「姉妹ヒロイン魔改造」第2話をお送りします…

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「姉妹ヒロイン魔改造」発売しました。全18話あります。
「おはよう、みんなっ!」

 教室に入るとすぐに、藍夢はクラスメート達へと挨拶を交わす。
 篭浦区で勃発している異変を解決する目的と標的に狙われやすい彼女達を守るため、聖カッヴィア女学院の女生徒として振る舞っていたのだ。
 声を掛けた途端、視線が一手に集まってきたので、つい気を取られずにいられない。

「おはようございます、雨塚さん」
「今日の一時間目は音楽だから、ホームルームも音楽室で済ませるみたいなの。一緒に行きましょう?」

 元気良く挨拶する藍夢へと、クラスメート達は気兼ねなく言葉を交わす。
 教科書や筆箱などを携えたまま、一緒に音楽室へ向かおうと誘い出す。
 転校して間もない彼女が音楽室への道のりを迷わないよう、何気なく気遣うつもりでいたのだ。

「あ、ありがとう。すぐ準備するから、ちょっと待ってて……」
ゴソゴソゴソッ。

 クラスメート達へと返事を返しながら、藍夢はすぐに身支度を調える。
 鞄から教科書などを取り出す間も、待っている彼女達の視線を意識させられて、つい照れくさくてたまらない。
 新しい環境に未だ慣れない中、一種の新鮮さを感じ取っていたのだ。

(まだ二、三日しか経ってないけど、こんなに学校での生活が楽しいなんて思わなかったな。みんなも優しくしてくれるし、放課後までずっと一緒にいられるんだもん……)

 同年代の少女達と会話をする間も、藍夢はひとりでについ胸を弾ませていた。
 制服に身を包みながら、みんなで一緒に授業を受けたり、放課後まで同じ教室で過ごす……今まで体験したこともない出来事の数々が、とにかく嬉しくてたまらなかった。
 転入して数日間しか経ってないにもかかわらず、積極的にクラスメート達へ話しかけるうちに、段々と教室の雰囲気に馴染んでいたのだ。
 たとえ任務のためとは言え、年頃の女の子らしい振る舞いができるのを実感せずにいられない……

      *      *      *      *      *      *

キーンコーンカーンコーン……
「……そう言えば雨塚さん、どこの部活にも入ってなかったのよね?」
「もし気が向いたら、うちの新体操部でも覗いてみない? 運動神経も良さそうだから、もしかして素質あるかも。きっとすぐ選手になれるはずだって!」

 放課後になったので帰り支度をしていた矢先、クラスメート達が不意に藍夢へと質問を始める。
 藍夢がどこの部にも所属していなかったのに気づいて、自分達の部活動を覗きに来て欲しいと頼み込む。

「ごめんね、みんなの気持ちは嬉しいんだけど……大切な用事があって、部活をやってる暇がないんだ。それじゃまた明日ね?」

 クラスメート達の思わぬ誘いに戸惑いながら、藍夢はそっと返事を返す。
 すでに先約があるので、どうしても部活には出られそうにないと断っていたのだ。
 彼女達と別れる間も、続々と部活動へ向かう様子を見つめながら、つい切ない気持ちへと苛まれてしまう。

(部活に誘ってもらえるなんて思わなかったな。せっかくの誘いを断っちゃったのは残念だけど……みんなを守るためだもん。ちょっと残念だったけど、ちゃんと任務をこなさなくっちゃ!)

 クラスメート達と別れた後、藍夢はこれから大切な任務へと取り掛かる。
 いつ学園の生徒達が触手に狙われるかも分からないので、これから校舎内の見回りを始めなければいけなかったのだ。
 彼女達が無事に部活動をこなせるよう、精一杯努めようと思いながら、物静かな廊下へと脚を向ける。

(学校の中、本当に広いから迷っちゃいそう。一日で全部は回り切れそうにないけど……さすがに、こんな所にまで触手は現れたりしないわよね?)

