The Blue Sky GenerationのBlog

The Blue Sky Generetionのkawajanzのブログです。 発売中の作品に『世界史B ALL下ネタゴロ合わせ年表』と『Fate/for the permanent peace (成人向け版)』があります。

遠坂、風邪をひく

遠坂、風邪をひく -あとがき- +構想

~あとがき~
 僕自身が風邪をひいて、勢いで書き出したSSだったのでアップダウンもなくストレートに終わってしまいました。ただ、遠坂のデレは良かったかな?
 今回みたいに、短編をちょくちょくブログに書いていこうかなと思います。それで一通り完結した短編から、ホームページに載せていこうかと・・・。まぁ、その時は番外編とかをなるべくつけたりしようと思います。

 関係ない話ですが、わたしのサイトに出てくるオリキャラについて少し考えなきゃいけないかなと思っています。まぁ、つまりSSに出てくるだけじゃヴィジョンがないかなと思っていて、イラストでもつけるべきかなと感じているわけです。しかしながら、私には全くもって絵の才能がないので皆様の投稿に頼るしかないです。そこで、皆様にイラストを募集して、そこでもしイラストが沢山集まれば投票なんかをして皆さんと一緒に僕のキャラを作っていくなんてどうかなぁ
と思っています。ただ、せっかくいただくイラストに順位をつけるのもどうかなって思ったのですが、まぁ結局キャラは一つに決めなければいけないのでそれは仕方がないですね。それもまだ構想に過ぎないのですが。意見とかコメントしてくださると嬉しいです。

では、メリークリスマス!!

 

遠坂、風邪をひく -4-

「やっぱり、遠坂さんにはお灸を据えた方がいいのかね?」
「そうですね。姉さんをこれ以上甘やかしたらいけないと思います」
 最近、この二人の意気投合ぶりが見ていて怖い。同じ部に所属しているとはいえ、いつの間にこんなに息が合ってきたのだろうか。
「悪かったわよ。まさか士郎以外にも来てくれてたなんて思わなかったから……」
 士郎の名を口にしたときの桜の視線が怖い。
「衛宮、悪いがさっきのは無しにしないか?」
「えっ?いや、それは困るんだけど……」
 何の話だろう?なんか嫌な予感がする。
「元々、今日先輩と姉さんがデートするなんて、わたし聞かされていませんからね」
「確かにそうだけどさ」
 なんだかわたしだけ話題から取り残されている。不満の顔を士郎に向けた。
「遠坂、可愛くないぞ」
「姉さん、ずるいです」
 今日は何をしてもこの二人に非難されるのだろうか。
「もう、さっきから何なのよ。わたしに恨みでもあるわけ?」
 いっそのこと、やけくそになってみる。既に、頭の中も風邪のおかげか知らないが、わけがわからなくなっていた。
「そりゃ、あるに決まってるじゃん」
「あるに決まってます」
 二人とも即答。
「何よ」
 とりあえず、士郎の方を睨んでみた。
「いや、それはだな……」
「アンタが今日倒れたから、24日に予定していたクリスマスパーティーを25日に延期しようって話。衛宮がどうしてもって言うから、あたしは賛成してあげたんだがね」
「先輩がどうしてもって言うから、わたしも了承したんですけど」
 パーティーの日にちを延期って、つまり……
「あたしは、遠坂次第かな」
 二人の気持ちが心に染みる。
「参ったわ。わたしの負け。二人には貸しができたわね。ありがとう」
「わかってくれれば、あたしはそれでいいんだ」
「こんなことは、今回限りですからね」
 不覚にも泣きそうになってしまった。涙を堪え、ベットに仰向けになった。
「それじゃあ、あたしらは帰るぞ」
「姉さん、お大事に」
 そうして、二人は病室を去っていった。

 二人がいなくなってから少し経って、士郎が口を開いた。
「そういうわけでさ、遠坂」
 わたしはベットに仰向けになりながら、士郎の瞳を見つめた。
「24日は予定を空けといてくれないかな?」
「ええ、もちろんよ」
 そう言って、わたしは士郎に抱きついた。さっきまでの絶望感が嘘みたいに、わたしは幸せな気持ちに満たされていた。たまには風邪になってみるものなのかも知れない。

 少し経ってから、廊下でぶつくさ文句を言う桜の声が聞こえた気がしたが、それは気づかなかったことにしておこう。とにかく、二人とも本当にありがとう。そして士郎、大好きだよ。

