The Blue Sky GenerationのBlog

The Blue Sky Generetionのkawajanzのブログです。 発売中の作品に『世界史B ALL下ネタゴロ合わせ年表』と『Fate/for the permanent peace (成人向け版)』があります。

桜、風邪をひく

桜、風邪をひく あとがき

-あとがき-

さて、サイトの方にも後日談を追加して掲載しましたが、いかがだったでしょうか?わたし自身は凛派なので、桜やセイバーは書くのが少し苦手なのですが、書いていてかなり楽しかったですね。書くにあたって、本編やホロウをやり直してみたりしたのですが、どのヒロインも皆それぞれの魅力があって何とも言えないすばらしさがあります。まぁそれでも私は凛が好きですけど……

あとがきになってませんね。じゃあ、この作品について……
最終的に桜がやたらとエロくなってしまいました。そういうキャラなんで、キャラ崩壊までは行ってないと思うのですが、危うく18禁でした。・・・もしかしてアウト?楽しんでいただけたのであれば嬉しいです。

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さて、全然違う話ですが、サイトの方のSSにウェブ拍手を追加しました。

ブログや掲示板に公開されるのは嫌だと思う方にもコメントがしやすいようにするために設置しました。コメントは一般には公開しませんので、どしどし感想・ご要望をお待ちしています。もちろんただ押していただけるだけでも大歓迎です。一応、ものすごく短いSSをお礼として載せてありますので、拍手をしていただけると嬉しいです。

桜、風邪をひく 3

なんと本サークルに絵師様が付いてくださることになりました。神者マキ(かんじゃまき)様です。どうぞよろしくお願いします。その紹介も少し兼ねて、R-18版サイトの方でSSの挿絵を描いていただいたので、是非サイトの方にも遊びに来てください!!

