ビルダータビット

おおっとタビットのイラストがない! ならば…

タビットのヅラをかぶって代打でありマッスル!


前回記事
 その0
 その1


用意するもの・その3
2.本の仕様決定(追記)
3.本で使用するイラスト(追記)
4.発表するイベント、印刷所の選択

――解説――
2.本の仕様決定(追記)
本のとじかた
 平とじ中とじの2種類があります。小説などは平とじ、一般週刊誌など背をホチキスでとめたものが中とじと見れば問題ありません。中とじができるのは40ページまで、それ以上は背厚などの都合面倒くさくなるので印刷所と相談となります。昔のD&Dのルールブック(赤青緑黒箱に入っていた頃)は中とじですね。
 これも好みですが、印刷条件に引っかかりやすいので平とじが無難です。中とじにしたい場合は可能かどうか印刷所に聞いてからにしたほうが良いでしょう。

本のオプション&料金
 本のオプションにはフルカラーカバーカラー口絵本体表紙の紙変えなど多数あります。サイズがA6(文庫)、新書であればセットでフルカラーカバーが付くこともありますが、他は好みで指定することがほとんどです。当然コストもかかります。
 
 例として今手元にある「ソード・ワールド2.0リプレイSweets1 わがまま魔剣はままならない!」の仕様で印刷会社ポプルスに頼もうとすると…

セット:カバー付き文庫・新書
ページ数:292(本文288+表紙4)

カバー:コート110K+クリアPP
本文用紙:クリーム70K
本体表紙:アートポスト180K+カラー1C(本来は上質180K+黒1C)

オプション:
 表紙用紙変更
 表紙使用色黒1Cからカラー1Cに変更
 フルカラー口絵両面2枚

価格(仮に部数100とすると)
基本料金 :89090円
オプション:2000+4000+11800円
その他:送料など
合計:106890円+送料

 注意) オプションの中で表紙用紙変更と使用色の変更はポプルスのHPに「×」表記です。表に出していませんが、要望を言って丁寧に折衝を行えば可能となるオプションです(料金は過去に私が頼んだサンプルから出しています)。

 例に出した同人誌、何気に1冊の原価が1000円超えますね。そして市販のリプレイは660円です! 同人誌として同額で配布する(販売ではありません。同人誌は印刷代+諸経費をいただいて配るものです……という建前があります)と340円ちょいの赤字となります。額面通りの赤字配布を行うか、あくまで諸経費をいただいて配布するかは製作者達が決めることです。
 私の場合、赤字になりやすい小説サイズの本をそのまま赤字配布して、その後のDL配布で赤字補填の形を取っています(赤字解消は達成できそうもありませんが)。

 本の料金は各印刷所のHPに掲載されていますので、ある程度仕様が固まった段階で見積もりを出しておくことをおすすめします。テキスト作成中であったり、ページ数が確定しないこともありますが、大枠でいくつかのパターンで料金を出しておけば料金支払いのときにとまどうこともないでしょう。

3.本で使用するイラスト(追記)
カバー・表紙イラスト
 本の顔となるイラストです。編集側と絵描きさんで綿密に打ち合わせをして描いてもらいましょう。この出来次第でイベントでの配布数が変わりますよ。
 イラストを描いてもらう上での注意点がいくつかありますが、それは後の制作で解説します。

4.発表するイベント、印刷所の選択
 せっかく作るものも発表の場がなければ「壮大な積み本」と化します。参加イベントの手配は必須! 手続きする人は抜かりなく進めてください。同人誌でTRPG系が発表できるものとして次のとおり。

コミックマーケット夏冬
 最大の同人誌即売会です。ここでの配布が最も大きく、他の小イベントをいくらこなしても辿り着けない境地の配布場所です。参加を逃すとダメージが大きいので、可能であれば委託先など常に抑えておいたほうがよいでしょう。私は自身メインのオリジナル系筋肉TRPGサークルで参加していますが、友人メインのSW2.0&SNE系サークルとフォローし合い、どちらかが落ちても新刊は出せるようにしています。(両方落ちた場合は泣き寝入りですが……)
 
各種同人誌イベント
 電源不要ゲームのジャンルがある同人誌即売会、及びTRPG系の即売会です。TRPG系の即売会は参加したことがないので詳細は分かりませんが、最近少しずつにぎわってきているようです。他の同人誌即売会はTRPG系の配布は可能ですが、ほぼ完全な赤字で、1日に数冊ということも珍しくありません。とはいえ、表紙やイラストで有名な同人作家さんを起用すればそれなりに配布できますよ(個人的なコネが必要ですけど)。


 それぞれのイベント申し込みはHPを探して手続き方法を参照してください。
 コミケとサンクリ(+α)についてはCircle.msに登録することでオンライン申し込みが可能です。

 おおっと、印刷所の解説が漏れていました。とりあえず「同人誌 印刷所」でググって確認してください。私は印刷会社ポプルスをよく利用していますので、それでも問題ありませんよ。

以上、用意するものをずらずらーっと述べてみました。
次回からは順を追って制作に関わることを書いてみたいと思います。