 延々と廊下を歩く間も、藍夢は周囲の様子を振り返らずにいられない。
 ミッション系で有名な学園の校舎が、ここまで広いなど思いもしなかった。
 見回りも兼ねて校舎の構造を探る間も、どこまでも続いていそうな通路に翻弄させられるあまり、いつ迷子になってしまうかと心配せずにいられない。

「い、嫌ぁっ!?」
「やだ、何でこんな気味の悪い生き物がいるのよ……ひうぅんっ!?」
グニュルグニュルグニュル、ギシギシギシッ。

 宛てもなく校舎内を歩き続けていた矢先、不意に誰かの悲鳴が耳に飛び込んでくる。
 声のする方を振り向くと、何と中庭から次々と触手が生え伸びてきて、たまたま傍にいた女生徒の手足を絡め取っていたのだ。
 薄気味悪い生物から何としても逃げ出さなければいけないのに、どんなに身体を引っ張っても、きつく縛り上げられた腕を少しも引き抜けそうになかった。

「ど、どうして学校の中にまで……触手がこんなに生えてきちゃってるの!?」

 思いも寄らない状況に、藍夢は思わずうろたえてしまう。
 まさか外だけでなく、学園の中庭にも触手が姿を見せるなど思いもしなかった。
 触手によって身体を持ち上げられるまま、段々と宙吊りになる女生徒の姿を遠くから見つめる間も、つい慌てずにいられない。

(報告になかったはずなのに、まさか学園の中にも蔓延ってたなんて! もしかして、お姉ちゃんも呼んだ方が良いかな……でも先生のお仕事を頑張ってる途中で邪魔しちゃ悪いし、早くしないとあの子達がひどい目に遭っちゃうよね?)

 すぐ女生徒を助けに向かいたい反面、藍夢は迷っていた。
 今までの任務に当たっていた時もずっと行動をともにしていた琴香のいない状態で、これから触手に立ち向かわなければいけないのだ。
 教師としての業務を抱えている琴香の手を本当に煩わせてしまっても良いのか、つい考えずにいられない。

「ニンフ・アズライト。着身完了!」



 ほんの少しだけ思い悩んだ後、藍夢は戦闘準備へと取り掛かる。
 バングルを操作すると、着込んでいた制服を次々と脱ぎ去って裸体をさらけ出す代わりに、用意されたコスチュームへと一瞬で身を包む。
 コスチュームとともに出現したソーサーを握り締めたまま、しっかりと身構えてみせる。
 琴香に手間を掛けさせないため、一人っきりで触手を退治するつもりでいたのだ。

「すぐにやっつけるから、ちょっとだけおとなしくしててね……てぃっ!」
ビュンッ……ズバッ!

 しっかりと身構えたまま、藍夢は触手退治へと向かい出す。
 捉えられている女生徒を救出するため、握り締めていたソーサーを触手の根元へと振り下ろす。
 光り輝く刃の部分によって胴体部分を切り裂いた後、女生徒を抱きかかえたまま一気に遠ざかる。

「これで一安心ね……後は私が何とかするから、すぐにここから離れるのよ?」

 中庭の片隅に辿り着いた後、藍夢は掴まっていた女生徒にそっと声を掛ける。
 何とか一人だけで彼女を救い出せたので、弱っているうちに触手を駆除するつもりでいたのだ。
 触手から襲われないうちに、校舎の奥まで避難するよう言い放つ。

「は、はい。ありがとうございます……」
「とりあえず、校舎の中なら安全だよね……邪魔にならないうちに、一緒に行こう?」
タッタッタッタッ……

 藍夢に言われるまま、女生徒は中庭から立ち去っていた。
 派手なコスチュームを身に着けた藍夢の姿に戸惑う間も、先ほどまで絡まれていた触手が蠢く様子が目に飛び込んできて、つい焦らずにいられない。
 脚の震えを堪えながら、校舎の奥へと引っ込むだけで精一杯だったのだ。

(あの子達もちゃんと逃げたみたいね。こんな場所じゃ、もし別の誰かが通り掛かっても大変だし……一人っきりでも、ちゃんと触手を退治してみせるんだから!)

 段々と遠ざかる女生徒の背中を、藍夢はそっと見届ける。
 非常事態とは言え、琴香の手を借りずに何とか彼女達を救出できたので、引き続けて触手を駆除するつもりでいたのだ。
 校舎の出入り口に佇んだまま、彼女達が襲われないよう身構える間も、つい背筋を張り詰めずにいられない……

「すぐに片づけてあげるから、どこからでもかかってらっしゃい……きゃぁっ!?」
シュルシュルシュルッ、ギュリッ!

