先日、掲示板の方でリクエストをいただきました!ハム子様、ありがとうございます。

 士剣SSで旅行モノもしくは欲求不満爆発モノを書いてくれ!!とのことですので、とろけるような士剣恋愛SSを執筆中です。うーんと、完成にはそれなりに時間がかかりそうです。たぶん18禁サイトに短編小説として掲載します。というわけで、ちょいと触りだけ公開します!

(『Fate/stay night』セイバールート後にセイバーが現界しているという設定で、聖杯戦争から丁度一年後ぐらいの時期です。士剣は恋人同士です。)



『二人を繋ぐモノ』

風呂上がり、私は居間の前にいた。シロウが中にいることはわかっている。それでも、中に入れずにいた。
《なぁ、遠坂。どこがいいと思う?》
《そんなの自分で決めなさいよ。私が決めたって意味がないでしょう?》
《そうだけどさ……》
 居間の中からは、仲睦まじそうに話すシロウと凛の声が聞こえてくる。
《なぁ遠坂、セイバーにはくれぐれもこの話は内緒だぞ》
《わかってるわよ》
 どうやらシロウは私に隠し事をしているらしい。
《セイバーもそろそろ風呂から上がってくるだろうし、今日はこのくらいにしとくか》
《士郎、紅茶》
《はいはい。ちょっと待ってろ……》
 シロウはどうやら台所の方へ入っていったらしい。しばらくの間、私は廊下で立っていた。そして、居間の中に入っていった。
「今、お風呂を上がりました。いいお湯でした」
「おっ、セイバー上がったな。じゃあ、先に入っていいか、遠坂?」
「いいわよ。もう少しここでゆっくりしてたいから」
「そうか。じゃあ、お先に失礼」
 そう言って、シロウは居間から出て行った。いつもと変わらぬ様子で………。