 end

遠坂、風邪をひく -3-

 目が覚めるとわたしは病室にいた。
「……しろう?」
 ベットで横になるわたしの隣には、椅子に座り両手でわたしの手を握ってくれている士郎の姿があった。
「遠坂!!よかった。意識が戻ったんだな」
 どうやらわたしは意識を失っていたらしい。いったいどうしてこのような状況になってしまったのか。わたしは確か、士郎とデートをするために待ち合わせをしていたんじゃ……
「突然倒れるから、心配したんだぞ!!まったく、具合が悪いなら無理しないで俺に……」
「士郎、今何時?」
「…午後3時。遠坂が倒れてからもう約6時間が経ってる」
「……そっか。わたし、自分で士郎との時間を潰しちゃったんだ」
 ずっと前からこの日を楽しみにしていたのに……。なんでわたしは、こういう時に限って……。
「ああ。残念だけど今日のデートは中止だな。医者は貧血だって言ってた。意識を失ったけど、今日おとなしくしてれば明日には退院できるってさ。ただ、いつまでたっても目を覚まさないから、俺は心配したんだぞ」
 でも、士郎はずっとわたしの側にいて手を握っていてくれたんだ。そう思うと、嬉しい気持ちでいっぱいになった。
「これで少しは、アンタの無茶を見守らなくちゃならないわたしの気持ちがわかったでしょ?」
「………………」
 無言になる士郎。ここまで顕著な反応を見せるとちょっと嬉しくなる。
「ねえ、士郎」
「なにさ?」
「ちょっと、顔寄せてくれる?」
 士郎がわたしの言葉に応えて、顔を寄せてくれた。わたしはそっと上体起こして、士郎の頬に口づけをした。
「わたしの所為でデートが台無しになちゃってゴメン。それと、今日はずっと側にいてくれてありがとう」
 士郎はしばし呆然としていた。そんな士郎を眺めて楽しんでいると、斜め後方から一番聞きたくない声が聞こえてきた。
「うわー。彼氏のいないあたしたちにそこまで見せつけるとは、さすが遠坂だな」
 よりにもよって、わたしの親友且つ好敵手である美綴綾子が立っていた。
「心配して損しました。わたし帰ってもいいですか?」
 そして、唯一血の繋がった肉親である妹の桜まで立っていた。
「綾子と桜もいたんだ」
 苦し紛れの一言は、わたしの首を一層苦しめることとなった。

to be continued

遠坂、風邪をひく -2-

外で士郎を待ち続けて45分ぐらいが経っただろうか、ようやくわたしの名前を呼ぶ声が聞こえた。
「遠坂、待ったか?」
 士郎の姿が見えた瞬間、嬉しさがこみ上げてきた。わたしは魔術師として人間的な感情はできるだけ抑えようと努力してきた。しかし、こんな場面ほどわたしが人間なのだと、女なのだと実感させられることはない。わたしは、もう半ば無意識にお決まりの返事をしていた。
「ううん。今来たところよ」
 実際はわたしがここに来てから45分も経っている。体もそろそろ現界だった。全身が震えだしている。心とは裏腹に、体は軽い嘘もつき通せないほどに弱っているようだった。
「嘘言うな。本当に大丈夫か遠坂?」
 先ほどから頭がぼわんぼわんとしている。足下も少しフラフラとして不安定だ。
「大丈夫よ。早く買い物に行きましょ」
 強がっては見せるが、どうやら本当に現界のようだ。士郎の側に近寄ったところで体から力が抜け、士郎にもたれ掛かるように倒れてしまった。
「遠坂!しっかりしろ!!」
 返事しようにも口が開かない。次第に視界が薄れていき、わたしは暗闇の中に堕ちていった。

 to be continued

遠坂、風邪をひく

風邪ひきました。辛いです。あまりに辛すぎて、妄想に逃げ込みます。

『遠坂、風邪をひく』

 もうクリスマスまであと一週間になる。そんな、とある休日。わたしと士郎は、デートの約束をしていた。
「うぅ。なんでこんな日に、風邪をひくのよ」
 とっても大事な日。あの朴念仁が、自分からデートに誘ってくるなんてとんでもなく珍しいというのに、そんな日に限ってわたしは風邪をひいた。普段は完璧なのに、大事なときに大失敗をしでかすという遠坂の呪いが、またもわたしを苦しめるのだろうか。
「そろそろ、待ち合わせの時間か。もう士郎も家を出ちゃっただろうし、今日は誤魔化すしかないか」
 わたしは、昨日のうちに用意しておいた服に着替え、外出の準備を手早く済ませた。そして、予定通りの時間に遠坂邸を後にした。
「士郎はまだ、来てないか」
 わたしが設定した待ち合わせの場所は冬木でも定番の待ち合わせスポットで、休日なら人で賑わうはずなのだが、待ち合わせの時間を早めに設定したせいか人はまばらであった。士郎の姿もまだなかった。
「まだ8時か。………って、8時!!」
 おかしい。わたしが設定した待ち合わせ時間は9時だったはずで、わたしが家を出た時間も8時半過ぎだったはずだ。
「そうだった。家の時計が一時間進んでるんだった」
 今日はついてない。風邪だというのに、待ち合わせ時間の一時間前に来るし。全くもって、馬鹿としか言いようがない。
「仕方がないか。士郎もいつも通り早めに来るだろうし、ここで待ってればいいかな」
 雪も降るかと予想された日に、わたしは外でずっと士郎の到着を待っていた。

to be continued
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