「墜ちた女勇者御一行~暗示の滝壺~」第3話をお送りします…

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「何とか街まで戻ってこられたみたいね……ルーザ、あと少しだから頑張って?」

 満身創痍のルーザを引き連れて、三人は何とか街に引き返す。
 疲れた身体を引きずりながら街中を歩いている間も、まだ当分は気を緩めるわけにはいかなかった。
 先ほどの戦闘で失禁をしでかしてしまったルーザを庇いながら、これから宿屋まで引き返さなければいけないのだ。
 リリムと一緒にしっかりと肩を支えながら、ルーザにそっと言葉を投げ掛ける。

「う、うん。あと少しだけ付き添ってもらえるかな……ひいっ!?」
フルフルフルッ……

 二人に寄り掛かりながら宿屋を目指して歩いている間も、ルーザはすぐに縮み上がってしまう。
 街の中を歩き続けている間も誰かとすれ違うたびに、言い表しようのない不安が押し寄せてくる……相手の様子をじっと見つめたまま、つい背筋をこわばらせずにいられない。
 下半身から幾度となく押し寄せてくる、おかしな感触に段々と意識を吸い寄せられていく。
 何とか街まで引き返せたはずなのに、別の状況にひたすら思い悩んでいたのだ。

ポタポタポタッ、ジトジトジトォッ……
(これからすぐにでも宿屋に戻らなきゃいけないのに……こんなはしたない格好なんて、誰にも見せられないよ……!?)

 下半身から続々と垂れ落ちる滴の様子に、ルーザは着々と神経を削がれてしまう。
 いくら強敵に出くわしてしまったとしても、まさか戦闘中に粗相をしでかすなど思いもしなかった……下半身のほとんどを浸しているオシッコが肌にべたついてくる上、下着の内側に溜まっている滴が股間の辺りから垂れ落ちてくるのだ。
 戦士としてあまりに屈辱的な姿などを人目にさらけ出してしまうなど、あまりに情けなくてたまらない。
 すぐにでもこの場から逃げ出したい反面、まともに脚を持ち上げられそうになかった。
 恥ずかしい思いをしないよう、濡れ尽くした下半身を何としても人目から遠ざけなければいけないのに、そっと腰を引くだけで精一杯だったのだ……

ギュムッ。
「大丈夫、ルーザ。私達がついてるから……ツバキもちょっと手伝ってもらえるかな?」
「うん、分かった……ルーザ、あと少しで宿屋に着くから。もうちょっとだけ我慢して?」

 ルーザのおかしな様子が気になって、二人はそっと言葉を交わす。
 やっと街まで戻ってこられたはずなのに、未だに縮み上がってばかりいる彼女の様子があまりに気懸かりでたまらない。
 どうやら人目を相当気にしているらしく、誰かの気配が近づくたびに小さな悲鳴を洩らしてしまう始末だった。
 弱り果てているルーザを二人掛かりで庇いながら、一歩ずつ宿屋まで向かわせる。

「ふぅっ……何とか部屋に戻れたから、ここまで来れば一安心だよね?」
「このままじゃお股が汚れっ放しだし、すぐ後始末に取り掛からなくっちゃ……すみません、ちょっと拭くものをご用意できませんか? 連れを手当てしてあげたいの……」

 残りの道のりを歩き回るうちに、三人は何とか宿屋に到着することが出来た。
 他の客と出くわさないうちに自分達の部屋に駆け込んだ後、リリムがすぐに主人を呼びつける。
 これから粗相の後始末をしなければいけないので、タオルや水を用意してもらうことにしたのだ。
 主人が来るのを待っている間も、ちゃんとルーザを庇えるか気にせずにいられない。

「それじゃルーザ、こっちの方も拭いちゃうから。ちょっとだけおとなしくしててね……?」
「べ、別に一人で大丈夫だってば……きゃんっ!?」
ズルズルズルッ、クシュクシュクシュッ。

 道具を受け取ると、リリムはすぐにルーザの介抱を始める。
 鎧を脱がせた後、ルーザの下半身にタオルを押し当てて丹念にオシッコを拭っていく。
 リリムに言われるまま両脚を差し出している間も、ルーザはすぐに顔を赤くしてしまう。
 本当なら一人きりで済ませるつもりでいたのに、まさかリリムに粗相の後始末を手伝ってもらうなどさすがに思いもしなかった。

(やだ、二人ともこんな大胆な格好を見せてきちゃうなんて……お股もお尻も丸見えになっちゃってるじゃない!?)