 残っていた触手を退治しようとした矢先、藍夢は思いも寄らない窮地に立たされる。
 断面を揺らしている触手に狙いを定めた途端、攻撃をものの見事に阻まれていたのだ。
 いきなり片方の腕を持ち上げられるまま、おかしな方向に引っ張られてしまい、あっけなく身動きを封じられてしまう。

(こんな所にも触手が隠れてたなんて、いくら何でも卑怯じゃない! 腕を掴まれたままじゃ、ソーサーだって振り回せないのに……!)

 手首に絡みついてくる触手の存在に、藍夢はすっかり驚かされていた。
 中庭の様子を警戒している隙に、どうやら物陰に潜んでいた触手に距離を詰められていたらしい……あまりに狡猾な触手の行動に、ついうろたえずにいられない。
 反撃するどころか、腕を縛っている部分を切り裂くことすらできない事態を否応なく思い知らされる……

「お、お願いだから。腕から離れてってばぁ……!」
ギチギチギチッ……



 何としても触手から抜け出そうと、藍夢は様々な方向に身を捩らせる。
 いくら女生徒を救ったとしても、代わりに自分が囚われる羽目になるなど考えられない事態だった。
 必死の思いでもがき続けているはずなのに、少しも振り解けないどころか、しつこく纏わりついてくる触手の様子に焦らずにいられない。

ミシミシミシッ。
(どうして、こんなにしつこく絡んできちゃうのよ。もしかしてさっきの子達を逃がした代わりに、今度は私を掴まえちゃうつもりなの……!?)

 着々と押し寄せる触手の様子を目の当たりにさせられて、藍夢はますます余裕を失ってしまう。
 何度も肩を振り回しているはずなのに、まるで自分の動きを封じ込めようと、さらに肌へ食い込んでくるのだ。
 両手だけでなく両脚にも絡みつく、おぞましい触手の思惑を意識せずにいられない。

「う、うぐぅっ……かはっ、あがぁっ!」
ギリギリギリッ、グイッ。

 全身を取り押さえられた後、藍夢は重苦しい声を洩らしてしまう。
 まともに身動きが取れないのを良いことに、触手がさらなる行為を仕向けてきたのだ。
 四肢に激痛が走るたびに、つい呻かずにいられない……

(どうしよう、脚をこれ以上引っ張られちゃったらお股が裂けちゃうよぉ! もしかして、この触手達……このまま私の手足をちぎっちゃうつもりなの!?)

 まるで全身を縛り上げるような触手の素振りに、藍夢はさらに焦り出してしまう。
 手足にしっかりと絡みついた後、おかしな方向へと引っ張ってきたのだ……間接を痛めつけられるたびにあまりに苦しくてたまらない。
 人間の弱点ばかりを執拗に狙ってくる様子から、もしかしたら触手に知能でも持っているかもしれないと痛感させられるほど、着々と気持ちを追いやられていたのだ。

「も、もういい加減離れてって言ってるでしょ! それ以上は本当にダメなのに……お、おぐうぅっ!?」
ギリギリギリッ……



 両脚へと走る神経に、藍夢はあっけなく意識を奪われてしまう。
 まともに身動きが取れないのを良いことに、両脚をおかしな方向へと曲げられていたのだ……今にも股が引きちぎれそうなほどの強烈な痛みが押し寄せるたびに、つい悲鳴を洩らさずにいられない。
 股が裂けないよう気を配りながら、必死に両脚へ力を込めているはずなのに、股関節をこじ開けられるたびに、ひとりでに太股が震え上がってしまう。
 触手のいいように四肢を引っ張られるうちに、身体を壊されるような錯覚にも苛まれていたのだ……

「そ、そんな方向に曲げないで。このままじゃ本当に身体が持たなくなっちゃう……は、はぐうぅんっ!?」
ガクガクガクッ、プシャアアアァァァ……



 圧倒的な力を思い知らされるうちに、藍夢はとんでもない現象を引き起こしてしまう。
 耐え難い痛みが下半身へと一気に駆け抜けるのと同時に、身体の内側から続々と液体が噴き出してきたのだ。
 レオタードやホットパンツの内側に次々と広がってくる、生温かい感触を意識せずにいられない。
 触手の思うままに下半身を捻じ曲げられた挙げ句、ついに身体が限界を迎えてしまったのだ……

チョボチョボチョボッ、グシュグシュグシュッ。
(どうしよう、お股が勝手に緩んじゃって……どんどんオシッコが出てきちゃってるよぉ!?)