ではでは、第三話(Blog.ver 最終話)スタートです。

「桜、風邪をひく 3」

 目を覚ますとわたしは、衛宮邸の自分の部屋のベットに横たわっていた。
「桜、目を覚ましたわね」
 ベットの横で、姉さんが椅子に座っていた。
「わたし、結局先輩の所には行けなかったんですね」
「ええ。門から出ようとしたところで倒れたわ。わたしたちが貴女をここまで運んで、差し入れはライダーに持っていってもらったわ」
「そうですか……」
 時計を見るとわたしが倒れてから5時間が経過しようとしていた。
「今は魔力も安定してるけど、一時は危ないところだったわ。三日くらいおとなしくしていれば、元気になるはずだわ。それまでは絶対安静。いいわね?」
 三日……。そんな…三日も経ってしまったらバレンタイン当日になってしまう。
「姉さん。それはいくらなんでも無理です。わたしはっ……痛っ!」
 体を起こそうとすると全身に電気的な刺激が走った。節々も動かし辛く、体が鉄になったように重い。
「そういうことよ。あと三日は、そんな調子が続くと思うわ。少し強い魔力の安定剤を打った副作用なのよ。桜には悪いと思ったけど、これしか貴女を救う手が残されていなかったわ」
 わたしはそんなにも危険な目に遭っていたのか。姉さんやライダーがわたしを心配してくれたことを考えると、姉さんに何も言い返せなかった。
「姉さん。心配かけてごめんなさい」
「いいわよ。ちゃんとあんたが無事でいてくれたんだし、姉として当然のことをしただけ。それに、さっきまで桜の側でずっと看病していたのは士郎だから、お礼は士郎に言いなさい」
 先輩が!?先輩はバイトのはずじゃ………
「わたしは帰るわ。何かあったら必ず連絡するのよ」
「ああ。助かったよ遠坂。今日は本当にありがとう」
「今度料理でもご馳走してくれればそれでいいわよ。じゃあ、後は任せたわ」
 それだけ言い残して姉さんはわたしの部屋を後にした。そして、先輩が姉さんの座っていた椅子に腰をおろした。
「先輩、どうして……」
「ライダーがバイト先まで来てさ、桜が倒れたっていうから慌てて帰ってきたんだ。バイトはライダーに代わってもらったよ。オトさんもライダーとは親しいみたいだったし、すんなりと受け入れてくれたから安心していいぞ」
 ライダーには悪いことをしてしまった。姉さんへのお礼も合わせて、二人には飛びっきり料理を作らないと。
「あのさ、桜……」
 先輩が言いにくそうに話を始めた。
「ライダーがこの紙をずっと大事そうに桜が握ってたって言うんだ。それで、帰りにここに書かれたモノを買って帰ってほしいと頼まれたんだ」
 先輩が持っている紙は、わたしが先輩にあげるバレンタインチョコレートを作るために買うものをメモした紙だった。
「ごめん。さっきから桜の気持ちを踏みにじることばっかりしてるけどさ、俺このメモを見たら居ても立ってもいられなくなって、桜の代わりにここに書いてあるものを買って来ちゃったんだ。きっと桜は俺を驚かそうと思って、今日一日かけてチョコを作ってくれようとしていたことはこの紙を見て一目で分かった。だから、桜の気持ちが嬉しくてさ」
 先輩の言葉を聞いて、わたしは思わず泣き出していた。今日、先輩に会いに行けなかったのが悔しくて、買い物ができなかったのが悔しくて、先輩のためにチョコを作れなかったのが悔しかった。でも、姉さんやライダーそして先輩がわたしを心配してくれたことが嬉しくて、先輩がわたしのためにバイトから帰ってきてくれたことが嬉しくて、先輩がわたしの代わりに買い物をしてくれたことが嬉しかった。
「俺は桜が作ったチョコを食べたい。だから、早く良くなってな。治るまで俺がずっと側にいるから」
 そう言って、先輩は湯気をたたているおいしそうなお粥を手に取った。
「桜が起きたら、お腹がすいてるだろうと思ってさっきまで作ってたんだけど、食べるか?」
「はい。その、よく考えたらお腹ぺこぺこです」
「じゃあ、起きれるか?」
 私は上半身を起こそうと腕で支えながら起き上がろうとした。
「……痛っ!!」
 腕は全く曲がらず、全身に電流が駆けめぐって痛さのあまり結局横になった。
「これが遠坂の言ってた副作用だな。それじゃあ、こうするしかないよな」
 先輩は、お粥をスプーンで掬うと息でふうふうと冷ました。そして……
「桜、口を開けて。ほら、あーん」
 優しい手つきでわたしのあごを上げると、スプーンをわたしの口に近づけた。
《ぱくっ》
 わたしは無言でスプーンのお粥を食べた。もう、わたしの頭は真っ白でこのまま天国にでも行けそうだ。
「どうだ?おいしいか」
 先輩がわたしに向かって、そう質問した。
「その、緊張しちゃって……味がまるでわかりません」
 きっとわたしの顔は真っ赤だ。そんなわたしの様子を見て、先輩は微笑みを浮かべた。
「桜はやっぱり可愛いな。ほら、もう一回あーん」
 わたしの頬はますます火照っていることだろう。この調子じゃあ、熱は治らないと思う。
「先輩……恥ずかしいです」
「でもなぁ、慣れてもらわないと……。桜は三日間動けないんだから」
 ああ、極楽浄土のこの幸せは後三日間も続くそうです。

Blog.ver End

いかがでしたでしょうか?
後日、結構加筆して短編SSとしてサイトに掲載したいと思います。可愛い桜を書けて満足です。FFPPでは、未だに桜さんは絶望のどん底にいますからね。そろそろ、桜さんを救済する執筆活動も再開しないと……。

 