 ひたむきにルーザの手当てをしているリリムの様子を、ツバキは少し離れた場所からずっと見守っていた。
 いきなり目の前で露わになったルーザの下半身に、つい視線を吸い寄せられずにいられない……さらけ出した太股や、表面に張りついたオシッコを丹念に拭う仕草などを目で追っているだけで、自然と胸の中が熱くなってくる。
 もし本人達に気づかれたら大変だと分かっているはずなのに、どうしても二人から視線を逸らせそうになかった。
 ついには下着まで脱ぎ去って、お尻の谷間や股間の辺りにも手を伸ばしていたのだ……

「……やだ、ツバキってば。こんな恥ずかしい格好、そんな熱心に目で見つめてこないでよ……!?」
ヒクヒクヒクッ。

 異様な気配に気づいて、ルーザはとっさに文句をこぼす。
 リリムに下半身を預けたまま粗相の後始末をしてもらっている最中に、何故かツバキが熱い視線を送ってきていたのだ。
 さらけ出した部分へと浴びせられる眼差しに、つい焦らずにいられない。
 とっさに両脚を折り畳んだ後も、なかなか落ち着きを取り戻せそうになかった。

「ご、ごめん。リリムに任せっ放しなのも悪いかなって思って、何か手伝えることがないかなって考えてたんだけど……」
モジモジモジッ……

 ルーザの反応を思い知らされて、ツバキはすっかり困惑させられる。
 とっさにルーザへ謝っている間も、どう言い訳すればいいのか戸惑わずにいられない。
 無闇にルーザを傷つけたくない反面、さらけ出している下半身からどうしても視線を逸らせそうになかった。
 本人に気づかれないよう気を配りながら、鼻をくすぐるような匂いを嗅いでみたり、横目で何度もルーザの股間やお尻を見つめているうちにますます全身が火照ってくる……

      *      *      *      *      *      *

「今日はちょっと早いかもしれないけど、もう眠っちゃいましょう……」
「洗礼を受けに行くだけだったのに、本当に今日は散々だったね?」
「魔物にも襲われちゃって大変だったし、もう眠くってたまんない。それじゃ二人ともおやすみなさい……」

 ルーザの介抱を済ませた後、三人ともそそくさとベッドに潜り込む。
 魔物との戦闘で疲れてしまったので、早めに眠ることにしたのだ。
 互いに挨拶を交わしながらベッドに身体を預けているうちに、段々と意識が薄れていく。
 たった一日のうちに、様々な出来事が立て続けに降り掛かってきた影響なのかもしれなかった……

「……あれ? どうして私、こんな所に突っ立ってるんだろう?」

 深い眠りに就いていた矢先、ルーザは突然意識を取り戻していた。
 さっきまで宿屋のベッドで寝ていたはずなのに、何故か独りぼっちで荒れ地に立たされていたのだ。
 周囲の様子を見回している間も、つい頭を捻らずにいられない。
 洗礼の帰りに魔物が襲い掛かってきた場所に、何故かそっくりだったのだ。

「リリム、ツバキ、二人ともいないの……?」

 周囲を何度も振り返りながら、先ほどとは明らかに違う事実に気づき出す。
 普段から一緒にいるはずのツバキやリリムの姿が、何故かどこにも見当たらないのだ。
 何度も二人の名前を呼んでいるはずなのに、少しも返事が返ってきそうになかった。
 独りぼっちで荒野に立ち尽くしているうちに、言い表しようのない不安が続々と忍び寄ってくる。

ゴソゴソゴソッ。
「グルグルグル~ッ!」

 ただならぬ雰囲気に戸惑っていた矢先、別の事態がルーザの元へと押し寄せてくる。
 昼に出くわした魔物達が、陰から次々と現れてきたのだ。
 ルーザの姿を見つけると睨みを利かせながら、唸り声まで響かせてくる。

チャキッ。
「や、やだっ! あんた達、何でこんな所から出てきちゃってるの……!?」

 突然現れてきた魔物達の姿に、ルーザはすっかり呆気に取られていた。
 とっさに武器を握り締めながら身構えている間も、つい驚かずにいられない。
 ツバキやリリムを発見するどころか魔物達がやってきてしまうなど、さすがに思いもしなかった。
 相手の様子を窺っている間も、ひとりでに肩をこわばらせてしまうのだ。

カチャカチャカチャッ……
(どうして、こんな時に身体が震えちゃってるの! いつ相手が襲い掛かってくるかも分からないのに……!?)

