらいまで
Windows Vista Acrobat 8以降
Windows 7 Acrobat 9以降推奨(個人的に)

Vista以降のOSではAcrobat 7以下のバージョンは不具合が発生します。font関係の部分だった(かな?)と思われますので、使わないほうがよいでしょう。
Windows 7ではCS2(Acrobat 6が付くバージョン)での日本語表記ができないなど発生したとの話もありましたので、古いAcrobatまず使えません。CS5(Acrobat 9~X)がしっかり対応しているので、使うならAcrobat 9以降で。

新しいOSに古いソフトは不具合が発生しやすく面倒ごとの原因になりますので、可能な限り対応バージョンにしてくださいね。特にWindows 7の64bitマシンは注意が必要ですよ。XPモード起動がありますが、印刷関連で解決していない不具合がマジあります。ちなみに32bitの7は別の意味でマゾいですね。これでCS5.5動かすとかほんとに真性Mですよ! CS5.5って何気に64bit設計ってのが感じ取れます。他にもいろいろ要因ありますが。


PDF書き出し
PDFを書き出す場合、まず書き出し設定を作ります。これはInDesignからやるのが手っ取り早いので、その設定を下記に紹介します。

「ファイル→PDF書き出しプリセット→定義」をクリックして新規を選びます。
次に標準と表示されている部分で「PDF/X-1a:2001」にします。
PDF設定1


圧縮項目を選択し、画像を全て「ダウンサンプルしない」「圧縮:ZIP」とします。これは貼り付けられた画像の品質を維持する設定です。
PDF設定2


トンボと裁ち落としは「ドキュメントの裁ち落とし設定を使用」でやれば問題ないでしょう。
詳細でフォントが「100%」であることを確認します。
その他の設定はそのままでOKです。
上記のように設定したらOKを押して保存します。

InDesignでなら、その後PDFの書き出しでPDFを生成することができます。
Wordの場合は印刷でAdobe PDFを選び、プロパティを呼び出します。そこでPDF設定に入れますので、上記のように設定します。設定済みであれば、そのまま印刷を行いPDFを生成することができます。


PDF合体
PDFは各文章ファイルごとに書き出していきます。入稿に使うファイルはそのままでOKですが、もしまとめたい場合はPDFの結合を行います。
その際注意点として「1ページ大で作ったPSDなどの画像データを合体しない」ということです。印刷所によって変わるのですが、大抵の場合は印刷所がそれぞれの都合で処理しますので、プロにおまかせしましょう。


ファイル管理
作ったデータ原稿は分かりやすいように

「ページ番号+タイトル」

でファイル名を付けておきます。例として

「文章+画像」
p001_010 SWリプレイ.pdf
p011 SWリプレイ.psd
p012_036 SWリプレイ.pdf


「画像のみ」
p001 リプレイ.psd
p002 リプレイ.psd
p003 リプレイ.psd
 ・
 ・
 ・
p032 リプレイ.psd


といった具合にやっておけば大丈夫かと。
ファイルの中身を見ろという態度は厳禁ですので注意してください。入稿段階で不足ページ分があった場合、イベント直前に後から判明して連絡→上京していたのに戻る! などというネタができてしまうかもしれませんよ(実話)。
テキストデータでreadme.txtを作り、文章や画像ファイルの構成を用意しておくのも一つの手です。画像ファイル部分が紙原稿の場合は必須ですね。


今回はこんなところで。
制作はこれで終わりです。補足がありそうでしたらまた後日。