桜、風邪をひく 2

「桜、風邪をひく2」

先輩が用意してくれた朝食を食べ終え、先輩のバイト先へ持っていく差し入れを手早く作る。
「これで、よし」
料理をタッパーに詰め風呂敷で包む。これで買い物に行く準備は整った。
「サクラ、おはようございます」
居間の方に戻るとライダーが用意された朝食を食べていた。
「おはよう、ライダー。ごめんね、朝ごはん先に食べちゃった」
「起きるのが遅い私が悪いのでそれは構いませんよ。それよりサクラ、少し顔が赤くはありませんか?」
そういえば、先輩からほっぺにチューされてからずっとぼぅとしている。
「大丈夫。それよりライダー、先輩のバイト先に差し入れを持っていくから留守番をお願いできる?」
すると、突然ライダーがわたしのおでこを触って来た。
「サクラ、やはり熱があるみたいですよ。差し入れは私が持っていきますからサクラはゆっくり休んでいてください」
ライダーが心配してくれていることはわかる。ただ今日だけは、わたしが行かなければ意味がない。
「わたしが行くから。ライダーは留守番してて」
「そうですか。しかし、やはり休んだ方が……」
「じゃあ、留守番よろしくね」
 有無を言わさず即座に行動に出る。居間を出て一旦部屋に戻り、買い物に必要なメモと上着を取って、玄関へと向かった。そこに、ライダーと姉さんが立っていた。
「桜、ライダーから聞いたけどあんた熱があるんだって?」
「ありません。姉さん、そこをどいてくれますか?」
 靴を履いて、無理矢理姉さんとライダーの間を通ろうとした。しかし、姉さんに捕まり、姉さんはわたしのおでこを触った。
「部屋で休んでいなさい。かなり熱があるわ」
「嫌です。先輩の所に行くんです」
「おとなしくわたしの言うことを聞きなさい。桜は聖杯と繋がっていたのだから普通の人とは違うのよ。少し体調を崩しただけで魔力が暴発して死に至る可能性だってあるわ。桜が思っているより深刻な状態なのよ」
 確かに姉さんの言うとおりだ。だけど、それでも今日だけは……。
「サクラ、お願いです。自室でゆっくり休んでください」
「嫌っ。今日は先輩の所に行かなくちゃならないのよ」
 なんとか姉さんとライダーを振り払って外に出た。しかし、足下はおぼつかず視界もぼやけて見える。頭は沸騰するようにガンガンと痛みはじめている。非常にまずい、このままではこの場に倒れかねない。
《なんで、こんな大事なときに風邪をひくの》
 この日をずっと楽しみにしていた。今日は先輩に喜んでもらうために、最高のチョコレートを作ろうと張り切っていたのに、なんで……。
《これじゃあ、バレンタインに間に合わないよ》
 準備に残された日数は今日を含めて三日しかない。今日を逃せばもう……。
《行かなくちゃ》
 気持ちとは裏腹に、体は前に進まない。わたしは塀に寄りかかり、そのまま倒れ込んだ。
《うぅっ……先輩……》
 意識が朦朧とし、わたしの視界は真っ暗になった。

桜、風邪をひく

クリスマス前以来、またも風邪をひきました。今年初の風邪。辛いです。

そんでもって、風邪をひいたのがなんとバレンタイン直前!これは運命か!?と思い、またも情動のままにSSを書き始めました。前回が遠坂さんだったので、今回は桜さんです!これはブログでちょっとずつアップして、最終的に一つの短編SSとしてサイトの方に掲載する予定なので、纏めて読みたいという方は少し待っていてくださいね。ではではスタートです。

『Fate/stay night』(Heavens FeelルートTrueEnd後)

「桜、風邪をひく」

今日は雲一つない晴天に見舞われた。バレンタインも間近に迫る休日。先輩の彼女として初めて迎えるバレンタインデーを最高の思い出として残すべく、今日は一日かけて余念を残さない完璧な準備をするつもりだ。
《桜、朝飯作って置いておいたから食べてな》
先輩はバイトに行くため今日は家にいない。なんでもコペンハーゲンではバレンタインにお得意様へチョコレートをプレゼントするのだそうだ。酒屋兼バーということもあって本格的なお酒を使ったチョコを作るらしい。その手伝いに先輩も駆り出されたというわけである。先輩と今日一日を過ごせないのは残念だが、バレンタインを目前に控えたわたしにとってはむしろ好都合だ。今日一日は、先輩にあげるチョコのことだけを考えよう。
「先輩、行ってらっしゃいませ」
慌てて玄関まで先輩を追い、少しおどけながら笑顔で先輩を見送る。
「ああ。行ってくる」
先輩はそう言って、顔をこちらに近付けるとわたしの頬に軽くキスをした。
「留守番はたのんだぞ、桜」
それだけ言い残して先輩は去っていった。わたしは、放心状態のまま数分の間ぼぅとしながら立っていた。

To be continued
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