 いつ魔物との戦闘が始まるかも分からない中、ルーザはただならぬ緊張へと苛まれてしまう。
 先ほど打ち負かされた恐怖が脳裏をよぎってきて、つい手元を震わせずにいられない。
 おかしな焦りに苛まれるあまり、ますます落ち着きを失ってしまう。
 ひとりでに足が竦んできて自分から近づくことすら出来ない中、武器を構えているだけで精一杯だったのだ……

「グルルゥッ……!」
ギチッ、ギチッ、ギチッ……

 怖じ気づいているルーザの様子も構わず、魔物達は容赦なく距離を詰めてくる。
 どうやら相手が怖がっているようだと気づいて、すぐにでも襲い掛かるつもりでいたのだ。
 巨大な武器をしっかりと握り締めながら、しっかりと狙いを見定めていく。

「や、やだっ! まだ準備だって出来てないのに……きゃんっ!?」
ガキィインッ!

 いきなり近づいてきた敵の猛攻を、ルーザは寸前の所で受け止めていた。
 未だに状況を把握できそうにない中、とっさに魔物と立ち向かうつもりでいたのだ。
 目の前へと振り下ろされた武器を剣で防いでいる間も、ついうろたえずにいられない。
 想像していた以上に相手が強靱なせいか、少しも受け流せそうになかったのだ。

ギリギリギリィッ……
(どうしよう、二人もいないのに……このままじゃ魔物達にやられちゃう!?)

 敵の猛攻を凌いでいる間も、ルーザはさらに困り果ててしまう。
 魔物の力に押されるまま後ずさりするうちに、気づいたら壁際に追い詰められてしまっていたのだ。
 慌てて体勢を立て直そうとしている間も、つい思い悩まずにいられない。
 気づいたら魔物達に取り囲まれたまま、少しも逃げられそうになかったのだ……

「い、嫌っ! そ、それ以上近づいてこないで……ひうぅんっ!?」
ガクガクガクッ、プシャアアアァァァ……!

 着々と窮地に追いやられた挙げ句、ルーザはとんでもない行為をしでかしてしまう。
 別の敵が刃先を向けてくるのに気づいて、恐怖のあまりにまたしても失禁をしでかしてしまったのだ。
 腰を下ろした拍子に股間がひとりでに緩んで、体内に溜まっていたオシッコが一気に噴き出してくる……いきなり下半身から迸ってくる熱い液体の様子に、つい意識を奪われずにいられない。
 戦士としてあるまじき行為などを、またしても戦闘の最中に引き起こしてしまったのだ……

「あひぃいっ……!?」
ガバッ。

 今にも敵の武器が突き刺さろうとしていた矢先、ルーザは慌てて意識を取り戻す。
 おかしな悲鳴を上げながら、勢いよくベッドから起き上がる。
 物静かな周囲の様子を何度も振り返りながら、つい茫然とせずにいられない。
 魔物達に襲われていたはずなのに、気づいたら宿屋の中に戻っていたのだ。

「あ、あれ? もしかしてさっきの魔物達って……全部、夢だったの?」

 恐る恐る周囲を見渡すうちに、ルーザは段々と落ち着きを取り戻していく。
 どんなに見回しても魔物達の姿が見当たらず、様々な家具やベッドで眠っている仲間達の姿ばかりが目に飛び込んでくる……どうやらベッドで寝ているうちに、おかしな悪夢にうなされていたらしいのだ。
 危機を脱したらしいと気づいて、つい胸を撫で下ろさずにいられない。
 もしあのまま魔物達に襲われていたら、もしかしたら命を落としてしまっていたかもしれないのだ……