 股間から次々と溢れ出るオシッコの勢いに、藍夢はすっかり意識を奪われていた。
 触手に両脚を引っ張られるまま強引に股を裂かれて、ついには失禁を引き起こしてしまったのだ。
 あまりに考えられない拍子にしでかした粗相など、あまりに困惑せずにいられない。
 まさか触手に捉えられるだけでなく、身体を壊されるような羽目になるなど思いもしなかったのだ……まるで拷問のような触手の責めによって、ものの見事に打ち負かされた下半身の状態をありありと思い知らされる。

「や、ヤダっ! お願いだから止まってってばぁ……あうぅっ!?」
ピチャピチャピチャッ、チョロチョロチョロッ……

 しでかした失禁を恥じらう間も、藍夢はなかなか排尿の勢いを止められそうになかった。
 思いっ切り広げられた両脚が震え上がるのに任せて腰が小刻みに揺れ動いて、大事な部分が緩んだまま、体内に溜まっていた液体を次々と零してしまうのだ。
 股間やお尻の辺りに這い回る、生温かい液体の感触を身に受けるたびに、自らの情けなさを思い知らされずにいられない。
 はしたなく濡れ尽くす下半身など一刻も早く取り繕わなければいけないのに、肌にしつこく食い込む触手から手足を引き抜くどころか、押し広げられた股を閉ざすことすらできそうにないのだ。

ジュワジュワジュワッ、タプタプタプッ……
(こんなの、いくら何でもあんまりだよ。ただでさえ痛くてたまらないのに、オシッコを漏らしちゃうまで強引に股を広げられちゃうなんて……!)

 はしたない排尿を延々と繰り広げながら、藍夢は思わず言葉を失ってしまう。
 まさか触手に捉えられるまま、玩具のように扱われてしまうなど思いもしなかったのだ……気づいたら下半身が悲鳴を上げた挙げ句、失禁まで引き起こしてしまうなど、あまりに恥ずかしくてたまらない。
 本当なら駆除すべき相手にあっけなく返り討ちにあってしまった状況を未だ認められずにいる間も、まるで現実を叩きつけるかのように、身体の奥底から続々とオシッコが垂れ落ちてくる。
 はしたない液体が肌の表面を這い回りながらお尻の方へと溜まっていくたびに、ますます気持ちが震え上がってしまうのだ……

「お、おぐぅっ……ひうぅんっ!?」
ポタポタポタッ、グシュグシュグシュッ。

 すべてのオシッコを出し尽くした後も、藍夢は少しも身動きを取れそうになかった。
 緩んだ股間をまともに引き締められないほど、すでに下半身が痛めつけられた後なのに、触手が手足に絡みついたまま少しも離れようとしないのだ。
 何度も身を捩らせているはずなのに、少しも触手から逃げられない状況を思い知らされて、思わず背筋を震わせてしまう。
 未だに激しい痛みが下半身へと押し寄せる中、まともな反撃すらできないうちにどんな目に遭わされてしまうかと困惑せずにいられない。

「はぁっ、はぁっ、はぁっ……きゃうぅんっ!?」
ガサッ!

 耐え難い恐怖へと苛まれていた矢先、藍夢はおかしな状況へと追いやられてしまう。
 両脚を引っ張り上げるまま身体を宙へと持ち上げられたかと思えば、思いっ切り地面へと放り投げられていたのだ。
 ずっと縛られていた手足が解き放たれるのと引き替えに押し寄せる、全身を叩きつける痛みについ悲鳴を張り上げずにいられない。
 たとえ訓練を積んだ身でも、数メートルも高い場所から落下した衝撃など、さすがに身体が持ち堪えられそうにないのだ。

「うっ、くうぅっ……!」
ガクガクガクッ……

 思いもしない拍子に触手から逃げ出した後も、藍夢はまともに体勢を整えられそうになかった。
 その場に倒れ込んだまま、弱々しい声を洩らしてしまう。
 やっとの思いで上半身だけを起こした後も、つい身を縮めずにいられない。
 いつ触手が襲い掛かってくるかも分からないのに、握り締めたソーサーを振り回すどころか、少しも身構えられそうにないのだ。

(何とか触手から逃げ出せたみたいだけど……こんな脚じゃ立ち上がれそうにないし、一体どうしたら良いのよぉ!?)

