※この話はCG無しです

「俺はどっちとも別れない!」

一馬の言葉に優子と広美の目が点になる

Qどっちが本当の恋人か選んで下さい
Aどっちとも別れません

二人がどういう意味か頭を悩ませている一方、一馬はついに言い切ったと晴れ晴れした顔をしている
その一馬の態度にイラっとしたのは広美だった

「何わけの分からない事言って清々した顔してんだお前は!」

怒鳴り声と同時に一馬の頬に広美のビンタが飛ぶ

「私達はどっちか選べって言ったんだ!いいか?二つに一つを選べって言ったんだぞ?どういう事か子供でも分かるだろ?何でそんなふざけた答えが出るんだ?あぁん?」
「い、いや、だから・・・俺二人とも愛してるからどっちかとか無理って事で」

「ひ、ひどい一馬君!私に黙って先生とそんな深い仲になってたのね!ひどいよ!」
「あ、あぁそれは本当悪かった、でも優子への愛は今までと全然変わらないからさ!」

「何都合のイイ事言ってんだ貴様!」

再び飛んでくる広美のビンタ
一馬の頬が手形を残して紅く染まっている
しかし一馬の主張は変わらない

腹をくくったのは優子や広美だけではない
一馬もようやく覚悟を決めたのだった

かつて広美との関係を終わらそうとした時、自分の姿と重なったのは母親静子を捨てた父親の姿
あの男と同じようにはなりたくないと思いながら生きてきた一馬が、広美を捨てたなら父親と何も変わらない

それなら不道徳の道を歩もうとも二人を愛しぬくのが父親と決別する道だと、一馬は自分なりに答えを導き出した
この決断に広美と優子が愛想をつかして別れるというのならそれを受け入れる覚悟もある

「・・・という訳なんだ」

優子と広美はひとまず黙って一馬の話を聞いていた
だが話が終わると一呼吸の間をはさんで広美の拳が一馬の顔面にめり込んだ

「だからそういうのをな・・・ふ・ざ・け・て・るって言うんだよ!」
「い、いやこれには俺なりの覚悟が・・・」

口を開く一馬の顔に今度は優子のビンタが飛んできた

「一馬君の馬鹿!なんで最初から相談してくれないの!」
「それは悪かったって!でも優子を愛してる事には変わりないから!」
「何都合のイイ事言ってんだお前は!」

広美の拳が再び一馬の顔面に食い込む
続いて一馬の腕に鳴瀬川が抱きついて口を開いた

「私が一馬君に愛想つかして別れるなんてある訳ないじゃない!私がどれだけ一馬君を愛しているか知ってるくせに!」
「そ、そうだよな!優子は別れないよな!良かった!優子と別れる事にならなくて本当よかった!」
「だから都合いい所だけ拾うんじゃない!」

広美の拳がぐりぐりとネジのように一馬の顔面にねじ込まれていく
一馬は広美の拳を顔面から引き抜くと今度は広美に向き直って真剣な顔を作る

「広美、お前を愛している事も嘘じゃない」
「年上にお前とか言うんじゃない!」

広美のビンタが一馬の頬をひっぱたく

「スイマセン広美さん!愛してます!」
「はぁ・・・本当お前ってふざけた男だよ全く・・・」

広美は呆れたように息を吐くと鳴瀬川に顔を向けた

「で、鳴瀬川はいいのか?こういう事で」
「え?えーと・・・」

広美の言葉に今度は優子が頭を悩ませる

「この馬鹿が言ってる事はだ、鳴瀬川と付き合ったまま私とも付き合うって言う関係なんだが・・・それでいいのか?」
「せ・・・先生はいいんですか?」

「あぁ、鳴瀬川がそれでイイというなら・・・」
「・・・いいです。私、一馬君がそうしたいって言うなら構いません」

鳴瀬川の言葉に一馬が露骨に嬉しそうな顔をする
そのにやけた顔に広美のビンタが飛ぶ

「真剣な話してる時にニヤニヤするんじゃない!この馬鹿!」
「すんません・・・」
「一馬君大丈夫?ほら鼻血」

鳴瀬川はポケットからティッシュを取り出し一馬の鼻血を拭いてあげる

「全く、こんなふざけた男に惚れた私達が馬鹿なんだよなぁこういうのって・・・」
「そうですね・・・」

「あー、ところでさ・・・話もまとまった所で一つ確認しときたいんだが」
「何?」
「何だ?」

「泊まってく・・・よな?」
「うん」
「当然」

こうして一馬をめぐる広美と優子の関係は一馬が二人を同時に恋人にするという形で決着がついた

その後は雨降って地固まるの通り、打ち解けた後の宮野広美と鳴瀬川優子は仲良く左右から一馬に抱きついてイチャイチャと甘い時間を過ごしていた

リビングでテレビを眺めつつ、今まで一馬とどんな事があったのかを話題に楽しそうに話している
その中心にいる一馬は女同士の会話に積極的に参加する事はしなかったがその表情は嬉しさと安堵に満ちていた

両腕で花を抱えるように二人の恋人を抱き寄せご満悦の一馬
そんな状態でイチャイチャと過ごしている内に時刻は9時半を回っていた

「それでですねー」
「やっぱりねえー」
「あ、あー・・・会話が盛り上がってる所でなんだ・・・一つ提案があるんだが・・・」

「何?」
「何だ?」
「うん、その・・・俺そろそろ風呂入りたいんだけど・・・一緒に入らん?」

一馬の提案に二人は口をそろえて賛成の言葉を送った


This story is to be continued

母さんはセックスを断れないCG担当 黒木 一朗 (敬称略)
HPアドレス http://1st.geocities.jp/kuroki_kazuaki/