「……はうぅっ!?」
ゾクゾクゾクッ。

 恐る恐る起き上がろうとした途端、ルーザはおかしな行動を取ってしまう。
 とりあえずベッドから出ようとした矢先、何故か冷たい感触が襲い掛かってきたのだ……肌にじっとりと張りついてくる感触に、つい身震いせずにいられない。
 とっさに身を捩らせた後も、ひとりでに背筋を跳ね上がらせてしまう。
 脚を動かすたびに、何かがしつこく絡みついてくるのだ。

バサッ。
「や、やだぁっ……!?」

 嫌な予感に苛まれながら布団を持ち上げると、おかしな光景がルーザの目に飛び込んでくる。
 おかしな悪夢を見ているうちに、とんでもない状況が出来上がってしまったのだ。
 あまりに考えられない事態を目の当たりにさせられて、すぐに言葉を詰まらせてしまう。
 とっさに布団の中から顔を逸らした後、ひとりでに身を捩らせてしまうのだ。

グシュグシュグシュッ、ジトジトジトォッ……
(どうして、こんなにシーツがびしょ濡れになっちゃってるの……もしかして、これ全部私のオシッコ!?)



 シーツの表面に広がっている液体の正体に、ルーザは思わず目を疑ってしまう。
 下半身全体を浸すように広がっている薄黄色い染みなど、どう考えてもオシッコ以外に考えられそうになかった……どうやら悪夢にうなされているうちに、おねしょをしでかしてしまったらしい。
 ほんの少し腰をくねらせただけで、下着の内側に溜まっていたはしたない滴が止め処なく滴ってくる。
 思いも寄らない事態を目の当たりにさせられて、つい焦らずにいられない。
 すでに思春期も迎えている身なのに、まるで赤ちゃんのような真似事を引き起こしてしまうなど、あまりに考えられない事態だった……

「や、やだっ! どうして、こんな年になってオネショなんて……!?」
ワナワナワナッ……

 眠っているうちに粗相を引き起こした事実に、ルーザはすっかり弱り果てていた。
 とっさにベッドから腰を持ち上げた後も、ひとりでに身震いを引き起こしてしまう……股間やお尻だけでなく、太股や背中の辺りまで不潔な液体によって浸ってしまっていたのだ。
 おかしな拍子にしでかしてしまった粗相をどう取り繕えばいいのか、つい思い悩まずにいられない。
 まるで小さな頃のように寝ている間に小便を垂れてしまうような悪癖など、さすがに自分でも驚かずにいられなかった。

「うぅん……おはよう、ルーザ。もう起きちゃってたの?」
モゾモゾモゾッ。

 耳元に飛び込んできた誰かの声に気づいて、リリムがそっとベッドから身を起こす。
 眠い目を擦りながら周囲を見渡すと、何故かルーザがベッドから起き上がっていたのだ……普段から起きるのも一番遅いはずの彼女が、もう目を覚ましていたのが物珍しくてたまらない。
 ベッドの上で身をこわばらせたまま少しも動こうとしない様子が気になって、そっと言葉を投げ掛ける。

「り、リリム……きゃんっ! こんなはしたない格好なんて、お願いだから見ないでぇ……!?」
ジュクジュクジュクッ。

 いきなり近づいてきたリリムの様子に慌てるあまり、ルーザは悲鳴を撒き散らさずにいられなかった。
 仲間達に気づかれないうちに粗相の後始末をするつもりでいたのに、まさかリリムに感づかれてしまうなど思いもしなかった……様子を窺ってきたリリムの様子に、つい気を取られずにいられない。
 とっさに両手を広げてシーツを押さえ込んだ後も、濡れ尽くした下半身や薄黄色い水溜まりだけは到底誤魔化せそうになかった。
 おかしな気まずさに苛まれるうちに、ついにはリリムから顔を背けてしまうのだ。

「あら大変。もしかしてルーザってば、オネショしちゃったの? すぐ片づけなきゃ染みになっちゃう……すみません、ちょっと手伝ってもらいたいので、誰か来てもらえませんか?」

 ずっと俯いてばかりいるルーザに、リリムはそっと話を続ける。
 シーツに広がっているオシッコの跡に気づいて、すぐ後始末の準備に取り掛かることにしたのだ。
 ドアを開けると宿屋の主人を呼びつけて、道具を用意してもらいたいと頼み込む。
 あまりルーザを恥ずかしい目に遭わせても可哀想なので、シーツに染みが残らないうちに何とかして後片づけを済ませなければいけなかった。

