2009年11月22日

成年コミック界の闇と貧困問題を語る

kakiwake
http://mixi.jp/view_event.pl?id=48062975&comment_count=32&comm_id=29568

というイベントがやっていたので
会場も近いし
同人誌作業のモチベーションが上がるかな~
と思い出向いてみる。
場所は大久保にあるネイキッドロフトなる場所。
ロフトプラスワンみたいな場所?
と思ってみたが
中はさほど広くなく、三十人も入ればもう満席という感じ。
そして開場の12時ちょっとすぎに着くと
もうすでにほぼ満席状態。
これ、みんなエロ漫画関連の方々なんだろうなあ
と思いながら眺めていると
たまたま最前列の席が一つ空いてたので
これ幸いと陣取ることにする。


座ってドリンクなどをすすっていると
まだトークショーが始まってもないのに
ZERRY藤尾さんが立ち話で熱く語られてらっしゃったり。

十二時半トーク開始。
主催の浦嶋嶺至さんが
ここ二十年で無くなったエロ漫画家さんを
色々と絵つきで紹介。
みなさんの死因を要約すると
『原稿が終わったあと油断するな』
という感じでしょうか。
原稿が終わったあと寝ちゃって心臓麻痺したり
ドライブに出かけて事故ったり
というケースが多いらしいです。
若くして亡くなられた方が多いなあ
としみじみ思わされる。

次に業界のギャラの話。
この業界の原稿料がとても安すぎるという話。
自分がデビューした二十年前と今とで
新人の原稿料が
ほとんど変わらないというのはどういうこと?
物価上昇してるよね?
と浦嶋さんが話す。
さらに、今のエロ漫画は昔と比べて編集側の要求が高くなっていて
トーン代が馬鹿にならないというか
本当にそれを抜きにしては語れないレベルで消費される…
当然、アシスタント代も比例して上昇し
その食費などで経費が馬鹿にかかる。
これではP一万円でもやっていけるものではない
と語る。

さらには、表紙の話になり
表紙のロゴなどを作るデザイナーは、デザイナーの相場があるため
十万相当を出版社が支払っている。
ところが、表紙の絵を描いた作家さんはカラーの原稿料程度しかもらえない…
また同じ絵を描いても
イラストレーターという肩書きがついていると
イラストレーター相場というものがあるので
なぜか原稿料が跳ね上がる
などというお話。


第二部は永山薫さんの話。
雑誌自体がそもそも赤字覚悟でやっていることと
今はすでに単行本でも雑誌の赤字が回収できない状態なので
とても原稿料を上げることはできないことになっている――
というところからはじまって
今の出版業界がどれだけピンチになっているかということ
携帯漫画が急速に伸びてきているということ
携帯漫画に特化した作家というのが求められるのではないか?
というあたりはちょっと面白かったです。
紙媒体はこれからどんどん厳しくなっていくだろう。
今の雑誌がになっている役割、
新人の育つ場所などは同人誌が担っていくことになるのではないか
といった業界の話をされる。

のち、ZERRYさんが
「少年がエロ漫画を読まずしてどうするか!」などと
熱く語られたり。


他にも、皆さんで
あの時代は初版何部刷られた…
あの会社は予算があったからこのくらいの原稿料をくれた
あの時このくらいの借金があった
成年誌と一般紙のカラー原稿料はこんくらい違う
なんかものすごいメジャーな雑誌がヤバいらしい
某誌はグラビアを載せないので原稿料が多めに支払われる
あそこの雑誌は作品が誌風にどうしても縛られるので
編集が自由に雑誌が作れないと苦しんでいるらしい
「漫画に興味が無い人?
○○ッ○○○ッ○に○○○○を買うような人達の事ですよ!」
などという生の話題で
色々盛り上がったり。
生すぎてここには書けないですが。


以上がレポートです。

私としては個人的に色々と思うところがあり
全面的に賛同できるところばかりではありませんでしたが
いちエロ漫画好きとして面白い話が色々聞けましたし
特に携帯コンテンツの話に関しては
DL販売のデジタル同人と通じるものがあるなぁ
と参考になりました。
イベントでございました。

画像は某所の自作絵祭りで描いた物
ひさびさに盛り上がってて楽しかった。

RG07518 at 23:25│Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

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