クリスマス前以来、またも風邪をひきました。今年初の風邪。辛いです。

そんでもって、風邪をひいたのがなんとバレンタイン直前!これは運命か!?と思い、またも情動のままにSSを書き始めました。前回が遠坂さんだったので、今回は桜さんです!これはブログでちょっとずつアップして、最終的に一つの短編SSとしてサイトの方に掲載する予定なので、纏めて読みたいという方は少し待っていてくださいね。ではではスタートです。

『Fate/stay night』(Heavens FeelルートTrueEnd後)

「桜、風邪をひく」

今日は雲一つない晴天に見舞われた。バレンタインも間近に迫る休日。先輩の彼女として初めて迎えるバレンタインデーを最高の思い出として残すべく、今日は一日かけて余念を残さない完璧な準備をするつもりだ。
《桜、朝飯作って置いておいたから食べてな》
先輩はバイトに行くため今日は家にいない。なんでもコペンハーゲンではバレンタインにお得意様へチョコレートをプレゼントするのだそうだ。酒屋兼バーということもあって本格的なお酒を使ったチョコを作るらしい。その手伝いに先輩も駆り出されたというわけである。先輩と今日一日を過ごせないのは残念だが、バレンタインを目前に控えたわたしにとってはむしろ好都合だ。今日一日は、先輩にあげるチョコのことだけを考えよう。
「先輩、行ってらっしゃいませ」
慌てて玄関まで先輩を追い、少しおどけながら笑顔で先輩を見送る。
「ああ。行ってくる」
先輩はそう言って、顔をこちらに近付けるとわたしの頬に軽くキスをした。
「留守番はたのんだぞ、桜」
それだけ言い残して先輩は去っていった。わたしは、放心状態のまま数分の間ぼぅとしながら立っていた。

To be continued