 気づいたら陥った窮地のせいで、藍夢はあっけなく気持ちを揺さぶられてしまう。
 少しも身動きが取れそうにない中、触手の束が目の前でうねり続けていたのだ……まるで挑発するような蠢き方を前にしながら、つい背筋をこわばらせずにいられない。
 とんでもない形で触手の力強さを思い知った後、もし再び捉えられてしまえば、今度こそ身体を引きちぎられてしまうかも分からなかった。
 すぐに距離を離さなければいけない中、ひとりでに震え上がる両脚を持ち上げるどころか、開きっ放しの股を閉ざすことすらできそうにないのだ……

ヌニュルヌニュルヌニュッ……
「……えっ? い、一体どこに行くつもりなのよ……!?」

 恐る恐る触手の様子を窺っていた矢先、藍夢はあっけなく視線を奪われてしまう。
 先ほどまで襲い掛かっていた触手が徐々に地面へと引っ込んだかと思えば、みるみるうちに目の前から消え失せていたのだ。
 穴が空いている地面を見つめながら、つい慌てずにいられない。
 いつ危険な目に遭わされるかもしれないとすら思っていたはずなのに、まさか触手の方から消滅するなど、さすがに思いもしなかったのだ。

(おかしな目に遭わなくて済んだみたいだけど……どうして、触手の方から勝手にいなくなっちゃったの?)

 平穏を取り戻した中庭へと腰を下ろしたまま、藍夢は何度も周囲を振り向いていた。
 物静かになった後も、本当に触手がいなくなったかと気にせずにいられない……もしかしたら先ほどのように、物陰から襲い掛かってくるかもしれないのだ。
 本当に触手がどこかから襲い掛かってこないのか、つい不安でたまらなかった。
 何とか危機から脱したようだと気づいて、すっかり呆気に取られていたのだ……

「あ、あの。もう大丈夫ですか……きゃんっ!?」

 地面へと倒れたままなかなか立ち上がろうとしない藍夢へと、不意に女生徒が放し掛けてくる。
 変身した藍夢が立ち向かってから十数分後、恐る恐る中庭の様子を振り向くと触手がいなくなっていたので、とっさに藍夢の元へと駆けつけていたのだ。
 藍夢へと話しかけながら様子を窺っていた矢先、思わず悲鳴を張り上げてしまう。
 不意に視界へ飛び込んできた下半身の状態に気づいて、つい驚かずにいられない。

「や、やだっ。どうして戻ってきちゃったの? お願いだから、こんな格好なんて見ないで……くうぅっ!?」
ヒクヒクヒクッ……

 いきなり近づいてきた女生徒の姿に、藍夢は思わずうろたえてしまう。
 やっとの思いで危機から脱したばかりなのに、はしたない格好などを見られてしまうなど思いもしなかった……地面に放り投げられた格好のまま、オシッコの滴が張りつく下半身を未だ取り繕えそうになかったのだ。
 とっさに腰を引こうとした矢先、お尻全体を浸している液体の感覚をありありと思い知らされる。
 垂れ流したオシッコによって濡れ尽くした下半身をどう思われてしまったのか、彼女から向けられた反応によって嫌と言うほど痛感させられていたのだ。

ジュクジュクジュクッ、ポタポタポタッ。
(どうしよう、まさかあの子が残ってたなんて。こんな情けない格好、絶対に誰にも見られたくなかったのに……脚だって持ち上げられないのに、一体どうすればいいのよぉ!?)

 あまりに情けない自分自身を思い知らされて、藍夢はすっかり言葉を失ってしまう。
 触手のいいように弄ばれるまま粗相をしでかすだけでもあり得ないのに、惨めな姿を人目に晒してしまったのだ……腰を捩らせるたびに、ホットパンツの裾から垂れ落ちる滴の様子を意識せずにいられない。
 触手を相手に敗れ去った後、これ以上恥ずかしい思いなどしたくないのに、広げたまま投げ出している脚を少しも持ち上げられそうになかった。
 未だに横目で下半身を覗き込んでくる女生徒の様子を意識するたびに、ますます胸の奥底を揺さぶられてしまうのだ……

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