「ご、ごめんね。私のせいで、みんなに迷惑なんて掛けちゃって……」
モジモジモジッ……

 朝早くから動き回っているリリムの様子を見つめながら、ルーザはそっと言葉を洩らす。
 気づかぬ間に引き起こした粗相のせいで、まさかリリムの手を煩わせてしまうなどさすがに思いもしなかった。
 恐る恐るリリムに謝っている間も、つい思い悩まずにいられない……決して知られたくなかった失態を、寄りにも寄って仲間達のいる前で演じてしまっていたのだ。
 魔物との戦闘中だけでなく、まさか二度も人前で失禁をしでかしてしまうなどあまりに考えられない事態だった。

「そんなに気にしないで、あと少しで片づくから……ほら、ツバキも手伝って?」
「ちょ、ちょっと待ってて……あうぅっ!?」
ヒクヒクヒクッ……

 恥ずかしがっているルーザを気遣いながら、リリムは着々と粗相の後始末に取り掛かっていく。
 薄黄色い染みが広がったシーツをベッドから引き嵌がすと、ルーザの下半身からオシッコを丹念に拭い取る。
 リリムとともに後片づけをしている間も、ツバキはひとりでに腰をくねらせてしまう。
 まだ作業も終わっていないのに、別のことに段々と気を取られていたのだ。

ギチギチギチィッ……
(どうしよう、お股の辺りで何かが揺れ動いてきちゃって……この膨らんでる部分、一体どうなっちゃってるの!?)

 下半身から押し寄せてくる感触に、ツバキは呆気に取られてしまう。
 朝に目覚めた時から、何故か股間の一部が異様に膨らんでいたのだ……タイツの上からしっかりと盛り上がっている部分の様子に、つい戸惑わずにいられない。
 ほんの少し脚を持ち上げただけで、痺れるような感覚が下半身を駆け巡ってくる。
 おかしな格好を二人に見られないよう、腰を引いているだけで精一杯だったのだ……

ムギュッ。
「……ひぃっ!?」

 下半身の状態を確かめようとした途端、ツバキはすぐに悲鳴を洩らしてしまう。
 二人に見つからないよう物陰に隠れて両手で股間を押さえ込んだ瞬間、言い表しようのない感触が一気に走り抜けてきたのだ。
 全身をくすぐるような感覚に、つい戸惑わずにいられない。
 とっさに手を離した後も、おかしな余韻が先端に響いてきて、下半身全体を揺り動かしてしまうのだ……

ミシミシミシィッ。
(こんなに堅いのが、お股から生えちゃってるみたいだけど……これ本当に、私の身体の一部なの……!?)



 先ほど手に触れた部分の感触に、ツバキは思わず頭を捻ってしまう。
 昨日までなかった器官が何故か下半身から生えていて、堅くなったまま熱まで帯びていたのだ。
 あまりに異様な状態へと変わり果ててしまった下半身の状態に、つい茫然とせずにいられない。
 身体の一部分が何かに支配されているような、妙な感覚に襲われてしまうのだ……

「もう、ツバキってば。このままじゃいつまで経っても後片づけが終わらないじゃない……もしかして、まだ寝ぼけちゃってるの?」

 ツバキのおかしな様子に気づいて、リリムがすぐに注意を呼び掛ける。
 まだ粗相の後始末も済んでいないのに、なかなか自分から動こうとしない様子がさっきから気になっていたのだ。
 ルーザのオシッコが染み込んだシーツの洗濯がまだ残っていたので、すぐ持ち運ぶようツバキに頼み込む。

「ちゃ、ちゃんと起きてるから別に気にしないで……くうぅっ!」
モゾモゾモゾッ、フルフルフルッ……

 リリムに言われるまま慌てて作業を続けている間も、ツバキはさらに思い悩んでしまう。
 下半身に引き起こされた異変の正体すら分からない中、おかしな格好を取り繕いながら後片づけを手伝わなければいけなかったのだ。
 脚を持ち上げるたびに何かが下着の内側で揺れ動いてきて、とにかく歩き辛くてたまらなかった。
 少しでも気を紛らわせなければいけないのに、異様に盛り上がっている器官の存在を否応なく意識させられてしまうのだ……

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