『一級おもらしフラグ建築士』心依編 第1-04話をお送りします。
「傍まで近づく」を選んだ場合の続きになります…



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「心依、大丈夫か? もしかして調子も悪いのか……?」

 心依の様子が気になるあまり、ボクはそっと寄り添っていた。
 そっと集団から抜け出しながら、さりげなく心依の元へと駆け寄って、一緒に並んで走りながら様子を確かめる。
 マラソンを続ける間も辛そうな表情を浮かべる、心依の様子が心配なあまり、これ以上見過ごせそうにないのだ。

「せ、先輩……ありがとう、ございます……」
フラフラフラッ。

 ボクにお礼を返す間も、心依はおかしな素振りを見せ始める。
 頬を震わせながら、すっかり焦ったような表情を浮かべていたのだ。
 尿意を抱え込んだまま走り込みを続けるうちに、どれだけ余裕を失ったのかをありありと思い知らされる。
 すっかり状況が追い詰められているのに、無理を押して気遣いを見せようとする様子に、どうしても関心を寄せずにいられない。

(このまま心依を放っておくのも可哀想だから……練習の間も一緒にいた方がいいよな?)

 他の部員達には悪いと思いながら、ボクは心依と一緒に走ることにした。
 走る間も身悶えを引き起こしながら、ついには集団から後れを取ってしまった心依の様子を傍で見届けたかったのだ。
 先輩として、練習中に苦しむ後輩を放っておけそうにないし、何よりも抱え込んでいる尿意を、いつまで持ち堪えられるかが心配だった……何よりも窮地に陥った心依がどんな姿を拝ませてくれるか、おかしな期待を込めずにいられない。

「はぁっ、はぁっ、はぁっ……ひうぅんっ!」
ヒクヒクヒクッ……

 集団から遅れるのも構わず、一緒にペースを合わせながらマラソン練習を続ける間も、心依はすっかり落ち着きを失ってしまう。
 外周から校庭へと引き返した後、自然と校舎の方へと視線を向ける……どうやら抱え込んだ尿意を堪えたまま走り続けるうちに、トイレが恋しくてたまらないようだ。
 段々と校舎から遠ざかる間も、ずっと視線を向けながら、それでも自分からは用を足したいとは決して訴えようとしない。
 ぎこちない素振りをすでに止められない状況にも見舞われながら、それでもボクがいる前だと恥ずかしいのか、どうしても尿意を打ち明けられないようだ。
 たまに視線を泳がせながら、顔を赤らめる素振りから、女の子らしさをありありと思い知らされる。

(心依ったら、もう本当はトイレに行きたくて仕方ないはずなのに……)

 おかしな素振りを見せる心依の様子に、ボクは自然と気持ちが惹き込まれてしまう。
 尿意を我慢しながら、懸命に走り続ける心依の姿に、すっかり関心を抱いていたのだ。
 苦しい状況に追い詰められているはずなのに、人前でどうしても尿意を打ち明けられずに困っている心依の表情から、どうしても視線を離せそうにない。
 小さな身体を震わせながら、どれくらいまで尿意を持ち堪えられるか、おかしな期待を募らせてしまう……

「……ほら、あと少しで走り込みも終わるから。ちゃんと最後まで頑張ろうな?」

 胸に秘めた、おかしな気持ちを誤魔化すために、ボクは心依へと話しかける。
 窮地に陥った心依をどうしても逃がしたくない一方、あくまでも表面上は先輩らしく振る舞わないといけないのだ。
 体調を崩しているかもしれないと踏まえた上で、傍で走っている心依を心配してみせる。
 あと少しでマラソン練習が終わる中、最後まで心依の様子を見届けるつもりでいたのだ……小さな肩を震わせる様子や、無理に持ち上げた太股に立っている鳥肌、何よりも切羽詰まった表情を眺めるだけで、ますます夢中にさせられてしまう。

      *      *      *      *      *      *

「それじゃあ走り込みも終わったし、そろそろミーティングでも開こうか」

 心依とともに校庭へ戻ると、すでに他の部員達が待ち構えていた……どうやらマラソン練習を切り上げるつもりらしい。
 明らかに後れを取っていた自分達へと向けられる視線のせいで、おかしな気まずさに駆られる中、部長がミーティングを始めようと口にする。
 部長の言葉を受けて、部員達が次々と部室の前へと集まり出す中、ボクも心依を引き連れながら向かい出す。

「……そう言えば今日は、どうして二人が遅れたんだ? いくら練習とは言っても、さすがにだらしないぞ?」

 繰り広げられたミーティングの中で、部長がとんでもない言葉を切り出す。
 明らかに走るペースが遅れていた自分達を、不意に名指しして呼びつけたのだ。
 他の部員達も続々と振り向きながら、ボクと心依の様子を睨みつけてくる。
 いつのまに集団から抜け出した自分達の行動を、きっと疑っているに違いない。
 心依が弱っているのも知らず、厳しい態度を少しも崩そうとしない。 

「あ、あの……ホントにごめんなさい。あうぅっ……」
フルフルフルッ……

 背筋を張り詰めたまま、心依はすっかり困り果てていた。
 まさかマラソン練習の時に集団から後れたせいで、部長から注意されるなど思わなかったらしい。
 部員達の注目が集まる中、その場に立ち尽くしたまま両脚を震わせている……どうやら走り込みが終わった後も、抱え込んだ尿意に苦しめられているようだ。
 どうしてマラソン練習の間に集団から後れてしまったのか、部員達の前でどう説明をすれば良いかを思い悩んで、あっけなく言葉を詰まらせてしまう……

(困ったなぁ……このままだと心依が、大変な目に遭ってしまうかもしれないな……)

 間近で心依の様子を確かめながら、ボクもおかしな緊張に駆られてしまう。
 心依はどうやら、抱え込んだ尿意を人前で打ち明けられないらしく、マラソン練習で遅れた理由を、他の部員達がいる前では説明できそうにないみたいだ。
 その場に立ち尽くしたまま、周りにいる部員達から注目されて困っている心依の様子を気にせずにいられない……

背中を押す」「後ろに匿う



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